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ヴァレオ、本社前の無期限野宿座り込みに突入

[ヴァレオ遠征闘争]暑さの中、野宿座り込みに突入

ヴァレオ遠征闘争団2010.05.25 15:27

19日目の今日から、ヴァレオグループ本社前無期限野宿闘争を始めることになっ た。今日のここの天気は最高29度を記録した。先週はとても寒く、雨が降らな い日も保温のために雨具を着ていたのに、昨日と今日は30度に迫る真昼の気温 は、殺人的なほどだ。ここパリの暑さは韓国とは違い、乾燥した暑さだ。太鼓、 寝袋に食べ物まで、座り込み物品を背負って本社までの1時間以上を地下鉄に乗 り、階段を上がり、重い荷物のキャリア(荷物カバン)まで引っ張って本社前に 到着した遠征団は、みんな死ぬ寸前だ。突然暑くなった慣れない天候で疲れが 一度に出るようだ。

▲フランス ヴァレオ本社前で遠征闘争団が連座座り込みを繰り広げている[出処:遠征闘争団]

暑さの中で野宿座り込み突入

「国際局長と支部教育部長はすぐ宿舎に帰ります。座込み場は私たちが少し休 んで整理するから」苦しい吐息をつきながら、イ・デウ同志が一言言う。遠征 団は現在、明日からここで開かれるOECD労組諮問委員会総会に合わせてCGTをは じめとするフランスのナショナルセンターと国際金属労連(IMF)の会議に出席す るため、今日到着する民主労総国際部長までヴァレオグループのOECD多国籍企 業ガイドライン違反の件の提訴をする準備の真っ最中だ。

みんな早く宿舎に帰れというが、足が動かない。やることは多いのに終わらな い感じ、そしてこの慣れない所で電気の明かりもなく、水一杯、トイレ一回ゆっ くり利用できない所に仲間をおいて行かなければならないのは寂しい。テント を張れず、本社正門の入口につき出している軒を屋根にして、仲間たちは今日 からここで眠らなければならない。今日は暑くて、全身が汗びっしょりなのに、 体を洗えるのか... しかし元気を出して、そしてさっそうと「では御苦労さま!」 と言って足の方向を変える。

宿舎に戻るとチョン・ヘウォン同志はコンピュータの前で、私たちが出て行っ た時の姿で座っている。告訴状を作る時に必要なあれこれの証明資料と文書を 準備していた。ワンルームの一間の空間に成人七人がごちゃごちゃに暮してい たのに、三人ずつの食事はぎごちない。夕方になってやっと残った食べ物を食 べるのがすべてだ。ただし明日の朝、見慣れぬ通り、固い石の地面で疲れる眠 りを求めた仲間たちに何かをしてやりたくて、あれこれ用意するが、あまり多 くのことはできない。せいぜい海苔をあぶりタレを作ってキムチの代用に買っ たたくあんで味付けして....

座込み場に支援物品殺到「ピザ4枚、飲み物1本、現金3ユーロ」

別名ヴァレオパリ分会長と言うイ・デウ同志に電話をかけてみる。「どうです か? 夕食は?」「さっき包んできたご飯を食べた... ところで支援物品がいっぱ い入ってきた」。「へぇ〜? どういうことですか?」ピザ4枚、飲み物1本、現金 3ユーロ(韓貨約5千ウォン)を通りがかりの市民が渡してくれたという。「何て 言って渡しかのです?」「わからない... まあ、頑張れと言ったんでしょう」 「休めましたか?」「ああ、プラカードでごみが入らないようにうまく作った。 心配せず明日ゆっくり出て来い」「いや、出勤闘争時間に合わせて行きますね。 ピザはみんな食べずに残しておきますよ。そして何があるかわからないから気 を付けてください。皆によく休んでくださいと伝えて下さい」。そうして20日 間、24時間一緒にいた私の仲間に切ないあいさつをする。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-27 02:59:52 / Last modified on 2010-05-27 02:59:54 Copyright: Default

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