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韓進重、172人解雇通知...労組「最後の闘争だ」

700余人の組合員が闘争に結合...労使対立増幅へ

ユン・ジヨン記者 2011.02.15 10:21

韓進重工業が予定通り、2月15日午前、172人の解雇を通知したことで、労使間 の対立がさらに激化する展望だ。

韓進重工業は15日午前、最初の解雇対象者の400人のうち、希望退職を申請した 228人を除く172人に解雇を通知した。韓進重工業支会関係者は「今朝、会社側 は支会に172人の解雇リストを送ってきた」と明らかにした。会社はすでに1月 12日、該当労働者に形態メッセージと郵便で一度解雇予告を通知している。

事実上、会社は2月11日から14日午前まで希望退職者申請を受けた後、14日午後 に解雇を通知する予定だったが、方針を変更し14日の深夜12時まで希望退職者 の申請を受け付けた。また14日午前には、釜山影島造船所と蔚山工場、大多浦 工場の3か所の職場閉鎖を断行した。

労使対立増幅...労組「最後の闘争だ」

2月14日午前5時30分頃、金属労組釜山梁山支部ムン・チョルサン支部長と韓進 重工業支会チェ・ギリョン支会長が、高さの50MのCT-17タワークレーンで高空 籠城に突入した。40日続いているキム・ジンスク指導委員の高空籠城に続く二 番目の無期限高空籠城だ。

▲左側高さ50mの17号タワークレーン、右側高さ35mの85号クレーン[出処:金属労組釜山梁山支部]

これにより労組は非常集結した後、工場の正門とクレーン死守隊を補強した。 労組は工場正門側を守っており、会社は新館正門を封鎖している。また組合員 700人ほどが生活館で徹夜座り込みを続けている。

そのため職場閉鎖を断行した韓進重工業は、公権力の投入も検討している状況 で、以後、労使間の対立はさらに増幅しそうだ。労組は解雇通知後も整理解雇 撤回のために最後まで闘争するという立場で、会社は彼らに対して損害賠償、 告訴、工場退去を要請している。

特に、使用者側の整理解雇方針と職場閉鎖にもかかわらず、まだ多くの組合員 が闘争に参加している。支会関係者は「解雇者の172人よりはるかに多い700人 の組合員が一緒に生きるために戦っている」と説明した。続いて彼は「今日は 午前9時と午後2時、そして7時30分に各々集会を開く予定」とし「以後明日10時、 不当解雇救済申請をはじめ法的訴訟などの闘争を進める」と明らかにした。

一方、労組は14日の午後2時、民主労総釜山本部の全幹部が集まる決意大会を開 いた。この席で、高空籠城中のムン・チョルサン支部長は「職場閉鎖はすでに 予想されていたことで、稚拙な争議方法」とし「組合員がみんな固く団結すれ ば必ず整理解雇を撤回できる」と強調した。

チェ・ギリョン支会長も「2月14日をはっきり記憶し、解雇される日ではなく、 生きるための新しい闘争を始める日だ」と強調し「最後の闘争だ。会社が整理 解雇を撤回しない限り決してクレーンを降りない」という決意を明らかにした。

また民主労総釜山本部は2月16日に予定された2011年代議員大会で『韓進重工業 に公権力が投入された時には全面ストライキを行い、決死の闘争をする』とい う特別決議文を採択する予定だ。民主労総の各連盟と市民団体は、韓進重工業 労働者の現場死守を支援し、公権力投入を阻止するために、2月14日から正門の 外の歩道に沿ってテントを設置している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-16 01:02:38 / Last modified on 2011-02-16 01:02:41 Copyright: Default

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