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全州バス交渉決裂、全州市の一人占めが一役

バス闘争本部、「全州市と使用者側、問題解決の意志が確認できない」

キム・ヒョンジン記者 2010.12.16 07:59

バスのストライキ8日目になって実現した労使交渉が決裂したことに対して「全 州市の成果一人占め」が一つの原因に作用したと指摘されている。全州市が成 果を一人占めするために、他の関連機関(全羅北道など)との議論を排除して、 「まず全州市内バスを正常化」に固執し、交渉がうまく進まなかったという。

全北バス労働者全面スト闘争本部は決裂直後に声明を出し「全州市と使用者側 が、全州市内バスの問題についての議論に限定しようと固執したことで決裂し た」とし、これは「全州市と使用者側が積極的に問題を解決する意志が確認で きなかった」と全州市と使用者側を同時に非難した。

バス労働組合交渉団は7つの事業場がストライキをしており、すべて「労働組合認定、 誠実交渉」という同じ要求をしているだけに、7つの事業場すべてが参加する 共同交渉を強調してきた。

これまでバス会社が韓国労総と19の事業場すべて、バス運送事業組合を通じて 共同交渉を進めてきた点を指摘し、こうした状況なのに市外バスと市内バスが 違うとし、共同交渉を回避するのはつじつまが合わないという説明だ。

闘争本部はさらに、この日の交渉に参加した全州市内バス共同管理委員会代表 が「市内と市外の組合員が一緒にいる湖南高速道路市内組合員の問題だけを扱 おうと我を張った」と主張した。

彼らは7つのバス事業場の代表が共同で交渉場に出てきたり、彼らから交渉権を 委任された代表団を早く構成して交渉するよう強く要求した。

[2信]全北バス労使交渉、交渉団構成に意見の差...決裂

7社交渉団設置を vs 全州市5社だけしよう

関心を集めていた全北バスの1次交渉が決裂した。交渉は使用者側交渉団構成に 対する意見の差を狭められないまま1時間もたたないうちに終わった。

この日の交渉は全州雇用支援センター5階の会議室で3時頃から始まり、労働側 は運輸労組バス本部、民主労総全北本部、バス7ケ支会代表者が出席、使用者側 からは全北高速と扶安スマイル交通を除く全州市のバス5社の代表が協議した。

この席で労働側は「同時ストライキ、共同交渉の原則により、使用者側も7社の 代表が全員出てきて誠実に交渉に臨め」と要求した。

これに対して使用者側は「全州市内の5社で充分で、他社(全北高速、扶安スマ イル交通)には権限もない」と対抗した。

結局、労使双方は交渉団構成から難航して、決裂を宣言した。交渉直後パク・ サフン バス本部長は「共同交渉に対する私たちの意志は確かだ」と述べ、 交渉団の構成に譲歩はありえないという点を強く主張した。

[1信]15日午後3時、バス労使1次交渉開始

ストライキ解決の端緒になるか...期待、憂慮が半々

全北バスのストライキが8日目をむかえ、労使交渉の最初のテーブルが用意され た。バス労組の対策作りの要求に無返答だった全州市は、14日から前向きな姿 勢を示し、労組と使用者側代表者と次々に面談した後の決定だ。

全北地域バス事業場の労使代表者は12月15日午後3時に、全州雇用支援センター 5階の会議室で1次交渉を行う。これまで労使が激しく対立し、ストライキの長 期化が予想されていた状況での交渉で、この席がストライキ解決の端緒になる かに世間の耳目が集まっている。

だがまた使用者側が前のように交渉の約束だけして、地域社会の非難を一時的 に逃れようとして交渉に臨めば、むしろ状況は前よりさらに激しい抵抗に突き 当たるという憂慮も大きい。とにかく問題解決のボールは今、労使交渉テーブル に渡った。

現在、労働側は労組認定と勤労条件改善などを含む団体交渉を、使用者側は 複数労組禁止と通常賃金訴えの取下げを主張して対抗している。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-17 14:24:07 / Last modified on 2010-12-17 14:24:09 Copyright: Default

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