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金属ストライキ突入、「MB労働政策のために」

9日、11日4時間警告スト...納品業者スト、完成車該当ラインも稼動中断

キム・ヨンウク記者 2010.06.08 15:47

全国金属労組は、明日(6月9日)の4時間警告ストライキを始め、本格的な賃金- 団体協約更新のための闘争に突入する。金属労組は8日に全面ストライキ突入宣 言記者会見を行い、今週9日と11日にすでに準備された3万人が昼夜間組の4時間 ストライキを実施すると明らかにした。また、13日まで使用者の態度に変化が なければ来週15日からすべての残業と特別勤務を拒否し、ストライキ時間と規 模を拡大して15日(4時間)、16日〜17日(6時間)にストライキを行う。

その次の週には起亜車支部とGM大宇車支部も、交渉の状況によりストライキに 賛同する可能性が高い。起亜車支部は、会社側が専従181人を18人に減らし、各 種の労組活動支援も縮小すると言っており、交渉の突破口が見えない状況だ。 金属労組のパク・ユギ委員長は、「6月末には交渉が遅れて始まる起亜、GM大宇 が闘争に合流し、今顔合わせを始めた現代車支部も7月頃には闘争隊列に合流で き、自動車3社は7月頃に本格的な闘争をする」と展望した。

金属労組は「使用者たちは私たちの要求の検討どころか、一方的外注と用役を 拡大し、組合員の勤務形態変更と転換配置などを会社が一方的にできるように 団体協約の文句を変えようと言っている」とし「その上、金属労組を労使交渉 のパートナーとしている『唯一交渉団体』の文句まで消そうというケースも増 えており、労組を対話パートナーにしないと決心したようだ」と、ストライキ 突入の背景を説明した。

金属労組はまた、「例年と違う使用者たちのこうした態度の原因には、李明博 政権の労働政策がある」とし「政府が1月1日から労組専任者処遇保障と労組活 動保障を含む事業場団体協約をいっせいになくさせようとしているので、使用 者たちがこれを信じて労働組合破壊に没頭している」と非難の矛先を転じた。 金属労組は「少なからぬ事業場で、既存のとおり労組活動を保障すると言って いる所もあるが、政府が先頭に立ってそれを妨害している形」とし「政府の態 度は、労使対立が助長されようがしまいが押し通そうというもの」と指摘した。

金属労組のパク・ユギ委員長は、「現在の交渉進行状況を見ると、政府が出し た方が実際に可能な法なのかを訊ねたい」とし「起亜車は181人もの専従を自己 救済策を作って18人に減らせというが、法適用の2か月前にかっ払いをしておい て、18人に減らせとはとんでもない」と嘆いた。パク・ユギ委員長は「政府は 6月3日にタイムオフのマニュアルを提出したが、法施行の27日前に業務マニュ アルを出して181人を18人に減らせというのが常識か」と非難した。

今回の金属ストライキには500人以上の組合員を持つ斗山重工業、マンド、現代 ロテム、タタ大宇商用車、STX造船、韓進重工業などの事業場の組合員が大挙参 加する。また自動車完成社に序列納品(Just in sequence)をするダース、エコー プラスチック、テウォン産業、エムシート トン職序列事業場もストライキに賛 同する予定だ。金属労組によればこれらの事業場のストライキは完成車の該当 ライン稼動も止める。

金属労組はストライキと同時に各地域別に『民主労組死守、非正規職撤廃、 生活賃金争奪』ストライキ出征式を開催する。

一方、今回の金属ストライキはタイムオフ限度が主要争点中一つだが、民主労 総全体が連帯ストライキに突入しないものと見られる。民主労総は23日総力闘 争を予告しておいて来る10日闘本代表者会議で総連盟方針を確定する計画だ。

しかし事実上、上半期の全面ストライキを予告した主力事業場のスト突入は難 しいうえ、7日に予告した単位労組代表者決意大会も失敗に終わり、事実上6月 中のタイムオフ闘争は一度の大規模集会で終わる公算が大きい。保健医療労組 や事務金融連盟などが闘争を準備してはいるものの、6月中下旬に調整申請をす る予定なので、タイムオフが本格実施される7月になってやっと闘争に入ること になる。結局金属のように各産別連盟が使用者団体などと独自交渉でタイムオ フ限度問題を解決することになりそうだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-06-10 01:15:13 / Last modified on 2010-06-10 01:15:14 Copyright: Default

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