全国民衆大会、現代車非正規職・総力闘争を宣言

「今こそ積極的連帯闘争が必要」

民主労総をはじめ政党と連帯団体の会員、約1000人が12月4日午後2時にソウル駅 広場で『現代車非正規職闘争勝利』のための全国民衆大会を開催した。

使用者側座込場侵奪、「金属労組はゼネスト決意を」

現代車蔚山工場非正規職支会の工場占拠座り込みから20日目に開かれた今回の イベントは、彼らの闘争を支援し総力闘争を宣言する場になった。特に、4日の 午前7時55分頃、ショベルカーを動員した使用者側の物理的侵奪が強行され、 上京闘争6日目の支会組合員はさらにかたい連帯闘争を要請した。

現代車非正規職支会のウ・サンス代議員は、金属労組のストライキ宣言を要求 した。彼は「金属労組が争対委で座込場侵奪時には、強力なゼネストをすると 決議した」とし「今日の座込場侵奪は明らかに使用者側の物理的侵奪であり、 これにより金属労組は直ちにゼネストに突入しろ」と声を高めた。

金属労組は12月1日に争対委を開き、△座込場侵奪時はゼネスト再確認、△3日 全組織2次残業拒否闘争、△8日全体労組幹部ストライキと決めた。

またウ・サンス代議員は正規職組合員にさらに強い連帯を要請した。彼は、 「のりまき、おでん汁などを持って来て美しい連帯を見せてくれた正規職組合 員に感謝する」、「だが今は美しい連帯より、実質的で積極的な連帯が必要」 と強調した。

一方、上京闘争を行っている非正規職支会組合員約10人をはじめ、市民社会運 動団体の代表者は、4日午後7時30分に良才洞の現代起亜車本社近隣で開かれる キャンドル文化祭が終わると同時にすぐ無期限の座り込みに突入する予定だ。 ウ・サンス代議員は「30日朝、本社前で1人デモをしようとしたが、元請管理者 と用役500〜600人に暴行された」とし「だが今回の良才洞交差点での座り込み 闘争は、連帯団体と一緒なので、私たちも人間だとぜひ鄭夢九に見せよう」と 決意を新たにした。

政党と連帯団体、正規職化総力闘争を宣言

雇用労働部のパク・チェワン長官は、今回の現代車ストライキを『不法スト』 と規定し、公権力投入の可能性も示唆した。だが民主労総のキム・ヨンフン委 員長は、今回の闘争は最高裁判決を無視する使用者側への『正当防衛』と反論 し、不法闘争と決めつける一部の報道機関と使用者、そして政権を批判した。

キム・ヨンフン委員長はこの席で「最高裁の判決があった7月22日から占拠座り 込みに突入した11月15日まで、支会は使用者側に平和な交渉を要求し続けてき たが、使用者側はこれを拒否した」とし「したがって今回の闘争は不法を云々 する労働部長官と朝鮮・中央・東亜のマスゴミ、そして使用者側に抵抗する正 当防衛であり、我が国の法治を正す正当な闘争だ」と強調した。

今回の民衆大会には民主労働党、進歩新党、民主党の政党が参加して、現代車 ストライキを支持した。民主労働党のイ・ジョンヒ代表は、「李明博大統領が 70億ウォンの警備員宿舎予算を編成するなど退任を準備しているこの時、われ われは何を準備すべきだろうか」と問いかけ、「われわれは非正規職が差別さ れない、非正規職が正規職になる新しい世の中を準備しなければならない」と 声を高めた。

イ・ジョンヒ代表は続いて「いよいよ新しい世の中を建設する時が来ている。 今は準備の時期だ。皆で頑張って行こう」と意志を明らかにした。

韓国進歩連帯のイ・ガンシル代表は、何よりも労働者のゼネストの伝説を強調 した。彼は「金属労組が8日の拡大幹部ストライキを決めた」とし「警察とパイ プを持って戦ってもたいして変わらない。労働者の唯一の力である団結と闘争 で、この急迫した状況と苦痛に勝ち抜こう」と明らかにした。

一方、今回の民衆大会は、ソウル駅広場をはじめ、蔚山のミョンチョン公園、 全州のコアデパート、仁川のGM大宇工場前で同時に進められた。参加者たちは 民衆大会の後、現代車非正規職などの間接雇用と非正規職問題を知らせるため に、市民への宣伝戦を行った。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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