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「現代車用役、君たちをいくら殴っても私は処罰されない」

現代車非正規職「暴力の現行犯で逮捕して鄭夢九を捜査しろ」

合同取材チーム 2010.12.02 13:31

現代車非正規職支会は12月2日午前11時、蔚山東部警察署の前で記者会見を行い 「現代自動車(株)の立場だけを聞き、非正規職労働者を一方的に逮捕すること を直ちに中断し、現代車非正規職支会組合員200人を暴行した現代自動車管理者 と用役警備を逮捕しなろ」と要求した。支会はまた「不法な派遣労働者を使う 鄭夢九への調査を始めろ」と要求した。

現代車非正規職支会は「11月15日からストライキ闘争を続けている。この過程 で約200人の組合員が管理者と現代車が雇った用役に暴行・監禁された。現代車 使用者側は暴行された被害者を、現行犯として東部署に引き渡した。東部警察署は 現代車が申告したという理由で支会組合員を逮捕した」と糾弾した。

続いて「公権力でない個人の現行犯引き渡し時には、現行犯かどうかの厳格な 確認が必要だ。しかし18日間のストライキ闘争の過程で何と107人もの組合員が 連行され、暴行された組合員が使用者側の引き渡し者を暴力および監禁拉致の 現行犯で逮捕することを要求したのに、現代車の関係者で現行犯逮捕された人 はたった一人もいない」と憤激を放った。

支会は「11月30日には本館食堂で食事をしていたイ・ジンファン第2工場事業部 代表を外部の警備員が食堂入口をふさいで暴行したが、東部署はイ・ジンファン 代表と組合員4人を現行犯で逮捕して、暴力をふるった現代車には何の措置も 取らなかった」とし「東部署は激しい暴行で背骨を骨折し、目が裂けてもすぐ 治療を受けさせず、支会組合員の抗議の後に病院に搬送した」と批判した。

続いて「警察は現代車非正規職支会のストライキと関連して、一方的に会社に 肩入しており、特に所轄警察署である蔚山東部警察署は、現代車に雇用された 用役警備と管理者の無差別な暴力行使には何の措置も取らずにいる」と猛非難した。

また「大法院と高等法院の判決で、1万人の不法派遣労働者を雇用する鄭夢九に は何と5か月経っても調査計画さえ立てない」と糾弾した。

一方、現代車非正規職支会は記者会見の後、東部警察署長を抗議訪問して、現 代車のカン・ホドン蔚山工場長、現代車蔚山工場のパク・チャンウク総務室長、 現行犯引き渡し時に調査された用役職員を「暴力行為など処罰に関する法律違反、 特殊強盗罪」で告訴した。

11月30日第2工場のストライキ闘争の過程で現代車非正規職支会組合員22人は、 全身打撲、目の周囲の裂傷などの深刻な顔面の傷、背骨骨折、足首靭帯損傷、 腰痛、鼻骨骨折などの大怪我をした。

「オイあっちのバスは実績がいいじゃないか」

現代車非正規職支会イ・トファン組合員は「全身をむちゃくちゃに殴られ会社 のバスにつれて行かれた。バスにいた用役チンピラは『マスクを脱いで頭を下 げろ』、『殺すぞ。電話を受けるな』と悪口をあびせながら、1時間以上バスに 監禁した。バスが移動して到着したところが輸出船籍部がある海岸門だった。 用役チンピラが『オイ、あっちに警察の車がある』と言った。3人の仲間が連れ て行かれた。用役チンピラはバスからおりなかった。『あいつらが暴行した。 こいつらを捉えろ』と言っても警察は無返答だった」と憤慨した。

続いて「蔚州警察署に行った。足を怪我して、苦痛を訴えて治療を要求したが、 警官は『身元照会をしなければいけない』と治療の要求を握りつぶした。警察 の関係者は『警察バスに全員押込んで待機させろ』と命令した。足が痛くて、 苦痛を訴えても強圧的に乗れと命令するだけだった。私を含み、すべての仲間 は無慈悲な暴行で顔に深い傷を負い、からだをきちんと支えることができない 負傷者なのに警察は治療の要求を握りつぶして警察バスに何時間も監禁した」 と蔚州警察署の人権蹂躙を怒った。

この組合員は「人権が犬のように無視される現実に怒る。なぜ用役チンピラら は一人も捉えないのか。用役チンピラは私たちを殴りながら『君たちをいくら 殴っても私は処罰されない』と言った。用役チンピラは笑いながら『オイ、あっ ちのバスは実績がいいじゃないか』と私たちを動物扱いした」とし「警察は、 用役チンピラと管理者にたった一言も聞かず、彼らの身元照会もせず、私たち を連れていった」と警察の偏向的な態度を糾弾した。

「犬や豚のように無慈悲に殴った」

現代車非正規職支会のチョン・グヨン金属代議員は「11月30日、第2工場26班の 組合員たちが何の武器もなく丸腰でシュプレヒコールをあげていた。用役チン ピラが駆け付け、犬や豚のように無差別に蹴って暴行し、会社の構内バスに連 れていった。構内バスにで2時間以上ひざをつかせて『電話機をすぐ消せ。殺し てやる』と脅迫し、あらゆる悪口を言いながら無慈悲に暴行した」とし「組合 員はここで退けば皆死ぬという覚悟で闘争している。決して退かない。現代車 は不法な暴力行為を中断して平和に対話で問題を解決しろ」と要求した。

「会社のスターレックスで拉致された」

現代車非正規職支会のペ・ジェウォン第2工場副代表は「組合員と話をして家に 用事があって、鍛造正門側に歩いていっていた。スターレックスが付いてきて、 道を塞ぎ、私を車両に押込んだ。管理者なのか用役チンピラなのかよくわから ないが酒の臭いがした。携帯電話を奪おうとした。抗議すると殴ると脅迫した。 1時間以上監禁されてモービス正門に待機していた警察の車両に引き渡された」 と使用者側の不法な拉致行為を糾弾した。

「現代資本と警察が一つになって暴行と拉致を日常茶飯事のように行っている」

現代車非正規職支会シート1部のチョン・テゴン代表は「組合員が仕事に行くと 社側用役チンピラに暴行され拉致され、警察署に連行されている」とし「暴力 現行犯だと叫んでも、警察はこれを握りつぶしている。現代資本と警察が一つ になって、暴行と拉致を日常茶飯事のように行っている」と声を高めた。

「殴られた人が加害者になる世の中」

金属労組のキム・ヒョンウ副委員長は「暴力をふるった人が被害者になり、殴 られた人が被害者になる世の中だ。用役チンピラは『いくら殴っても私は処罰 されない』と自信を持って言う」とし、現代車と東部警察署の癒着関係を激し く糾弾した。(蔚山=メディア忠清、蔚山労働ニュース、チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-03 03:42:02 / Last modified on 2010-12-03 03:42:04 Copyright: Default

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