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イ・ギョンフン支部長、座り込みに賛同する連帯労組の前事務長を暴行

[インタビュー]蔚山地域連帯労働組合クォン・ウサン前事務局長

チョ・ソンウン記者 2010.11.29 09:17

現代車非正規職拠点ストライキ座り込みを共にしてきた蔚山連帯労組クォン・ ウサン前事務局長が、現代車支部のイ・ギョンフン支部長に殴打されて工場の 外に追い出される事件が発生した。民主労組運動ではあってはいけないことが 起きたのだ。

[出処:蔚山労働ニュース]

[出処:蔚山労働ニュース]

蔚山連帯労組のクォン・ウサン前事務局長は、「現代車支部と現代車非正規職 支会の関係がとても従属的のようだ。支会が支部への断固たる立場を持つべき だが、引きずられ続け、言いなりになる程度でなく、従属的な関係に見える」 とし「支会と共にに闘争する仲間たちを支会が保護できず、支会の立場を自ら 決定できないので、組合員のキム・テユン同志が現代車支部常執たちに引きず り出される状況になった」と述べた。

続いて「昨日、現代車支部のイ・ギョンフン支部長がマイクを持って『交渉案 を受け入れろ。そうでなければ私は身を引く。身を引けば食事を持って行く人 もいない』と言った。支部長の話を聞いていた組合員たちは『いっそ食べずに 断食しよう』という決意までした」とし「組合員が苦しく疲れていても自分の 目で見て、感じて、行動して、心おきなく闘争してほしい。組合員自身が主人 だという考えをしっかり持ってほしい」と注文した。

今日殴打されて工場の外に追い出されたと聞いた。今日の状況について説明してくれ。

第1工場の拠点ストライキ座込場で支会組合員と話をしていた。現代車支部 第1工場事業部のシン・ソック副代表がきて「どこの所属か」と聞き「連帯に 来た」と答えた。少しあとでシン・ソック副代表がイ・ギョンフン支部長の ところに行って何か話をした。イ・ギョンフン支部長が私のところにきて、 ほおを殴り、常執に引き出せといった。

現代車支部の常執が腕をつかんで引き出した。座込場から降りてきて、支部の 事務室にきた。支部苦情処理室にいた。イ・ギョンフン支部長がきた。二人だ けの状態で、イ・ギョンフン支部長は扉を閉めて悪口を言いながら殴り始めた。 首を押してほおを殴り、首を押え付けられた状態で10分ほど殴り続けた。しば らく殴って「ひざまずけ。お前は一度でも工場生活してみたのか? どこの学校 を出たのか? 外部勢力が、工場生活もしたことのないやつらが支会組合員をあ おるのか? 背後勢力のおかげで支会は自分の意見を話せない」と言った。

支部長が出て行って現代車支部組織争議室に金属労組パク・ピロ組織局長が入っ てきて、尋問した。「外部勢力が何人いるのか? 君たちは何をしているのか? なぜ組合員たちをあおるのか?」と尋ねた。

行くというと支部常執の人々が少し待てといった。イ・サンス支会長と支会の 人が面談しているので面談が終われば行けといった。2時間程度待った。

面談が終わってイ・サンス支会長とキム・ソンミン会計監査と会い、すこし話 した。支会長は「静かにしていろ」といった。元下請連帯が敏感な状況でキム・ テユン同志が出て行って現場にうわさが立ったといった。

現代車支部のイ・サンス主席副支部長が出てきてテント座込場まで車に乗せて 「連帯闘争にきたのにこんなことされて悲しいでしょう?大変ですね」と言った。

26日、キム・テユン前主席副支会長が座込場を追い出されたと聞いた。

イ・ギョンフン支部長が26日にキム・テユン同志を引き出せといった。キム・ テユン同志がミスをしたのなら謝罪を要求することができるが、引き出せと いうのは有り得ないことだ。

キム・テユン同志が引き出されて支会争対委と支部運営委が懇談会をした。 キム・テユン同志が支部長の出入りを止めたことを口実に2次3主体議論案を 受けろと圧迫した。公私をわきまえないことだ。

懇談会が終わって支会分任組討論したことはこの事のためだ。

非正規職支会が決めたことを支部が翻意するよう圧力を加え続けた。懇談会が 終わってイ・ギョンフン支部長が組合員を直接説得した。支会の独自の決定が あるのにこれを無視して支部長が組合員に直接圧力を加えるのは非常に威圧的 な態度だ。

根本的に現代車支部と現代車非正規職支会の関係はとても従属的のようだ。支 会が支部への断固たる立場を持つべきだが、引きずられ続けて、言いなりにな る程度ではなく、従属的な関係のように見える。

支会と共に闘う仲間を支会が保護できず支会の立場を自分で決定できないから、 組合員のキム・テユン同志が現代車支部常執に引きずり出される状況になった のだ。

キム・テユン組合員が引きずり出した状況はどうだったか?

26日に支会争対委が座込場に出入する人が使用者側の人なのか正確に区分する 手続きを作ろうといって、支会争対委では訪問する人の身分と目的を確認して 出入するという決定をした。

キム・テユン同志がその場にいたが争対委の決定が適用された。もめごとがあっ た。支部イ・ギョンフン支部長と事業部代表が会議場に入り、支部長が常執に キム・テユン同志を引き出せといった。引き出そうとする過程で仲間たちがこ れを止めさせた。支会長が支会事務室に行っていろといった。

キム・テユン組合員が引っ張られて行った後、座込場の雰囲気はどうだったか?

27日にキム・ジンスク民主労総指導委員が教育に入ってきたが、その時支部長 が座込場を訪問した。イ・ギョンフン支部長は「自分も知らないうちに外部の 人が入ってきてもいいのか」と言った。支会座込場独自のプログラムを認めな いのだ。そして現代車支部では外部出入を遮断する警告状を付けた。

28日は記者会見を終え座込場に常駐している記者が座込場に上がろうとしたので 外部の人は入れないと支部常執幹部らが遮った。

拠点ストライキ座込場が社側によるものでなく、現代車支部により外部から遮断されているわけなのに...

だが現代車支部イ・ギョンフン支部長と常執は一日にも何度も入ってくる。イ・ ギョンフン支部長は一日に一回、食事を持ってきて、食事を持ってきた写真を 取って降りて行く。1次3主体議論案が出た後からはずっと座込場に来ている。 昨日は現代車支部のイ・ギョンフン支部長がマイクを持って「交渉案を受けろ。 そうでなければ私は身を引く。身を引けば食事を持ってくる人もいない」といっ た。支部長の話を聞いていた組合員は「いっそ食べずに断食しよう」とまで決 意した。

現代車支部は「外部勢力があおるから、案を受けない」と考えている。だが、 組合員の正規職化の熱望は大きい。支会が揺れることで組合員が揺れる過程が あった。支部が3主体議論案を受けろと圧迫するのが組合員の目に見える。不満 そうだ。食事を持ってくるだけで、そんなことを話すので、組合員の不満が多い。

連帯単位を追い出す理由は何だと思うか?

3主体議論案が出てき始めて、外部勢力云々といいはじめた。ストライキ初期に 会社がチラシをまいて扇動したことがあったが、組合員はほとんど動揺しなかっ た。会社が話すほど自らの立場を狭くした。

1次3主体議論案、2次3主体議論案がひっくり返った過程があり、支部では外部 勢力があおって受け入れさせないようにしていると考えている。私にもそう言 われたが...

支部が警告状を付けるから正規職代議員も、正規職組合員も座込場に来るのが 難しい。これから入るのはさらに難しくなるだろう。3主体議論案が出て支部が 圧力をかけ続けているので中の隊伍がちょっと減り、心配だ。

今の気持ちはどうか?

この闘争がこわれようが勝利しようが、新しい主導者ができて団結と闘争を学 び、活動家に成長しなければいけないが、非正規職支会事業部の代表がこんな 問題について判断できない。若い一般組合員がこの闘争を通じて何を学ぶのか。 悩みを感じる。

組合員は不満が多いが、指導部が態度を決められないので出られずにいる。

だが現代車や現代車支部では何か勘違いしている。組合員は出て行きたいのに 外部勢力が遮っていると思ったら大きな間違いだ。組合員のほうがむしろ闘争 の意志が強い。

第1工場拠点ストライキ座込場の組合員に伝えたい話はあるか?

組合員が苦しく疲れても、自分の目で見て、感じて、行動して、思う存分闘争 してほしい。組合員自身が主人だとはっきり感じて欲しい。

さびしくて涙が出るが、外でさらに熱心に献身的に連帯して闘争する。拠点座 り込み組合員が誇らしい。闘争!(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-30 03:33:51 / Last modified on 2010-11-30 03:33:53 Copyright: Default

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