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現代車非正規職「14日に交渉、進展しなければ15日に再ストライキ」

現代車非正規職支会、全組合員決意大会

チョ・ソンウン記者 2010.12.13 10:12

現代車非正規職支会は12月12日午後3時、北区ホギェ小学校大講堂で全組合員の 決意大会を開いて「14日の交渉で前向きな案が出てこなければ、15日から再 ストライキに突入する」と宣言した。

現代車非正規職支会はまた、予想される現場弾圧に対し「業者社長との面談、 誓約書作成の強要、懲戒委への出席を拒否する」と宣言し、「真相調査委員会 を構成し、ストライキ期間にストライキ破壊行為をした組合員の真相調査を行い、 ストライキ不参加勤務者を懲戒」することにした。

この日の組合員決意大会には約600人の組合員が参加した。病院のパジャマを着 て参加した組合員もいた。誰も闘争が終わったとは考えていなかった。むしろ、 拠点スト組合員と非拠点スト組合員が互いを理解して励まし合い、新しい闘争 を決意する場になった。

「14日の交渉で前向きな案が出なければ15日に再ストライキを宣言」

現代車非正規職支会のイ・サンス支会長の委任を受けて組合員決意大会に参加 した第2工場のイ・ジンファン代表は「争対委では良才洞上京闘争撤収の問題と 本館テント撤去の問題について何時間も激論があった。結果としてすべて撤収 し、交渉に臨むことにした」とし「13日から業務に復帰する。争対委では14日 の交渉の結果、会社が前向きな案を出さなければ、15日からまたストライキに 入ることにした」と報告した。

続いて「25日間、非正規職の仲間たちが団結して戦えば、いかに恐ろしいかを はっきり会社に見せた。その恐ろしさをまた見せよう」と訴え、組合員たちは 力強い「闘争」のシュプレヒコールで再ストライキを決意した。

座り込みは解除されたが、現代車はシート1部ドンソン企業の組合員たちの現場 復帰を拒否しているという。ドンソン企業組合員の現場復帰が拒否されたこと で、座込者の告訴告発、損害賠償、治療費解決、座込者の雇用保障、指導部の 社内身辺保障、不法派遣交渉対策要求という4つの交渉議題うち、どれも簡単に 解けそうもない。

イ・ジンファン代表は「色々な要求を並べただけで、私たちの要求を何一つ 聞き入れない会社に対し、15日から力強くストライキ闘争を展開する」と 決意を述べた。

外部勢力と烙印押されて追放された『仲間』たちが組合員の中に戻る

現代車非正規職支会全組合員決意大会には、イ・ギョンフン執行部により外部 勢力と烙印を押され、暴行されて工場の外に追放されたキム・テユン組合員と 蔚山連帯労組のクォン・ウサン前事務局長が組合員の前にまた「仲間」として 立った。組合員たちは二人の「仲間」を拍手で迎えた。

蔚山連帯労組クォン・ウサン前事務局長は「のりまき一本のために、仲裁案の ために苦しんだか? 私たち自身が一番苦しかっただろう。だが自ら新しい闘争 を組織すれば前に進める」とし「傷も願いもあるだろう。自分の職場を守らな かった仲間たちを恨まないようにしよう。ここにいる仲間たちが希望だ。私が 決意して、苦しく、疲れた仲間たちを立て起こす」と訴えた。

キム・テユン組合員は「要求案を減らせ、ストライキをするななど、支部が困 らせ続けるだろう。だが自ら堂々と闘争して要求しなければならない」と話した。

「体で連帯した正規職の仲間たち」

現代車非正規職支会の組合員たちは、言葉ではなく体で献身的に連帯した正規職の 「仲間」たちを大会に招いた。美しい連帯は言葉ではなく実践で証明されるのだ。 現代車正規職支部のホ・サンガン、オム・ギルジョン、パク・ソンナク代議員は 組合員の大きな拍手を受けて闘争発言を始めた。

現代車支部のホ・サンガン代議員は「拠点ストライキ座込場から降りてくる時、 とても泣いた。この鬱憤を胸に抱き、また闘争しよう」とし「これから現場に 復帰すれば、ひどい弾圧があるだろう。今から新しい決心で現場の正規職と共 に、正規職化を争奪する日まで、仲間たちと連帯する」と話した。

オム・ギルジョン代議員は「隊伍を整備して闘争を準備する姿が、とてもうれ しい」とし「自分を信じ、仲間を信じて25日間闘争してきた。もう二度と仲裁 案を受け入れないようにしよう。仲裁案を受け入れるために上がったのではな い。仲間たちの目標ははっきりしている。正規職化の争奪だ。これから要求を 争奪するまで、私たち自身が座り込みをやめたり闘争をやめてはならない。 仲間たちが要求し目標としていた所まで、最後まで共に闘い抜く」と決意を 明らかにした。

パク・ソンナク代議員は「鉢巻きがなぜ赤いのか知っているか」と問いかけ、 「赤い鉢巻きは仲間との間で血で結ばれた縁、粘り強い同志愛を表現している。 現代車の弾圧に対抗して、団結して闘争しなければならない」と訴えた。

「今は終わりではなく、もうひとつの闘争の始まりだ」

現代車非正規職支会の代議員は、全組合員の前で闘争決意を明らかにした。

代議員たちは「今は終わりではなく、もうひとつの闘争の始まりだ」とし、 「座込場でこんなに腹が減ったのは生まれて初めてだ。怒りが込み上げてくる。 月曜に出勤したら、闘争で強力に押し通す」と決意した。

続いて「言葉を実践に移す代議員が現場委員になる。現場の組合員たちが声を あげられるように現場で走る」とし「社員証のために始めた闘争、社員証を付 けなければいけないのではないか? それまで退かずに力強く闘争する」と決意 を明らかした。

第4工場の女性代議員は「座り込みを解いたからと言って、この戦いが終わった わけではない。また組織して、ストライキを組織しよう。私たちの目標は正規 職化だ。闘争を続けなければならない」とし「体当たりする時、女性は後にど いていろという。だが女性たちも他のことができる。闘いが始まった時、女性 はどう共に闘うかを議論しなければならない。さらに多くの人を組織して、一緒に 正規職化闘争をしたい」と力を込めて話した。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-13 15:45:35 / Last modified on 2010-12-13 15:45:39 Copyright: Default

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