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泣きすぎて金魚の目になった

[現代車非正規職占拠座り込み日記](4)座り込み6〜7日目

キム・ミジン(現代車非正規職支会) 2010.12.17 15:23

11月20日占拠6日目

朝から騒々しかった。雰囲気が尋常ではなかった。外では48時間の座り込みを 準備していて、第2工場私の友人のチナン、ドンハ、チョンシク、チェタクなど の親しい兄弟ウイボンまでみんな第1工場を守ってやるから心配するなと言う。

私は彼らがいるから恐くない。私には金はなくても私を心から心配して一緒に する私の友人と職場の同僚と兄弟と仲間たちがいるから恐ろしくもつらくもない。

階段の下が騒々しくなり、自動的に駆け降りて、非常を叫んだ。あっという間 に修羅場になった。回って降りてくる所にも管理者が押しかけようとし、階段 も騒々しかった。マイク500本の声で非常を叫び、我を忘れて持ち場を死守しろ と叫んだ。恐ろくはなかったが震えてはいた。心臓が飛び出してきそうだった。

そして私たちと連帯する正規職代議員さんが助けてくれて一息ついた。イ・サ ンス支会長(現代車非正規職支会長)が階段に降りて行って叫んだ。代議員さん、 ありがとう。そして管理者を見て叫んだ。「上がってこないで下さい。上がっ てくれば死にます」。そして目に涙がにじんだ。

この話はソンウクが第1工場代表に聞いた。自分でも知らないうちにその姿を見 て、かっとしたという。

晩になった。朝食昼食あれこれ考えながら過ごして晩。

悲しくて、いや胸につかえているというより、何かが打ち込まれたように痛く て痛くて胸を打ちながら泣いた。ファン・イナ同志の焼身の知らせを聞いて、 こんなに胸を打って泣いている。なぜこんなにまでしなければならないのか... 当然のことを要求している私たちが。

11月21日占拠7日目

昨日とてもたくさん泣いたためか、目が金魚の目のようになった。第1工場代表 も、支会長も、首席も皆泣いた。

男は女が泣くのを見ると気持ちが弱くなるという。だが私は男の涙を見ると、 胸が張り裂けそうに痛い。男の涙をあまり見たことがなかったためか、男が 泣くのは心が痛い。

ファン・イナ同志は幸いだ。生命に支障がないという。全身に火傷をして何度 かの手術をするのかもしれないが、われわれは幸運だという。私も幸運だといっ た。一方で怒りたくなる。幸いだと言う自分自身に...

私たちは一生を、いや、今までこうして暮した。何が幸運なのか? こんなにま でしなければならない状況に責任を問い、ファン同志を焼身までさせた現代車 に、一生補償して、いっそ同じ苦痛にあってみろと怒鳴りたい。

命は取りとめて幸いだというのではなく、焼身せず正常で安らかな人生を暮せ る人、暮しているそんな人をこんなことにしたやつらは幸いだと言ってそのま まにしてはいけないということだ。殺したいほど怒る。人間ではない。獣より ひどい。人間の仮面をかぶっているのは明らかだ。

私たちはファン同志の犠牲で最初の週末を何の事もなく無事に過ごした。 ファン・イナ同志の最後の言葉を胸に深く刻む。

非正規職正規職化闘争で必ず勝ってくれと。第1工場占拠座込者は絶対に あきらめずに勝って降りてこいと...

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-18 03:15:36 / Last modified on 2010-12-18 03:15:38 Copyright: Default

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