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「ロッテグループ、複数労組の前に民主労組を根絶やしにしようとしている」

民主労総、全国的な共同闘争宣布

ユン・ジヨン記者 2011.01.26 18:48

労組を結成したという理由で解雇されたロッテデパート大田店の施設管理非正 規職労働者の闘争が90日になるが、民主労総は全国的な共同闘争を宣言した。

民主労総は1月26日午前、民主労総会議室で記者会見を開き、(株)ロッテショッ ピングの労組弾圧は、7月1日に施行される複数労組法の前に、民主労組の拡大 を阻止する動きだと主張した。ロッテデパートの非正規職労働者に加えられる 弾圧以外にも、美都波デパート労組でも似た弾圧が加えられているという。

ロッテデパート労組弾圧、「複数労組施行を前に民主労組を抹殺しようとしている」

ロッテデパート施設管理非正規職労働者は、昨年10月4日、労働組合を結成した。 不当な業務指示で苦しんできた33人の労働者が自分たちの権利を勝ち取るため に労働組合を作ったのだ。だが同月6日、労組設立を使用者側に通知した組合員 たちは、その後、各種の脅迫と懐柔に苦しめられた。民主労総のオム・ヨンソ プ大田本部長は、「労組が結成された後、使用者側は支会長に労組さえなくせ ば現場所長にすると懐柔し、組合員には盆暮れに9000ウォンのマグロ缶の代わ りにカルビセットをプレゼントすると懐柔した」と明らかにした。

結局、33人で出発した労組は、使用者側の懐柔で組合員が離脱し、会社は10月 末に残っていた24人の組合員全員を解雇した。解雇された組合員はデパートの 前でテント座り込みに突入したが、使用者側は用役を動員しテントを強制撤去 した。オム・ヨンソプ本部長は「用役職員は下請業者から雇ったのではなく、 ロッテショッピングが直接雇った」とし「労働庁で確認したが、ロッテが労組 の拡散を阻止するために中央でこの問題を判断した」と明らかにした。結局、 労組側は使用者側の直接の労組破壊行為により、事実上の使用者の位置を認め るものだと皆が話す。

ロッテデパート非正規職労働者の他にも、ロッテ美都波労組にも同じ圧力が作 用していた。ロッテショッピングが美都波デパートを買収した後、経営権を掲 げて労働者に職場移転を強要している。サービス連盟のカン・ギュヒョク委員 長は、「現在ロッテグループに残っている民主労組は美都波と損害保険の2か所 だけだ」とし「それで使用者側は美都波の組合員に、民主労総サービス連盟の 組合員をやめてロッテショッピングに転籍しろと脅迫している」と主張した。

続いてカン・ギュヒョク委員長は、「15年経理で働いていた女子職員をスーパー の生産コーナーに強制発令するなどの人事権を乱用している」として「結局、 美都波労組が民主労組の根源地だと判断して、7月1日の複数労組施行を控えて 民主労組を抹殺させようとしている」と強調した。民主労総の核心事業場で、 2000年に74日間の長期ストライキを行ったロッテホテル労組も昨年11月に民主 労総から脱退した。

▲ロッテデパート不買運動を行っている公共労組ロッテデパート支会

「ロッテの民主労組弾圧、全国的な闘争を組織する」

複数労組施行を前に、大企業をはじめとする公企業でも労組抹殺の疑惑が起き ている。そのため民主労総は、いつよりも強力な闘争と連帯を強調している。 ロッテデパートも個別事業場の闘争ではなく、民主労組抹殺政策に対する全国 的な闘争にしなければならないという。

民主労総のノ・ウジョン副委員長は、この日の記者会見文で「民主労総とサー ビス連盟、公共労組は共同闘争を基盤として2月末に大規模集会と地域全面スト ライキに突入する」とし「また広範囲な広報を通じ、ロッテの不道徳性を継続 的に告発する」と明らかにした。これに伴い、民主労総大田本部は2月16日に開 かれる定期代議員大会で全面ストライキを決意し、2月末から3月初めに全面 ストライキを組織する方針だ。

サービス連盟では、使用者側の組合員瓦解政策に対抗し、多数の組合員を引き 込んで労組を拡大していく計画だ。カン・ギュヒョク委員長は「毎週金曜には 全国6つの広域市道でロッテグループの正規職、非正規職を対象に産別労組加入 申込書を配っている」とし「7月の複数労組施行の前までに申込書の10%を回収 するだけで、2万人もの組合員が民主労組の旗を掲げる」と説明した。また彼は 「これは民主労組を認めないロッテグループとの全面戦争で、連盟の死活をか けて組合員拡大を実現する」と強調した。

公共労組のコ・ドンファン首席副委員長も、「長期闘争事業場の財政的困難に 対し、公共労組中執次元で決議して闘争基金を集めている。以後、別途の闘争 にも公共労組次元の格別の措置を用意していく」と明らかにした。この他にも 民主労総は『太っ腹チキン』で怒っている中小、零細商人との共同行動を進め、 不買運動の全国化を模索していく方針だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-27 04:15:54 / Last modified on 2011-01-27 04:16:00 Copyright: Default

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