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益山病院20日目のストライキ、労使対立激化

労組、「使用者側は労組認定、誠実交渉、勤務環境改善を」

ユン・ジヨン記者 2010.07.18 18:45

益山病院のストライキが20日目をむかえているが、労組と病院側の対立はます ます激しくなっている。

[出処:保健医療労組]

現在、益山病院労組は病院側の労組弾圧と労組不認定、不誠実な交渉態度、劣 悪な労働条件をストライキの理由としている。病院側は2千時間のタイムオフ限 度時間を96時間だけ認め、組合事務室と広報掲示板提供を拒否しており、労組 は『使用者側が労組を認めない』と反発している状況である。

また劣悪な環境も組合員をストライキに追いやる理由として作用した。保健医 療労組によれば、「夜間看護師1人が50人ほどの患者を担当して、勤続年数8年 の職員の賃金がわずか120万ウォン水準」と明らかにした。

妊娠による差別も提起された。保健医療労組は「法的に保障されている出産休 暇3か月を寝て使うことも出来ない事例があったり、育児休職を請求する職員の 休暇使用権を保障しなかったという証言もある」とし「また本人が明確に同意 していない夜間勤労が勤務票で作成されたり、4回以上の夜間勤労をしなければ 病棟首長を提供しないなど、妊婦の夜間勤労も問題」と主張した。

[出処:保健医療労組]

このような劣悪な労働条件により、3月17日、職員は労働組合を結成したが病院 側は労働組合脱退と強要などの不当労働行為を続け、労組の反発はさらに強まっ ている。当初53人が加入して出発した労働組合はわずか1週間で130人の職員が 組合員になったが、現在は60余人に減っている。この理由について労組側は、 「中間管理者が直接自分の執務室に組合員を呼び、脱退を強要して脱退願書を 直接配った事例も証言されている」と主張している。

こうした状況で、使用者側は不誠実な交渉態度を維持し続けている実情だ。保 健医療労組は「4月1日から6月1日までの62日間、9回の団体交渉をしたが、益山 病院側は3回交渉を拒否し、医院長不参加、資料提出拒否、労組側交渉委員交渉 場出入封鎖などの行為を繰り返してきた」と主張した。実際に医院長はたった 一回しか交渉に参加せず、理事長はたった一度も交渉に出てこなかった。

益山病院労組は「現在の状況を早く打開するカギは病院側の決断」とし「病院 側が労働基本権を認めず不当労働行為を続けて誠実交渉を懈怠すれば、地域市 民社会と連帯して益山病院の現実を知らせ、闘争を拡大していく」と明らかに した。保健医療労組も2010年に新しく結成事業場として長期ストライキに入っ ただけに、産別労組の全体力量を結集して闘う立場だ。

[出処:保健医療労組]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-19 19:34:28 / Last modified on 2010-07-19 19:34:31 Copyright: Default

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