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「信じて降りてきたのだから最後まで責任を取ろう」

[コラム]非正規職第2闘争、正規職支部が責任を取れ

ハ・ブヨン(蔚山革新ネットワーク) 2010.12.15 19:02

誰もが、現代車非正規職闘争は25日の占拠座り込みを解除して降りてきたこと で終わったのてはなく、新しい始まりだと言う。孤立無援・四面楚歌に追い込 まれ、『交渉と同時に座り込み解除』を受け入れざるをえなかった境遇も理解 し、それまでの闘争を成果的に整理し、不確かな交渉だけに依存せず第2の闘争 を準備すれば、交渉も解決すると予測する。

▲9日に座り込みを解除して座込場入口で開いた記者会見。

現代車は不法派遣撤廃・正規職化という闘争の本来の目標を、座り込み解除す る9日の顔合わせでも否定した。非正規職問題は直接交渉の対象ではないため、 交渉でさえない協議だという点だけを強調したため、元下請の使用者と労働者 が会う五者交渉テーブルの正体も曖昧で、現代車の前向きな姿勢と真摯な成果 を望む国民の期待に冷水を浴びせ14日午後2時に初めての会合を持った。

現代車非正規職支会は、現代車元請との闘争よりも正規職支部の連帯と支持の ほうが難しいという現実を認め、涙とともに座込場から出てきた。現在の準備 の状態と闘争力では、正規職支部の連帯なく独自で正面突破するのは難しく、 交渉局面への転換で組織力を保存して新しい突破口を見い出さなければならな い切迫した状況の連続だ。彼らが正規職支部、野4党国会議員、金属労組中央 争対委の会議などを総合的に判断して『交渉と同時に座り込み解除』を受け入 れたが、最大の影響力は結局、正規職支部のゼネスト賛否投票での否決の憂慮 と、のりまき連帯と呼ばれる美しい連帯が常執の座込場からの撤収と共に終わる 崖っぷちに追いやられ、緊迫した中で決定されたのだろう。

非正規職支会の指導部と組合員は、否決が明らかなゼネスト賛否投票の強行、 圧迫を越え、脅迫の水準に聞こえる『身を引く』という通知を悲しみ、侮辱感 で自尊心を傷つけられたが、彼らは不法派遣正規職化争奪という最終目標のた めに最後まで正規職支部の連帯の紐帯を離さなかった。

自分たちの要求貫徹のために、いろいろ考えて絞り出した要求事項がいつも変 わり、上級団体との会議の結果も翻意されたり拒否されるのが外部勢力の扇動 だと罵倒されても、彼らは我慢して、最後まで総会で指導部に交渉権を委任す る秩序正しい態度を維持した。「労組が労組を信じられないのか」という正規職 支部長の願望と叱責をそのまま疑わずに受け入れることを秩序整然と決めたのだ。

要求のとおりに非正規職支会が正規職支部を信じて降りてきたのだから、今か らは正規職支部が連帯の水準を越えて、さらに大きな責任を負わなければなら ない。今は正規職支部は仲裁者ではなく当事者であり、責任者として不法派遣 問題解決の主体になるべきだ。ストライキと座り込み参加者の円満な現場復帰 と身辺保障、交渉による不法派遣解決の突破口を作ることなどにより、正規職 支部が座り込み解除だけ先頭に立ったと言われて美しい連帯の真正性に汚点を つけないように信頼を確保しなければならない。その信頼を担保するためにも 正規職支部は現代車が交渉を回避したり欺瞞すれば、1社1組織の規定改正で、 非正規職を正規職組合員として直接加入させ、闘争の約束と宣言をするべきだ。

現代車は、不法派遣の確定判決は出ていないというが、実際に判決が出れば チェ・ビョンスン組合員一人だけにしか当てはまらないと言い逃れるのは明ら かだ。判決で1人でも2人でも、現代車の不法派遣は不法派遣だ。この時から、 非正規職問題でなく、正規職支部の問題になる。正規職支部が特別交渉を要求 し、不法派遣を解決する主体であり、当事者になるのだ。

現代車の非正規職問題は不法派遣の正規職化ですべてが解決するのではない。 残された非正規職使用理由制限、正規職雇用安定と連係し、内部の労働市場を どう運営するのか、そのルールとシステムを導入する代案作りが急がれる。

今から支部の組合員教育の時間に、不法派遣と正規職化の正当性について意識 改革教育を強化しなければならない。第2の闘争は、連帯でなく、正規職支部が 責任を持って遂行しなければならないのは火を見るより明らかだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-16 04:14:01 / Last modified on 2010-12-16 04:14:55 Copyright: Default

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