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全北バス会社、社会的合意案を拒否...批判の世論が沸き立つ

警察の過度なストライキ揺さぶりも

キョン・ウナ記者 2011.02.25 14:24

使用者側は、社会的合意案も拒否した。バスストライキは不法ストライキで、 民主労総は暴力集団だから対話はできないという名分と、複数労組が施行され る7月までストライキを引き延し、労組を破壊しようという意図は全く変わらな い。

さらに警察は虚偽の合意文を作って現場を歩き回った事実までわかり、会社も 組合員に形態メッセージを回して、懐柔に出ている。

民主党、市議長、市民社会団体、いっせいに使用者側を批判

使用者側に市民訴訟で責任を問う...事業主の免許権剥奪など強い行政力が必要

全北道の市民社会団体、民主党全北道党、全州市議会議長は使用者側が社会的 合意案を拒否したことについて2月24日、いっせいに論評して遺憾を表明した。

全北参与連帯をはじめとする10数団体が参加する全北市民社会団体連席会議は 「対話と交渉をやり直してバス事業事態を解決しろという各界各層の仲裁まで 拒否する使用者側の態度に怒りを禁じ得ない」とし「バス事業事態を長期化し ている使用者側の法律諮問を行い、市民訴訟でその責任を必ず問う」と明らか にした。

また「全羅北道と全州市は、対話を拒否して労組を無力化しようという意図で バスストライキを長期化させている使用者側に責任を問い、補助金回収、免許 取り消しなどの強い行政措置をしろ」と伝えた。

民主党全北道党は「今回のストライキは、法院の『団体交渉応諾仮処分決定文』 によって合法組織であり、そのため団体交渉のための行動は適法だ」とし、 「民主党に所属する全羅北道知事と全州市長は中央党の決定を受け、使用者側 が労働組合を認めて誠実に交渉に臨むよう努力してほしい」と頼んだ。

全州市議会のチョ・ジフン議長も『バスストライキの社会的合意のための市民 討論会に対する立場』を出し「使用者側は社会的合意案に肯定的な態度で検討 し、現実的な解決方案を模索しろ」と明らかにした。

進歩新党全北道党、民主労働党全北道党など20数団体が所属する『バスストラ イキの解決と完全公営制実現のための市民社会対策委』は、2月25日午前、市庁 の前で記者会見を開き「民主労総が百歩譲って社会的合意案を大胆に受け入れ ることにした今も、一貫して同じ話だけならべるバス事業主は何を信じている のか?」と反問した。

続いて「腐敗したキム・ワンジュ道知事と、無能なソン・ハジン市長、そして 事業主の操り人形に化けた全北警察と労働部全州支庁があるからだ」と指摘し 「今からでもキム・ワンジュ道知事は、バス長期化の責任を痛感して事業主の 免許剥奪と補助金回収など、すべての権限を動員しろ」と要求した。

分際を弁えぬ警察のストライキ揺さぶり工作

民主労総が社会的合意案を受け入れるという意思を示した24日、徳津警察署の 情報課長が虚偽の合意文を作り、各支会を歩き回って合意されたかのようにふ るまった事実があらわれた。

合意文には「使用者側は対話を約束し、組合員の便宜のために会社内に休憩室 を提供するよう努力する。労働側は運行を再開する」等の内容が含まれている だけで、労組認定は関しては何も言及されなかった。

情報課長は、シンソン旅客のイ・ソンボム支会長に接近し「労使双方が合意し たのに、民主労総が2人程反対しているだけだ。向うだけを信じず、共に解決し よう」と懐柔した。この知らせを聞いた組合員は「労組の事務室なく、休憩室 を得るためだけに苦労したのか」と強く反発した。

バスストライキ闘争本部のある関係者も「話す価値もない合意文だ。労組認定 の一言が入っていない」とし「情報課長が現場を歩き回り、ストライキ隊伍を 揺さぶろうとしている。分際を弁えない行動を続けるのなら、すべての手段を 動員して対応する」と怒りを表わした。

この他にも、警察はストライキ期間中ずっと、個人的に組合員に接近し「民主 労総の○○は給料をもらっているから、もっとストライキを引き延そうとして いるのだ」というように民主労総を誹謗し、組合員約200人を捜査するなど、積 極的にストライキ揺さぶりを続けた。

また、バス事業主による懐柔も続いている。24日、湖南旅客は組合員18人に 「民事・刑事上の訴訟をすべて取り下げるから会長と面談しよう」という携帯 メッセージを発送した。

バスストライキ80日、全州バス闘争勝利・全国労働者大会を開催へ

『民主労総2011闘争宣布および全州バス闘争勝利全国労働者大会』は、2月25日 午後3時に全州公設運動場の前で開催される。本大会後、全州市庁までデモ行進 し、市庁のノソン広場で整理集会を開催する予定だ。

民主労総全北本部は、「社会的合意仲裁案まで拒否するバス事業主を糾弾して、 仲裁案の受け入れによる解決を要求し、労働組合の合法性とストライキの正当 性も否定する越権行為を続けてストライキ長期化の原因を提供している労働部 と労働委員会、無能力と政経癒着、違法行為も躊躇しない全北道庁と全州市庁、 使用者側に立って労働者のスト権を弾圧する検察と警察への強力な警告、民主 労総の強力な闘争意志宣言が行われる予定」と伝えた。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-26 10:38:03 / Last modified on 2011-02-26 10:38:04 Copyright: Default

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