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「中労委、現代自動車交渉参加仲裁を」

現代自動車非正規職支会、中労委前で『元請使用者性』を要求

ユン・ジヨン記者 2010.07.16 17:45

中央労働委員会は7月16日午後2時から本調停会議を開き、現代自動車が非正規 職労働者との交渉に参加すべき当事者かどうかの議論を行い、調整手続きを終 える予定だ。

これに合わせて金属労組現代自動車牙山、蔚山、全州非正規職支会は16日1時 30分、調停会議が開かれる中央労働委員会別館で、元請使用者性争奪と中労委 対応記者会見を行った。

記者会見に参加したカン・ソンヒ現代車全州非正規職支会長は、これまでの地 方労働委員会の調整の過程で、労働委員会が元下請の操り人形になっていたと 批判した。彼は「7月2日の地方労働委員会で、労働者と資本家の中立的な位置 で仲裁案を出すことを希望したが、これは明白な誤算だった」と主張した。

カン・ソンヒ支会長は「調停期間は7月2日深夜12時までに終了しなければなら ず、2008年にも調停期間満了による調整終了判決を受け取った」とし「だが、 使用者側は何も案を出さず、調停委員会は午前2時30分までまた交渉をしろとい うとんでもない行政指導をした。これにより組合のストライキ闘争権限が縮小 された」と伝えた。

キム・ヒョンウ金属労組副委員長は記者会見文で、中央労働委員会の中立かつ 良心的な仲裁を要求した。彼は「金属労組現代自動車非正規職3支会が現代自動 車(株)に団体交渉を要求し、これによる調整申請をするのは、労働組合および 労働争議調停法に基づく正常な手続き」とし「したがって今日の調整で中央労 働委員会が団体交渉を意図的に懈怠する現代自動車の交渉参加を仲裁するか、 要求案の内容的な調停案を引き出す役割を遂行するよう要求する」と述べた。

現在現代自動車牙山、蔚山、全州非正規職支会の組合員は、『現代』のロゴが ついた自動車を生産するが、現代自動車に認められずにいる。下請け業者を通 じて雇用されたので現代自動車では元請の使用者性を否定しているためだ。

だが下請け業者の実質的な管理監督、そして工場運営と機資材も現代自動車の 管理下に置かれている。実際に現代自動車はコンベアシステムで運営されるの で、元請社と作業時間および作業日程が同じで、元請の道具と資材を使い、労 働者たちは元請班長の指揮を受けている元下請混成作業が行なわれている。

3月25日、大法院では現代重工業社内下請支会が提出した不当労働行為救済再審 判定取り消し訴訟で、現代重工業の使用者性を認めた。大法院は判決の理由と して、△会社が作業時間と作業日程を管理、統制し、△社内下請業者はすでに 確定した業務にどの勤労者を従事させるかだけを決定し、△元請会社が提供す る道具と資材を使用、△元請会社の直営勤労者とともに船舶建造業務に従事、 △元請会社工程管理者の指揮、監督下に置かれている点を上げた。

またソウル中央地法は、現代自動車牙山工場社内下請支会の勤労者地位確認訴 訟の判決で、現代重工業の判例と同じ趣旨で牙山工場社内下請労働者の勤労者 の地位を認めた。したがって金属労組現代自動車非正規職3支会が現代自動車に 団体交渉を要求するのは当然の権利だが、使用者側は組合の要求を回避してきた。

なお現代車非正規職3支会は記者会見の後、午後7時にソウル市良才洞の現代起 亜車グループ前で現代起亜車グループ非正規職共同キャンドル集会を開く。ま た19日には釜山、全北、忠南地労委対応闘争を展開し、19日の地労委の調整結 果により、20日から幹部ストライキに突入する予定だ。23日には3支会共同スト ライキ出征式を開き、24日の1次争対委会議で今後の闘争計画を樹立する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-17 01:11:10 / Last modified on 2010-07-17 01:11:11 Copyright: Default

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