本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代車支部長『組合員の身分を騙る外部の人間を探す』
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1291179546238St...
Status: published
View


イ・ギョンフン支部長『組合員の身分を騙る外部の人間を探す』

現代車支部定期代議員大会で『組合員に差し上げる文』を通じ立場を表明

合同取材チーム 2010.11.30 17:28

現代車支部(正規職労組)イ・ギョンフン支部長が、11月30日午後の定期代議員 大会で、『連帯を歪曲する社会党の記者会見に接し、組合員のみなさんに差し 上げる文』と題名で、『連帯を装い、神聖な職場を蹂躙すれば、美しい連帯は 失踪せざるをえません』と主張する文を代議員に伝えた。

イ支部長はこの文で『まだ組合員だと身分を語る外部の人』を『本格的に探索』 し、『非正規職組合員だけでなく、正規職組合員の生命と安全のためにも、 非正規職支会と共に探し出すことにした』と明らかにした。また、「社会党と 一部の外部勢力は、もはや現場を愚弄しないよう繰り返し警告し、非正規職 支会の組合員との闘争が歪曲されないように自制するよう懇々と要請」した。

これに先立ち、社会党蔚山市党、社労委蔚山委員会、労建闘、蔚山解雇者協議会、 蔚山連帯労組蔚山科学大支部、現代重工業社内下請支会、蔚山労働者学習室が 同日午前10時30分、現代車正門前で記者会見を行い、社会党のクォン・ウサン 党員(蔚山地域連帯労組前事務局長)を『イ・ギョンフン支部長が暴行』したことに 公開的な謝罪を要求した。また、現代車支部が「外部勢力云々すること自体が 『連帯』という民主労組運動の美しい伝統を破壊する非常に危険な言動」と批判した。

イ・ギョンフン支部長、『外部の人が素朴な組合員に連帯の次元を越えて直接参加』

イ・ギョンフン支部長は「これまで予想した金属労組と非正規職支会、現代車 支部の3者指導部が議論して決めた交渉開催と交渉議題をめぐり3度も翻意され た理由と、引火物質を含む武器の保有、正規職労組に対する露骨な敵がい心が うわさではなかったことに大きな衝撃を受ける」とし「つまり外部の人が素朴 な組合員に連帯の次元を越え(非正規職支会の占拠ストライキに)直接参加して いるということ」と伝えた。これを『労働者の神聖な権利である団体行動権を 蹂躙する状況に至っている』と表現した。

イ支部長は会社は『外部の人』を口実として「これまでの労使関係ではなかった 労組宣伝カーまで会社の警備が検索するなど、使用者側の態度は度を超えている」 とし、使用者側と現代車支部とも摩擦が発生していると明らかにした。

具体的に、「非正規職支会の座込場は使用者側が侵奪できないように拡大幹部 が援護している。組合費で食事を提供している。だが残念なことが発生した」 とし『(1)11月26日、敵対心を表現した金0ユン、(2)11月27日、外部教育講師を 正規職代議員と偽装して出入、(3)11月28日、金属蔚山支部加入二日の権0サン』 と指摘した。

▲イ・ギョンフン支部長は現代車非正規職支会金0ユン氏が「妨害し、押して、胸を数回攻撃した」と主張した。(中央イ・ギョンフン支部長) [出処:「組合員のみなさんに差し上げる文」]

金0ユン(キム・テユン氏、非正規職支会組合員)の件は、イ・ギョンフン支部長 は支部長を含む幹部が毎日食事を運ぶのに金氏が「妨害して押して『状況室の 許諾なく出入してはいけない』と支部長の胸を数回攻撃する事態が発生」したとし 「非正規職支会はそんな指針を出したことがないと言った。解雇者金0ユンは 解雇後、これまで蔚山を離れていたが支会の規約により月3000ウォンの組合費を 払い組合員の資格を維持したことが把握された」とした。

また、現代車支部は29日に機関誌で、イ・ギョンフン支部長が金0ユンに喉を 押えられたと主張した。しかし「組合員のみなさんに差し上げる文」にはその 内容が含まれなかった。

民主労総釜山本部キム・ジンスク指導委員と知らされた『外部講師の件』には 「ストライキ現場に上がると教育中で、外部教育講師がどんな経路から誰と入っ たのかを非正規職支会に確認したが『申し訳ない』として偽装出入について口 を閉ざした。後で正規職代議員のチョッキを着せて偽装し、出入させたという 事実を知った時、現代車支部の努力にもかかわらず、非正規支会が信頼してい ないことを認識し、残念に思う」と明らかにした。

社会党党員のクォン・ウサン氏にも「対話中の語り口がおかしいので、本人に 組合員かどうかと尋ねると、組合員ではないといったので支部事務室に連れて きて一部始終を確認した結果、『ストライキ直後に座込場に入った』、『連帯 する仲間をなぜ監禁するか』といった発言で感情を統制できない状況になり、 怒った状態で不測の事態が発生した点は遺憾に思う」とし「その後夜遅く金属 労組蔚山支部長から組合に加入して二日になるが保護してくれという要請を受 けた。これもまた非正規職支会に確認すると『そんなはずがない』と確認した だけだった」と釈明した。

合せて『金属労組が一回だけの保険か?』とし「こうした状況なのに連帯の範囲 を超えた因子が現場を主導する状況まで保護を強要する社会党の底意に現代車 支部は怒りを感じる」とした。

最後にイ・ギョンフン支部長は、「非正規職組合員の安全が憂慮され、現代車 支部労働安全室で座込場の安全点検をして発見されたシンナー缶とパイプで作っ た槍は武器であり、これはいかなる理由でも認められない。回収された一部を 支部事務室に保管しているが複雑で苦しい気持ちだ」と明らかにした。

先立って現代車支部労働安全室長は29日、シンナー一缶が発見され、外部から 持ち込んだのか、元から工場内にあったのか『あちこちで調べてみている』と 伝えた。

これに関して、現代車支部は29日、機関誌にイ・ギョンフン支部長が首を押え られたと主張すると、キム・テユン氏は寄稿文で『支部長を防いだことは何回 も謝罪したのに工場の外に追い出された、首を押えたことはなく、逆に首を押 えられた』と主張した。クォン・サンウ社会党党員もイ・ギョンフン支部長に 現代車支部事務室で暴行されたと主張した。(蔚山=メディア忠清、蔚山労働 ニュース、チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-01 13:59:06 / Last modified on 2010-12-01 13:59:18 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について