本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代非正規、合意案を拒否
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1296161184136St...
Status: published
View


現代車非正規職労組、現代車労使の合意案を拒否

「現代車労使合意書(案)は非正規職組合員をみんな殺す」

チョ・ソンウン記者 2011.01.27 09:14

1月26日午前に予定されていた6次現代車非正規職特別交渉は、現代車労使実務 協議合意書(案)を現代車非正規職3支会が拒否したことで、開かれなかった。 現代車非正規職支会は27日に争対委会議を開き、以後の闘争方針を決める予定だ。

現代車非正規職支会のイ・サンス支会長は、1月26日午後5時30分、水曜本館集会で、 この日午前に開かれた非正規職特別交渉事前交渉団会議の内容を報告し、「熱心に 闘争する仲間たちを排除する雇用保障案は決して受け入れない」とし、「私たちを 欺瞞する内容で、非正規職支会組合員をみんな殺す案なので、決して受けられない。 もう一度闘争をしよう」と訴えた。

▲5日、水曜本館集会をしている現代車非正規職支会組合員[出処:現代車非正規職支会]

現代車労使実務交渉合意書(案)「3支会解雇30余名台、懲戒最小化、仮差押さえ
解除、損賠、正規職化別途協議体構成議論、ドンソン第2工場解雇者就職斡旋」

現代車と現代車支部は25日に実務交渉を行い、合意書を作成して26日午前、 非正規職特別交渉事前交渉団会議に公開したという。

現代車労使は25日の実務交渉で「社内協力業者人員告訴告発、損害賠償」に対し、 「現代自動車は社内協力業者人員の事案を検討して、告訴告発を最小化して、 各業者は該当業者就業規則により懲戒手続きを進めるものの、事案別に検討し、 懲戒を最小化するようにして、損害賠償は社内下請業者人員の正規職化対策の 要求に関して別途の協議体で議論して、仮差押さえは解除する」と合意した。

告訴告発と懲戒は、非正規職3支会争対委員のおよそ30人ほどで行い、他の約 30人には重懲戒(解雇)、あとの人員は警告懲戒で議論したという。

現代車労使はまた「現代自動車と各業者は旧ドンソン企業所属勤労者のうち、 1項(告訴告発、損害賠償関連)に関する人員を除く人員に対して2011年2月末ま でに就職斡旋する」と合意した。

現代車非正規職シート1部のチョン・テゴン前代表とキム・ウンヒョ代表は除外 されたという。これは雇用保障絶対不可の5人の人員から2人に縮小された。

この他にも現代車労使は「現代自動車と各業者は非正規職支会役員と争対委員 に不法行為がなければ、社内の組合活動を認め、社内での身辺を保障する」と 合意した。不法行為をすれば、指導部の社内身辺保障はできないということだ。

続いて正規職化対策は「第一に、現代車支部は、社内協力業者人員の正規職化 対策の要求に関して、本合意締結後、別途の協議体を構成して、持続的に議論 し、新規人員の採用が確定した時は社内協力業者の人員を入れて採用すること を原則とする。ただし採用の割合などの施行方案は、別途協議する。第二に、 現代車労使は大法院判決で破棄差戻された「不当解雇および不当労働行為救済 再審判定取り消し訴訟(2008ド4367)の最終判決が2010年7月22日の大法院判決と 同じで確定した場合、社内協力業者人員の正規職化と、そのための工程再配置、 配置転換などを協議する。第三に、現代車労使は社内協力業者人員の正規職化 問題の根源的な解決のための法的判決を求めるために、本協議の終了後直ちに 具体的な方案を議論して、工程別、職務別代表人員を選定し、代表訴訟を行い、 その結果に従う。第四に、現代車労使は社内協力業者人員に対する賃金および 福祉などの処遇改善のために持続的に努力する」と合意した。

現代車労使は、別途の合意書(案)も作成した。現代車労使は「会社はJM単産に よる業者契約解止で発生した余裕人員(希望退職者含む)のうち1人を除いた人員 に対し、2011年2月末までに社内協力業者を通じて就職を斡旋し、2010年11月 15日以後の事態解決に関して、正規職組合員の告訴告発、損害賠償訴訟、懲戒 を最小化するようにし、仮差押さえは解除する」と別途合意した。

現代車非正規職3支会「受け入れられない」、現代車支部「今日の交渉が進められない」

現代車非正規職支会関係者は「現代車非正規職3支会は、現代車の労使合意書に 対して『われわれ組合員をみな殺す案だ。受け入れられない』と拒否した。こ れに対して現代車支部は『今日の交渉は進められない。すべての内容を公開する。 わが支部は最善の案を提示したが、支会が拒否したという基調の宣伝ビラを出す』 と言った」と明らかにした。

現代車非正規職3支会は事前交渉団会議の後、別途の会議で、現代車労使合意書 (案)に対する現代車非正規職3支会要求案を作り、3主体会議(金属労組、現代車 支部、現代車非正規職3支会)を開いて、合意書の文言と内容を点検したが、 結論が出せず次の会議で議論することにして終えた。

現代車非正規職3支会は「告訴告発取り下げ、解雇のない懲戒最小化、仮差押さ え解除、懲戒解雇および損害賠償は不法派遣交渉で議論、ドンソン企業、第2 工場解雇者の2月末までに全員就職斡旋、役員の社内労組活動および身辺保障、 2月14日までに不法派遣交渉団構成」を3支会の要求として確定したという。

現代車非正規職支会の関係者は「現代車の労使合意書を拒否すると、現代車は すぐ大量懲戒をして指導部の身辺が危険になるので、現代車支部はこれを武器 に再度圧力を加え、31日頃に交渉を進めるかもしれない」とし「だが合意書の いくつかの文言を修正して解決する問題ではない。4つの議題のどれ一つ妥協で きる事案ではない。大量懲戒と拘束などの弾圧に対抗し、八項目の要求を掲げ て2次全面ストライキを組織する」と明らかにした。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-28 05:46:24 / Last modified on 2011-01-28 05:46:24 Copyright: Default


世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について