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バス交渉決裂、「対話はするが、交渉はしない」

労組認定で意見の差、法律諮問を求めることに

キム・ヒョンジン記者 2011.01.22 19:24

全北バス労使交渉が再び決裂し、早期のストライキ解決を望む全州市民と全北 道民を無念がらせている。

1月14日から止まっているバス・ストライキ解決に向けた交渉が、1月21日、 全州市ボランティアセンターで再開されたが、『労組認定』についての意見を 曲げないバス事業主たちの反発でまた失敗に終わった。

▲21日全州市ボランティアセンターで再開された全北バス労使交渉.

この日、労使は『民事刑事上の告訴告発の取り下げ、懲戒解雇者撤回』という 2つの交渉議題には同意したが、『労組認定』の議題について使用者側は、 「7月1までは絶対に認められない」と決めつけ、交渉は破局に向かった。

これに対し、労働側が「労組認定について法律諮問を受けて、この問題に はっきりした結論を出そう。必要なら労働部全州支庁長の回答も受けよう」と 要請すると、使用者側は「今週末までは時間的に難しい。来週中にも法律諮問が 終わり次第、幹事を通じて日程を通知する」と労働側の提案を受け入れ、交渉は 終わった。

旧正月が目前に近付き、市民の怨めしそうな声が高まっている状況だが、バス 事業主は交渉を3〜4日は平気で遅らせる『ゆったり』した態度を取り続け、 参加した多くの人々は残念さを示した。

ある報道関係者はこうした使用者側の態度に「市民が不便を訴えているのに、 何をしているのか」と愚痴をならべていた。

▲労働側委員の反対側で2人の使用者側委員が目をとじて頭を下げている。

この日、使用者側の代表は「2つの事項(告訴告発取り下げ、懲戒撤回)が決まれ ば誰がここに署名するのか」という労働側の質問に「ここにいる人がそのまま やればいい」とし、この労使合意案についての最終署名さえ各事業主と支会長 の署名ではなく『代表者による略式署名』にするという下心を見せた。

全州市民、そして45日のストライキを続ける800人のバス労働者が厳寒の中で、 いらいらしながら交渉妥結を見ていたが、これをあざ笑うかのようにバス事業 主たちは「労組認定だけはできない」と主張を曲げなかった。

一方、21日の労使交渉を応援するために、バス労組組合員約30人がボランティア センターを訪問したことで、全北警察が戦闘警察2中隊を動員して建物の周辺を 封鎖するという笑えない事態が起き、市民の顰蹙を買った。(記事提携=チャムソリ)

▲バス組合員約30人が労使交渉の応援にセンターを訪問すると、全北警察は戦闘警察2中隊を送り、建物の周辺を封鎖した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-24 01:43:15 / Last modified on 2011-01-24 01:43:20 Copyright: Default

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