錦湖タイヤ非正規職、4月30日から全面スト

3か月分の賃金未払い、最低賃金より低く賃金カット要求も

錦湖タイヤ非正規職労働者が4月30日午前班から全面ストライキに突入する。全 国金属労働組合錦湖タイヤ非正規職支会(支会長パク・ヨンス)は「請負業者の 未払い賃金未支給と2010年賃金団体協約改悪案に関して全面ストを決めた」と 明らかにした。

▲4月27日午前班から無期限4時間部分ストに突入した錦湖タイヤ非正規職支会［出処:金属労組光州全南支部］

現在、錦湖タイヤの下請業者は3か月(1月〜3月)分の賃金が払われていない。ま た、2010年には賃金10%削減、賞与金100%削減を要求している上、生理休暇廃止、 年次手当て縮小、月次手当て廃止を要求している。錦湖タイヤ非正規職労働者 の2/3が今年の最低賃金より40ウォン多い時給4150ウォンの状況での10%削減は、 最低賃金法違反の余地もある。

非正規職支会は4月23日に記者会見を行い「債権団と錦湖資本は2009年12月から 非正規職労働者の賃金を払わず、非正規職労働者は家庭生活の破綻と信用不良 の危機に直面しており、深刻な苦痛をあじわっている」と非難した。錦湖タイ ヤ正規職労使は4月22日に賃金団体協議調印式を終え、正規職の未払い賃金のう ち12月と1月の給与を23日に支給した。しかし、債権団と錦湖社側は非正規職の 未払い賃金は支払えないという立場だ。

錦湖タイヤ非正規職支会は4月24日から錦湖タイヤ正門前でテント座り込みを始 めた。また27日からは毎日4時間部分ストをしている。非正規職支会ストライキ の出征式は30日の午後3時、光州工場ストライキ広場で400人程が参加する予定だ。

錦湖タイヤ非正規職支会は2003年11月24日に設立され、現場の一部工程と運輸、 警備、食堂、美化業務を遂行する労働者420余人で構成されている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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