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現代車非正規職、整理解雇粉砕闘争に立ち上がる

現代車非正規職「組合員優先雇用保障の方針、果たして団結の方針か?」

チョ・ソンウン記者 2010.07.23 09:30

現代自動車非正規職支会は7月22日午前7時、鍛造正門前で出勤闘争を行い、続 いて現代車蔚山2工場本館前で整理解雇粉砕決意大会を開いた。

この日の決意大会は、整理解雇通知を受けた現代車2工場生産管理、艤装部所属 非正規職支会組合員と支会争対委員など50人余りが参加した。

現代車非正規職支会のイ・サンス支会長は「昨日の支会争対委会議で、2工場の 人員問題を解決しなければ闘争を続けると決めた。明日、正規職暫定合意総会 があるが、人員問題を解決するために最大限接近する」と述べた。

続いて「外注化、モジュール化、自動化、編成効率の名前で非正規職が工場の 外に追い出されている。簡単に退けば簡単に整理される。抵抗してまた抵抗す れば、使用者側は常に答を出す」と闘争を訴えた。

現代車非正規職支会シート事業部のソン・ミンス代議員は「私たちの戦いは終 わっておらず、今から開始だ。シート事業部でも2工場闘争に積極的に連帯して 共に連帯する」と連帯の気持を伝えた。

3工場のパク・ジョンピョン金属労組代議員は「2006年、2工場のように強力な 組織力があった。だが100人ほどが整理解雇されてとても苦しい工場に転落した。 死んだ工場を救おうと走り回っているが大変だ。使用者側はMD新車関連100人を 人員協議しようといっている。2工場の次は3工場だ。大変だが一人ずつ一人ず つを集め、私たちの力で雇用死守闘争を組織する」と決意を明らかにした。

決意大会に参加した組合員たちは8拍子のシュプレヒコールをあげた。「整理解雇 撤回しろ」、「人間らしく生きよう」、「非正規職撤廃しろ」。

現代車非正規職支会争対委会議、組合員優先雇用保障の方針を議論

イ・サンス支会長は7月21日午後3時40分に現代車正規職支部小会議室で進めら れた現代車非正規職3支会と現代車支部との懇談会の結果を報告した。

この日の懇談会には金属労組のキム・ヒョンウ副委員長をはじめとする幹部、 イ・サンス、ソン・ソンフン、カン・ソンヒ非正規職支会長と、現代車支部の カン・ジョンヒョン組織強化室長が参加した。

イ支会長は「支部との懇談会の前に3支会長が事前に会った。支部懇談会の時に 何を話すのかを議論した。全州支会長は『牙山、蔚山支会が独自に日程を決め ると問題になるのではないか、3支会の立場は互いに異なるが、支部と会って、 何の話ができて、24日の共同妥結が可能なのか』と問題提起した。議論の結果、 支会の懸案問題を認めるほかはない。これを尊重して、互いに対話して議論の 結果を共に持っていこうと話した。3支会長の議論では、大きく2つのことを決 めた。一つは公式的な元下請連帯会議で話を進めることにした。もう一つは3支 会の共同闘争についての現代車支部の連帯を要求することにした」と報告した。

続いて、懇談会に参加した現代車非正規職支会のキム・ソンミン会計監査は 「牙山支会と全州支会の間で論争があった。牙山支会長は夏休みの後に独自の 闘争を続けるべきだと提起し、全州支会長は使用者側から交渉委員への弾圧と 懲戒委が招集されるなどの問題が発生しているので現代車支部が代理交渉をし て持ってきた案を受けるということだった」と伝えた。

イ・サンス支会長は「カン・ジョンヒョン室長は今は本交渉中で時間がない、 具体的な問題は元下請連帯会議の手続きにしたがって議論しようと言って、本 交渉チームに要求案は優先的に伝えられる必要があると提起した。この日の懇 談会はまず15項目の追加要求案を伝え、使用者側提示案を要請する。二番目、 交渉方式(3者交渉または下請け集団交渉)への回答を要請する。三つ目、2010年 の賃金団体協議に関しては、公式の会議で進めると決め、これらの要求を交渉 チームに伝えたと理解している」と述べた。

また「23日に会社の提示案が出てきそうなので、案が出てくれば24日に3支会統 合共同争対委で立場を決めることにした。基本的に使用者側提示案には元請交 渉と業者集団交渉が入っていなければならない。支会の状況は変わったていな いので明日会社提示案が出れば支会緊急争対委を開いて議論して決めよう」と 提案した。

イ支会長は「2工場艤装部は25の工程を抜いた。今日付で個人休職通知を飛ばし ている。50日目に解雇通知されるのか見なければならない。支会組合員は優先 して雇用保障を確保して所要処を確認した後、転換配置する案を支部と議論す るつもりだ。組合員、非組合員区分するのは悪いと思うが、組合員たちは数年 間弾圧の中でも粘った。組合員としての違いを要求している。このような条件 の中で雇用問題は組合員を優先的に接近する必要がある。非組合員たちは警戒 心を持ち、組合員は自分の活動の土台を作れる」とし、案を争対委に投げたが 支会争対委員の誰もこれには問題提起しなかった。

この日の争対委会議では2工場組合員への組織化計画も共にたてた。整理解雇通 知者66人に対し支会2工場事業部委員会で独自に議論して、ライン工事期間と休 暇期間に組織化計画をたてることにして、争対委員は2工場闘争日程に積極的に 参加することに決めた。

2工場非正規職労働者、昼食食堂宣伝戦進行

2工場生産管理、議長所属非正規職支会組合員と争対委員は2工場食堂前で昼食 宣伝戦を進めた。

この日の昼食宣伝戦には17日に記者がインタビューした生産管理部組合員も参 加した。これらの組合員は「ただ出て行けば後悔しそうだった。戦うことにし た。支会も最後まで戦うといって、支会と一緒に力をあわせて闘う」、「大変 でも賛同したい気持だ」、「非正規職をなくし人間らしく生きたい」、「プラ カードを持つと責任感ができる。最後までやってみる」、「先輩たちが一か月 だが、一度やろうといった。実際にピケを持ったが何でもない。最後まで行っ てみる」と決意を明らかにした。

2工場の生産管理労働者たちはこの日の昼食宣伝戦にA4チラシを準備してきたが、 チラシ配れなかった。チラシの内容の生産管理労働者の闘争日程について非正 規職支会執行部とあらかじめ疎通できず、執行部との日程調整後にチラシを配 ることにしたという。

この日の昼食宣伝戦の過程では、現代車支部前執行部幹部だった正規職労働者 と非正規職支会争対委員の間で「入社逆順か、組合員優先雇用保障か」をめぐ り論争になった。正規職労働者は「昨年は入社逆順基準だったのに今年基準を 変えたら現場が混乱する」というのが核心要求であった。だが「なぜ私たちが 会社が悩む所要処について先に悩まなければならず、人員基準を用意しなけれ ばならないのか? 入社逆順といっても単語だけ変えた組合員優先雇用保障や下 請け労働者はバラバラにして、仕事をめぐって互いに競争して戦わせて団結を 破壊する事実上、使用者側の方針と同じだ。労組の方針は組合員、非組合員、 1人も解雇させるな! 雇用保障争奪のために最後まで闘争する」という問題も提 起された。議論に参加した争対委員はまたこの問題を真剣に検討することにし た。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-26 07:26:19 / Last modified on 2010-07-26 07:26:20 Copyright: Default

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