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「全北バス・ストライキ長期化は民主党の責任」

6日から民主党本部事務所占拠断食座り込み、ソン・ハッキュ代表との面談要求

ユン・ジヨン記者 2011.01.07 14:35

12月8日から一か月間ストライキ座り込みを続けている全北地域バス7事業場の 労組支会長が、6日の午後からソウル市汝矣島の民主党中央党事務所でハンスト を行っている。

彼らが民主党事務所に来た理由は、民主党が全北地域で執権与党と同じ役割を 果たしているのに、バス・ストライキの事態解決に消極的だからだ。実際に、 全北地域は全州市長、全北道知事、国会議員まで民主党が握っており、6.2地方 選挙では、民主党が全北地域で基礎議員137議席を当選させた。

それこそ全北は民主党の牙城だが、民主党は今回のバスストライキ事態の解決 には傍観者的な立場だ。12月16日、全北地域民主労働党、進歩新党、国民参与 党で構成される野3党は『バス跛行事態解決要求および大衆交通補助金実態調査 特別委員会(特別委)』を構成して事態の解決を要求したが、民主党は動かなかった。

▲全北地域バス7事業場労組支会長が、6日午後からソウル市汝矣島の民主党中央党事務所でハンストを続けている。[出処:公共運輸労組準備委]

また民主党全北道党は、1月6日に声明書を出し、8日に全羅北道全州市内で開催 する民主労総決意大会について「大規模な人員動員は、口蹄疫を拡散する原因 になる」とし「口蹄疫が静まるまで集会を延期してほしい」と要求した。

全羅北道全州地域が地盤だという鄭東泳議員も、5日、292次最高委員会議で 「全国から集まる大集会が口蹄疫拡散の導火線になる可能性が高い」とし、 「民主労総大集会前にこの問題を妥結し、口蹄疫拡散の恐怖を減らし、1か月 を超える市民の不便と苦痛を減らす」と明らかにした。

だが民主党がすぐ事態解決に出るかは未知数だ。パク・サフン運輸労組バス本 部長は「4日に鄭東泳議員と全州で会った。チョン議員は事態を解決したいとし、 市民仲裁団を設置した」とし「だが今回のストライキへの実効性ある対策を出 さず、事態解決の意志はリップサービスでしかない」と強調した。

特にバス労組は、今回のストライキ事態の直接の責任が民主党にあると主張し、 責任持って事態を解決しろと要求している。パク・サフン本部長は「民主党の 公認で当選したソン・ハジン全州市長は、労働者がストライキに突入するとす ぐ不法ストライキだと規定し、ストライキを長期化させる役割を果たした」と し「それだけでなく、労働者は高賃金を受けているなどの虚偽の情報を主張し、 使用者が不誠実交渉を続ける根拠を用意した」と批判した。

全北地域の7つのバス事業場(全北高速、第一旅客、湖南高速、シンソン旅客、 市民旅客、前日旅客、扶安スマイル交通)は、労組認定、賃金改善、勤労時間の 短縮、食事時間保障などを要求し、12月8日に全面ストに突入した。これまで 韓国労総に所属していたこれらの労組は労組幹部陣と使用者側が通常賃金を 100万ウォンに変えろなどの不当交渉に反発し、6月から8月に民主労総に結合した。

特に、バス労働者は一日15時間以上働いても120〜160万ウォンの低賃金で苦し んでおり、10〜20分程度の短い食事時間などで困難を訴えていた。だが使用者 側はこれまでの韓国労総労組を持ち出して複数労組法に反するとし、労組を認 めていない。そのため労組側の継続的な交渉要求にも応じず、彼らのストライ キを『不法ストライキ』と規定している。

一方、民主労総は8日午後に予定されていた全州市内での『全北バス全面ストライキ 勝利決意大会』を延期することにした。彼らは8日、声明書で「畜産農民の苦痛と、 これを見ている国民の憂慮に誰よりも深く共感する」と決意大会延期の理由を 明らかにした。だが、パク・チェワン雇用労働部長官が口蹄疫の拡散を理由に 集会の中断を要求したことに関しては、「口蹄疫拡散の1次的な責任があるのは 政府であり、安易な泥縄式の防疫対策を謝罪して反省しても足りない時に労組の 集会を妨害する意図で、的外れなことについて後になって騒ぎまくるのは とんでもない」と批判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-08 00:00:26 / Last modified on 2011-01-08 00:00:27 Copyright: Default

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