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現代車非正規職、非常対策委を構成...25日、5日間の上京闘争

非対委員長イ・ウンファ第4工場副代表、金属労組に特別会計監査要請

チョ・ソンウン記者 2011.02.24 12:14

役員の組合費流用と現代車の無差別大量懲戒など、つらく苦しい条件の中でも、 現代車非正規職支会はこれまでの混乱を乗り越えて非常対策委員会を構成し、 不法派遣撤廃正規職化闘争のため新しい決意を新たにした。

現代車非正規職支会は2月23日午後6時、支会の教育館で29次臨時代議員大会を 開き、支会運営と2次ストライキを導く非常対策委を構成、5日間の良才洞上京 闘争を代議員全員一致で決めた。

非常対策委「新任役員が当選するまで2派ストを指導、交渉権なく主要懸案は代議員大会で決定」

この日の臨時代議員大会でイ・サンス前支会長は、電話とEメールで、支会長を 辞任する意思を明らかにした。現代車非正規職支会の規則には、支会長が辞任 すると指導部が総辞職することになっている。

これにより代議員の同意を経て、ユン・ソゴン事務局長が臨時議長となり、 大会を進めた。

この日の臨時代議員大会では「支会役員の補欠選挙のために選挙管理委員会を 構成し、新任役員が当選するまで、支会の運営と2派ストライキを率いる非常 対策委員長を承認し、非常対策委員は事業部2人とする」と決めた。

非常対策委委員長にはイ・ウンファ第4工場副代表が選出され、各事業部から 1人の非対委員を選出した。あとの1人は組合員の意見と事業部会議の後に 選出することにした。

「われわれの闘争方向は8項目の要求の争奪だ」

▲ Rイ・ウンファ非対委員長

イ・ウンファ非対委員長は受諾演説で「難しい時期に連行されるかもしれない。 最後までやる。資本家の尻尾を絶対放さないと約束する。どんな闘争戦術でも 皆さんと共に、信じ、決意し、闘争したい」とし「4項目の議題に縛られるのは 時間を浪費するだけで、私たちが放棄することができない闘争方向はすべての 社内下請を正規職化しろという8項目の要求の争奪だ。8項目の要求はこれ以上 退けない私たちの切迫した要求で、900万非正規職の利害を代弁する要求」だと 強調した。

続いて「解雇懲戒を撤回させるために、われわれができるすべての力量を発揮 しなければならない。われわれの闘争もこれに合わせて強固な闘争に行くしか ない」とし「組合員はとても苦しく、揺れている時期だと思う。だがわれわれ は仲間であり運命共同体だ。自分が崩れれば仲間が崩れる。社側の離脱工作に 揺れることなく、しっかり労組に団結しよう。不足ながらも非対委員と共に 8項目の要求を争奪するためにすべての努力と犠牲を覚悟して闘争する」と決意を 表明した。

支会臨時代議員大会は、選管委の構成を決め、選管委の構成と選挙日程は非常 対策委に委任した。選管委の構成と選挙日程が非常対策委に委任されたことで、 選挙日程は不法派遣撤廃闘争の行方によって具体化される展望だ。

非常対策委の性格と役割についても議論した。非常対策委は補欠選挙で新任の 役員が当選するまで、不法派遣撤廃正規職化争奪のための2派ストライキを準備 し、指導する闘争指導部としての性格を明確にした。

またイ・サンス支会長が辞任したことで、一切の権限が非対委員長に渡るが、 交渉権はないと決めた。重要な懸案は代議員大会で決めることにした。

5日間の良才洞上京闘争、激論の末に決定

この日の臨時代議員大会では、5日間の良才洞上京闘争をめぐり代議員の間で 激しい討論が行われた。

「現場組合員と十分な疎通がなく、組合員の間での統一的な方向なく、現場の 動力を押し上げない状態での上京闘争は無理だ」という意見と「会社が懲戒を 乱発している。われわれが何の対応もせず、上京闘争もしなければ、会社は私 たちは何もしないと思うだろう。会社が全てを動員して弾圧しているのだから、 会社が嫌がることをしなければならない。懲戒者だけが上京しても、人数が多 いので、その人数でも会社に打撃を与えられる。上京して戦わなければならな い」という意見が鋭く対抗した。

論争は、懲戒局面を突破する一つの手段として上京闘争を組織しようという側 に傾いた。現代車の無差別な懲戒が一般の組合員にも拡大しており、組合員と 労組の幹部が分離しており、現代車の物理力で基本的な現場活動も封鎖されて いる状況が、組合員の同意を引き出した。

チェ・ウジョン組合員は「総会の時は、懲戒の初期だった。上京闘争を口実に して懲戒が拡大するのではないかと憂慮した。先進的な部分が工場の外に追い 出されることは損失なので反対した。だが、懲戒が拡大している」とし「私と しては、積極的な上京闘争に同意する。だが考慮すべきことは、現場が空洞化 してはいけないということだ。上京闘争は、解雇された60人仲間、停職者でも 十分な隊伍ができるだろう。この仲間たちを中心として上京闘争を組織しよう。 一般組合員に上京闘争を組織することは選択を強要するものだ。分裂が大きく なる。上京闘争を決意するが、中心は工場の外に押し出された仲間たちになら なければならない」と強調した。

キム・ウンヒョ代議員は「解雇者中心にしなければならないのか訊ねたい。行 くという組合員もいる。彼らを止める権利はない。行ける組合員を制裁するこ とはできない」とし「全組合員に公示したら良い。行ける組合員は上京闘争に 行かなければならない。25日の上京闘争は、現場と分離しない上京闘争になる だろう。上京闘争で学ぶこともある。行ける組合員は決意をすることが必要だ」 と反対意見を出した。

ユン・ソゴン代議員は「自分の決意を表明し、良才洞上京闘争に行く。多数の 代議員が上京闘争に行こうといっている。事業部代表の仲間がそれぞれの業者 を把握して、負担なく話をきいて、上京闘争の方式と戦術は非対委員が集まっ て具体的に決めたら良い」と提案した。イ・ウンファ非対委員長は「ソウル 上京闘争を決め、細かい戦術は非常対策委で決める」と代議員の同意を問い、 全員一致で5日間の良才洞上京闘争を決めた。

金属労組に特別会計監査を要請

現代車非正規職支会は「19日、総会を準備している時に組合費が不足している 事実を確認した。支会役員は23日まで、すべての事実を公開するために、事実 関係を確認した。そのために、ノ・ドグ主席副支会長、チェ・ジョンミン事務 局長、イ・サンス支会長と面談した」とし「イ・サンス支会長はカラオケ1回、 梅谷の賃貸アパートに入居する時に不足した保証金に組合費を使った後に返済 し、生活費の不足で組合費の一部を使ったが70万ウォンを返済できないという 事実を金属労組とパク・ミノ法規部長に語った内容を報告された」と述べた。

続いて「ノ・ドグ前主席副支会長は、20日の面会で組合費1400万ウォンを横領 した事実を認めた。チェ・ジョンミン前事務局長は、20日の午後の面談で、ノ・ ドグ主席副支会長が1400万ウォン、イ・サンス支会長が70万ウォン、チョン・ デセ組合員が25万ウォンを横領した事実を確認した」とし「支会役員は横領に かかわった支会長を排除して、全ての組合費と闘争基金使用内訳を22日の夕方 に受け取り検討したが、組合費通帳の取引き内訳が確認できず、その結果横領 の過程についての全般的な報告ができないことになった」と付け加えた。

支会は「臨時代議員大会でイ・ウニョン事務次長が、2月18日までにまとめた闘 争基金の使用内訳と、チェ・ジョンミン前事務局長がまとめた組合費使用内訳 全体、通帳取引き内訳書のコピー全体を公開して、代議員の検討を経て組合費 横領についての全般的な過程を確認したい」とし「また、自主的な監査で今回 の横領疑惑を明らかにできなかったので、金属労組の特別会計監査により徹底 的に明らかにし、透明に監査の結果を公開することが求められる」と提起した。

現代車非正規職支会の臨時代議員大会は「現代車非正規職支会は、金属労組に 特別会計監査を要請し、監査結果を全組合員に公開する」と決めた。(記事提携= 蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-25 10:49:34 / Last modified on 2011-02-25 10:49:35 Copyright: Default


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