本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代車非正規職インタビュー
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1292358358674St...
Status: published
View


「交渉に期待するだけでなく、闘争計画を提出しろ」

[インタビュー]現代車非正規職キム・ウンヒョ代議員とドンソン企業組合員

チョ・ソンウン記者 2010.12.14 17:45

12月14日午前10時、北区非正規職センター教育室で現代車支部とドンソン企業 の組合員が懇談会を開いた。現代車支部はこの席で選別復帰案を提示したと言 う。現代車非正規職支会のキム・ウンヒョ代議員とドンソン企業組合員に会い、 支部の選別復帰案についての思いを聞いた。

現代車非正規職支会のキム・ウンヒョ シート代議員は支部の選別復職案を拒否 し「われわれは不法派遣撤廃正規職化争奪闘争をしているので、名ばかり社長 との奴隷契約を締結するために25日間を戦ったのではない」とし「交渉に期待 するだけだ。交渉の結果を見ようというが、闘争を準備しなければならない。 もう会社は分断してまた団結を破壊しようとしている。会社はいつ入ってくる のかと懐柔、脅迫している。今、支会争対委は交渉だけに期待せず、2次闘争の 準備をしているのなら、闘争計画を具体的に提出すべきだと思う」と述べた。

現代車支部からは誰が出てきたか?

現代車支部イ・サンス主席副支部長をはじめ事務局長、組織強化室長、シート 事業部代表、全州委員会、女性代表などがきた。

支部が提示した案は?

ドンソン企業組合員29人T.O.(定員.TO)うち正規職が六つの職を蹴って入ってき た。2人は転換配置で入ってきたし、4人は既存のシート事業部の正規職だが、 こちらにきたといった。

残りの6つはリコール形式、また他の6つは一時正規T.O.に転換して入ってきた といった。

それで今すぐ投入可能なT.O.は11個だという。黒板に書き込んだが、なぜ書き 込んだのかと聞くと、状況を説明するためだといった。

支部では今の状況がそうで、本交渉で解かなければならないという。だがどの ように解くかは話さなかった。

本工場に29人を復帰させると決めても、みんなシート事業部に入るかはわから ない。29人入れるように最大限努力するが状況はそうだといった。

支部の選別復帰案について組合員はどんな立場を取ったか?

われわれは最初の目標と変っていない。元請との直接契約が残っている。われ われはドンソン企業に入るために闘ったのではない。こうして選別復帰で分断 しているのではないかと抗議した。

支部は、そうではなく、そんな状況だと説明したのだと話した。

懇談会の性格はどうだったか?

支会争対委がなぜ懇談会を決めたのかわからない。問題がある。いくつかのT.O. で入るかどうか脅迫したのだ。

このような案を受けるために闘争を始めたのではない。支会争対委がこうした 席を用意したこと自体が不快だ。組合員の意を直接的に聞く窓口もなくシート 代議員が現場に入るルートもない。なぜ懇談会を決めたのか、執行部が確固た る意志があるのならやめるべきで、言葉だけで意志はないような不信を与える。

指針に伴わなければならないが、団結を破壊するために入るなら、指導部が切 らなければならないのに、指導部は組合員が決めろと投げた。

はっきり案が見えるような懇談会はいけないと思う。私たちが懇談会を要請し たのでもなく、支会争対委が携帯メールで行けと通知するのは必要ない。

われわれは初心のままだ。支会争対委は懇談会を決め、これから闘争する意志 があるのかを確認しようとしたのか? 私たちに直接聞けば良いのに支部を通じ て君たちの声を聞かせろというのは指導部の役割でない。

執行部の意志を問いたい。交渉を口実に時間を引き延ばし、みんなが気が抜け るようにするのではなく、闘争戦線を再整備して闘おう。

今日の交渉をどう見るか?

今は交渉のための平和期間でなく、ストライキ破壊の時間だ。形式的にも交渉は 必要ではない。

今日交渉しても前向きな案は絶対に出てこない。2次交渉、3次交渉で時間を長 引かせる必要はなく、組合員の力が抜ける前に実質的な闘争指針を出して元気 を付けられるようにしなければならない。

交渉に引きずられて行くのは組合員の力を抜けさせる。

組合員たちは今回の交渉で正規職化はされないとみんな知っている。あえて交 渉にこだわる必要があるか? また動力を整備して立ち上がるための闘争を組織 することが必要だ。

支部が提案した選別復帰案について支会争対委に伝えたいドンソン企業組合員の要求は?

われわれは不法派遣撤廃正規職化争奪闘争をしているのであって名ばかり社長 と奴隷契約を締結するために25日間戦ったのではない。

交渉に期待するだけで交渉で出てきたことを報告しようというが、闘争を準備 しなければならない。

また2次闘争を準備している時点で、私たちに必要なのは交渉でなく、2次闘争 の具体的な計画だ。会社は分断し、団結を破壊しようとしている。会社では 入ってくるのかと懐柔して脅迫し続けている。

今、支会が2次闘争の準備をしているのなら闘争計画を提出しなければと思う。

時間を引き延すような交渉にこだわらず、その時間に会社側が分裂工作をする 時間と口実を与えずに、闘争に時間を投資して組織することが必要だ。

交渉にこだわって、今のストライキ破壊行為にきっぱりと対処できず放置すれ ば、むしろ支会がストライキ破壊者になる。支会がそんな役をしないようにし てほしい。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-15 05:25:59 / Last modified on 2010-12-15 05:26:06 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について