本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代車非正規職支会、夜昼共同スト出征式日程を決定
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1278720613414St...
Status: published
View


現代車非正規職支会、夜昼共同ストライキ出征式の日程を決定

「非正規職自ら立ち上がらなければ誰も守ってくれない」

チョ・ソンウン記者 2010.07.09 10:55

現代車非正規職支会は7月8日正午、現代車蔚山工場1工場艤装部総合休憩室で、 1工場組合員懇談会を進めた。

この日の懇談会を組織するために非正規職支会の幹部と金属労組のキム・ヒョ ンウ副委員長は、1工場ライン巡回を進めた。1時間以上、艤装、生管、塗装、 ソヨル班まで、組合員がいるあちこちを直接訪ね、懇談会の趣旨を説明して参加 を訴えた。

一方、現代車の管理者たちは団体協約を理由に、金属労組キム・ヒョンウ副委 員長のライン巡回を遮った。金属労組のキム・ヒョンウ副委員長と非正規職支 会の幹部たちが強く抗議すると、管理者たちは「支部の常執幹部が同行しなけ ればならない、仕事を妨害してはならない」という条件を掲げて防いだが、結 局ライン巡回を防げなかった。

1工場組合員懇談会には60人ほどの非正規職組合員が参加した。

現代車非正規職支会のイ・サンス支会長は「使用者側と1工場事業部委員会がモ ジュール協議をしている。この時私たちが『自分の工程は生き残れるだろうか」 と考えた瞬間、工場から追い出される。基本的な行為がなければならない。正 規職組合員が元下請総雇用保障のピケッティングをしている。その場に非正規 職はいない。これではだめだ。非正規職雇用を守る何の行動もない。今こそ、 みなさんが行動する時だ」と団結闘争を訴えた。

続いて「1工場A/B組が現場委員会を構成した。昼食ピケッティングを正規職の 仲間たちと共に行うと決意した。このような皆さんの行動が雇用を守る第一歩 になるだろう。幹部だけに任せていると、今年の闘争はつぶれる。共にしなけ れば力も加わらず、交渉もできない。皆さんができることを見せてくれ。執行 部が幹部ストを注文している。執行部と幹部が先頭に立つ」と決意を示した。

懇談会に参加した正規職1工場議長事業部委員会のオム・ギルジョン代議員は 「1工場代議員非常懇談会をしていると、使用者側が金属労組副委員長のライン 巡回を妨害しているという報せに接した。現場運動がいかに後退しているのか 確認できるバロメーターだ」と現代車の運動状況を糾弾した。

続いて「新車が投入され、大々的な構造調整が予想される。3工場では516人を 投げたが288人は取り消させた。しかし使用者側は相変らず90人ほどの人員協議 を要求している。3工場の編成率は52%だ。1工場は51%だ。使用者側は編成率を 70%まで上げるといっている。編成率が1%上がると11人の余裕人材が発生する。 使用者側は1工場の艤装部に500人ほど余裕人材があると流している。1工場の非 正規職430〜440人を解雇しても人員は残る。これが現実だ」と問題の深刻性を 説明した。

オム・ギルジョン代議員は「艤装部の正規職労働者が総雇用保障で闘っている。 非正規職労働者が何をしているのか振り返ろう。今まで非正規職解決者の役割 をよくしてきた。しかし何も変わっていない。もうこの調子ではだめだと思う。 非正規職自らが立ち上がらなければ誰も守ってくれない。じっとしていれば使 用者側が振りかざす刃の前で、ただ飛ばされる。正規職組合員が自分の仕事な のになぜ立ち上がらないのかと問題提起する」と非正規職労働者の主体的な闘 争を要求した。

また「1工場の新車交渉は非正規職闘争だ。使用者側が投げる人員に正規職は1 人も含まれていない。第一歩が難しい。やれば雇用は守られるだろう。懇談会 が終わったら、どうすれば私たちの雇用が守れるのかそれぞれ議論してほしい。 模範答案はない。闘わなければ雇用は守れない。元下請総雇用保障のために私 が先頭に立つ。いくらやってもだめなら10月1日に新車が生産できないようにす ると頑張る。任期は9月30日までだ。次期代議員がマンアワー交渉をするように する。私の任期内に皆さんが闘えば、先頭に立つ。後をしっかり固めてほしい」 と決意を述べた。

金属労組のキム・ヒョンウ副委員長は「事業部委員会会議室の外に『組合員が 沈黙すれば現場が崩れ、活動家が崩れれば労働組合が崩れる』という標語があ る。これと同じだ。幹部だけではできない。執行部で出勤闘争、集会、ストラ イキの指針を決めれば非組合員も説得して、席に参加してくれ。仲間たちの前 で身を粉にして闘う」と闘争への参加を訴えた。

懇談会は短い昼休みだったので、組合員との討論はできなかった。1工場60人ほ どの組合員は懇談会の間、ずっと真剣に話を傾聴した。懇談会は「元下請労働 者団結闘争、元下請総雇用保障勝ち取ろう」というシュプレヒコールをあげて 終わった。

現代車非正規職支会6次交渉団会議、闘争戦術をめぐり意見の違い

現代車非正規職支会は8日午前10時、1工場事業部委員会会議室で6次交渉団会議 を開き、7月の闘争日程を採決して決めた。

この日の交渉団会議では、7月闘争計画をめぐり熱を帯びた討論が進められた。 核心の争点は、現代車非正規職支会執行部が提出した7月19日に予定されている 「2次地労委調整申請以後一切の調整を進めない」(20日から幹部ストライキに 入り、23日に3つの支会で残業拒否の後、昼夜共同スト出征式を開く)という案 に交渉委員が「組合員の動力を引き出すために、ストライキをせず3次調整で合 法的なスト権を確保し、8月に闘争しよう」という案を提出し、論争になった。

執行部の中で反対する交渉委員は「組合員、非組合員が参加しない幹部ストに は反対だ。組合員の動力を引き出せなければ幹部ストライキは無意味だ」とし 「ストライキせず3次地労委調整まで行こう。なぜならストライキをしても2工 場ライン工事で休暇なり8月になる。この期間に3次地労委調整に行って合法的 にスト権を確保すれば、組合員の動力を引き出して2.3工場の非正規職解雇問題 で戦える」と主張した。

非正規職支会執行部は「大法院の判例でも労働委員会が必ず調整決定後に争議 行為をする、その手続きが正当なものではないと判示している。つまり行政指 導を受けた後のストライキは手続き的に何の欠点もないということだ。また争 議権を確保しても、自然に闘争ができるものではなく使用者側は常に労働組合 の闘争を不法だという」とし「金属労組ストライキと連動し、元請使用者性の 問題を社会的な議題に拡大して金属労組ストライキ隊伍の援護を受け、10年闘 争の踏み台を用意すべき」と主張した。

またある交渉委員は「今まで正規職労組による代理交渉と職権調印の経験があ る。支部の仕上げの時点に支会長が賃金団体協議に署名させないためにも幹部 ストライキで準備しなければならない。署名ができないようにして、8月闘争を 作らなければならない」と主張することもした。

これにイ・サンス支会長は「署名はしないだろう。3支会の支会長が決めずに 交渉団全体会議の中で決める」と明らかにした。

熱い討論の末に案は結局採決に送られ、執行部案が多数案として通過した。非 正規職支会は10日に大田青少年修練館で開かれる現代車非正規職3支会交渉委員 修練会にこの日の交渉団会議で通過した多数案を持って参加することに決めた。

現代車非正規職の3つの支会は交渉委員修練会で、2010年賃金団体協議闘争方向 に対して全体討論と班別の討論をする。この日の討論で、3つの支会の互いに異 なる条件と闘争戦術をめぐる違いを越え、共同闘争、共同ストライキを引き出 せるかに注目される。

また交渉団修練会で現代車非正規職3支会は、共同代議員大会を開いて争議発生 決議とともに争対委を構成する予定だ。また15日に3つの支会で争議行為賛否投 票を行い、16日にはドンヒオート社内下請支会および起亜車分会が共に参加す るソウル市良才洞の現代・起亜車本社前キャンドル文化祭を開く計画だ。(記事 提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-10 09:10:13 / Last modified on 2010-07-10 09:10:16 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について