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警察、85号クレーンに乱入...韓進重組合員総会は中止

組合員の抗議で警察撤収、使用者側は問題解決の意志があるのか?

合同取材チーム 2011.11.09 18:30

韓進重工業労組が整理解雇事態解決のための『意見接近案』について、組合員 総会を開く直前、警察が影島造船所に乱入したため、事実上、今日の妥結は遠 のいた。また、警察の造船所乱入は、会社側の同意がなければ難しく、会社側 の問題解決の意志に疑問が提起されている。

韓進重労使は11月9日午前10時に本交渉を開き、整理解雇事態を解決するための 『意見接近案』を導出した。これにより金属労組と韓進重支会はその日の妥結 を目標として午後3時に整理解雇者に説明し、午後4時に組合員総会を開くこと にした。労組は、これによって組合員の意志が統一すれば、午後5時頃に85号 クレーンで308日間高空籠城しているキム・ジンスク指導委員と、クレーン中層で 座り込みをしているパク・ソンホ韓進重整理解雇撤回闘争委員会共同代表など 4人の座り込みを終わらせる計画だった。

だが、午後4時10分頃に警察が影島造船所東門から85号クレーンに入ってきた。 警察は『安全保護のために入ってきた』とし、85号クレーンへの通行を遮断した。

警察が造船所に乱入したというニュースが伝えられると、4時20分頃に韓進重支会 の常執幹部が確認のために85号クレーンへと向かった。また、当時、影島造船所 反対側の駐車場で韓進重工業解雇当事者への報告大会をしていたパク・サンチョル 金属労組委員長と解雇者は、会社側の制止を突破して造船所の中に入り、韓進重 組合員たちと共に85号クレーンに向かった。

続いて85号クレーンの周辺では『どうして警察がきたのか。今すぐ出て行け』 と抗議する組合員と警察の間で体当たりになった。警察は抗議する組合員を 捕まえるよう指示しながら写真を撮った。

85号クレーンの前に到着した組合員は座り混んで、警察の撤収を要求した。 このような組合員の撤収要求と韓進重支会、金属労組の強力な抗議が続き、 警察もまた当惑したようすが歴然としていた。警察は激しい抗議により東門から 抜け出た。

だが、85号クレーンの下に集まった組合員は『警察バスを影島区の外に移動さ せれば、85号クレーンの下から出る』と要求し、連座を続けた。

結局、この警察の乱入で、労組が開こうとしていた組合員総会が中止になり、 事態解決局面に冷水を浴びせる事態が発生した。

これについてパク・サンチョル金属労組委員長は、「解雇者と使用者側との意 見接近案を説明している時に警察兵力が85号クレーンに乱入したという知らせ を聞き、あわてた」と当時の状況を説明した。

パク・サンチョル委員長は、このような警察の乱入について「組合員が総会を 開こうとしているのに、警察兵力を85号クレーンに投入するのが常識的なこと か」と批判した。また「組合員は警察が85号クレーンを侵奪すると思って駆け つけた」とし、警察が組合員を刺激したと糾弾した。

パク委員長は「会社が門を開けなければ警察はどうして入ってきたのか」とし、 「会社が釈明しなければ組合員は理解できない」と明らかにした。

彼は「徹夜マラソン交渉で意見を狭め、会社側もキム・ジンスク指導委員と85 号クレーンの座込者について、歩いて出ていけるようにすると約束した」とし、 会社側が一方的に約束を破ったことを強調した。

続いて「労組が問題解決のために努力しているのに、こうして兵力を投入した ことは、会社側には問題解決の意志がないことを確認させるもの」と強く責任 を要求した。

パク委員長は総会に関する以後の日程についての質問に「今日の総会は失敗に 終わった。いつまた開けるのかは、また議論しなければならない。だが、会社 側は今日の事態について、明確に釈明をしろ」と伝えた。

一方、金属労組関係者は10日午前9時、解雇者と金属労組パク・サンチョル委員 長との懇談会があり、午後2時には組合員総会を再開すると伝えた。(メディア 忠清、蔚山労働ニュース合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-10 10:32:02 / Last modified on 2011-11-10 10:32:05 Copyright: Default

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