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全州現代車、正門封鎖コンテナを押し倒す

使用者側、非正規職解雇者の工場出入保障、コンテナ撤去および告訴・告発取り下げ

ムン・ジュヒョン記者 2011.09.22 16:46

元請・下請労働者の連帯闘争がなぜ重要なのか、労働者は生きる喜びを感じる 職場をいかにして守るべきかを見せる闘争が9月21日、現代車全州工場正門の前 で行われた。

112次現代車支部臨時代議員大会で、全州工場委員会のイ・ドンギ議長の動議で 代議員全員一致で決まった『労働弾圧粉砕総力闘争決意大会』が約2000人の 蔚山・牙山・全州工場元請・下請労働者の参加で進められた。

▲現代車労働者を遮ったコンテナは元下請の連帯で崩れた。

▲現代車元/下請連帯闘争は全州工場の正門封鎖を結局解体した。

8月31日、現代車全州非正規職解雇者14人の出入りを止め、使用者側の管理者が 物理力を行使して非正規職労働者が大怪我をした。それから22日間、現代車の 全州工場正門は、現代車労働者の美しい連帯と、無謀な労務管理に対する闘争 が共存する現場だった。

これにあわてた使用者側は、9月6日、金属労組主催決意大会の時、コンテナで 正門をがっちりと封鎖した。だが全州工場の元請・下請連帯闘争をさらに広げ ることになり、非正規職解雇者の工場進入を成功させた。

このように粘り強く闘争が続き、牙山工場で使用者側管理者の労務管理手帳が 発見されるなど、現代車による不法派遣を証明する資料の発見が続いた。これ に歩調をあわせ、現代車支部は全州工場の正門封鎖を実力で解除、元請・下請 連帯で非正規職解雇者工場出入問題を解決する意志を込め、21日の決意大会は 準備された。

「非正規職解雇者工場出入保障」、「コンテナ撤去および告訴・告発取り下げ」

5時の決意大会に先立ち、2時頃にイ・ギョンフン現代車支部長とイ・ドンギ 全州工場委員会議長、キム・ジョモ全州工場委員会事務局長は、現代車全州工場長 と会い、非正規職解雇者の工場出入などを協議した。

▲使用者側の全州工場労働者への弾圧、全州工場委員会イ・ドンギ議長は元下請連帯を強調し、弾圧に対抗しようと訴えた。

▲イ・ギョンフン現代車支部長はこの連帯闘争はやめないと約束した。

この席でイ・ギョンフン支部長をはじめとする労組の代表団は、「使用者側が 非正規職解雇者の出入りを止めることは、団体協約10条違反の行為だ。直ちに 出入を認めろ」と要求し「工場正門封鎖も解け」と強く要請した。

キム・ジョモ事務局長は「協議して、団体協約10条によって解雇者4人の自由な 出入を認め、10人は全州工場委員会の要請により出入を認めることに合意した」 と述べ「正門を封鎖していたコンテナは明日までに使用者側が除去することに した」と合意事項を語った。

その後、イ・ギョンフン支部長は「今回の事態によるすべての告訴告発も取り 下げることにした」と述べた。使用者側は9月6日の金属労組決意大会に関して、 非正規職支会の2人とチャムソリ記者を『建造物侵入』で告発していた。

現代車支部. 「元請・下請の美しい連帯精神を全国に拡大しよう」

全州工場委員会のイ・ドンギ議長は「非正規職解雇者の出入を使用者側が阻止 したことで始まった闘争だが、この闘争は正規職と非正規職を分断し、心の壁 を作り、労働者の現場権力を無力化しようとする現代車資本の策略」と話し、 「今、正規職だけの労組活動は限界に直面している。どの瞬間も全労働者の闘 いに広げなければならない」と闘争の意味を語った。

イ・ギョンフン支部長も「労働者が職場に行く正門に、鉄条網、コンテナがある」 と述べ、「現代車はここを刑務所のような場所にした」と現代車を糾弾した。

続いて「98年以後、私たちが見過ごしていたことが、私たちに矢になって戻っ てきた」とし「元請・下請の美しい連帯精神を必ず昇華させ、非正規職のない 世の中を共に作ろう」と決意を集めた。

この日、発言者は全員、全州工場の元請・下請連帯を高く評価した。牙山工場 で、悪どいと噂になった支援室長の派遣に触発された闘争が、1か月近く続いた が、元請・下請の闘争力は変わらない。そしてそうした闘争力がこの日の闘争 を組織させた。蔚山・牙山から来た労働者もこの点については誰もが共感した。

40分の決意大会の後、参加者は象徴儀式として正門に設置されたコンテナの 一部を引き下ろした。

非正規職3支会、「地労委の現代車の元請認定など、流れは私たちに」

一方、蔚山・牙山・全州3支会の非正規職労働者たちは、決意大会の後に、短く 略式集会を進めた。この席でイ・ヨンファ蔚山支会長は「資本家が仲違いさせ、 元請・下請を分断しようとしたが、正規職労働者が連帯を放棄しなかった」と し「美しい連帯を忘れること泣く闘争しよう」と話した。

▲非正規職3支会長

ソン・ソンフン牙山支会長は「元請・下請が団結すれば、使用者側も刺激はで きないという事実を確認した」とし「最近、現代車が私たちを解雇したという 地労委の判定を受けた。これから始める気持ちで闘争をしよう」と話した。

キム・ヒョチャン全州支会長は「われわれ非正規職支会の力が足りないかも知 れないが、闘争の熱意は正規職に劣らない」とし「無謀な弾圧を3支会と元請・ 下請の連帯で突破しよう」と語った。

イ・ギョンフン現代車支部長も略式集会に参加し、非正規職組合員に「一日で 全てを実現することはできないが、非正規職の処遇改善と連帯闘争を執行部の 任期の最後まで遂行する」と話した。

今後、現代車非正規職3支会は9月22日に果川労働部での抗議集会と現代車下請 セクハラ不当解雇上京闘争に参加するなどの連帯闘争を行う方針だ。そして、 国政監査に歩調をあわせ、来週から3支会は各地域検察庁前で1人デモをする予定だ。

現代車不法派遣撤廃闘争は、非正規職3支会の連帯闘争を越え、元請・下請連帯 闘争に拡張している。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-22 21:49:44 / Last modified on 2011-09-22 21:50:01 Copyright: Default

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