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時代錯誤の「外部勢力」?

現代車第1工場トイレの怪文書

合同取材チーム 2010.11.28 19:02

11月26日、現代車蔚山第1工場ストライキ座込場の下のトイレで、社側で配布し たと思われる怪文書が発見された。

「事実をしっかり知ろう!」という題名のこの怪文書は「第1工場では、一日 ライン停止すれば毎日120億の損失が出るので時間が経てば天上知らずに損害賠償の 請求額は増え、その対象も一部の指導部だけではなく占拠人員全体に請求される」 と主張した。

同日、現代車会社が発行した社内機関誌「共に行くところ」も同じ主張を含ん でいる。「共に行くところ」は「単純に労務提供を拒否する程度を越え、暴力 など力を行使して会社の重要施設と生産ラインを占拠し、各種の施設を傷つけ る行為に加担した者まで責任免除されるというものではない」と明らかにした。

これに対して現代車非正規職支会は「2007年5月に55日間の工場占拠ストライキ をしたキリュン電子分会に対する損害賠償裁判の結果、法院は『国内工場の 物量の減少を理由として損害賠償は請求できない。またいかなる破壊行為も していない状態で、生産ラインの占拠を理由に損害賠償ができるとはいえない』 と判決した」とし、「使用者側がこのような悪宣伝をするのは現代車非正規職支会の 闘争を破壊しようとする試みでしかない」と反論した。

怪文書にはまた「下請け支会はイ・サンス支会長を中心に一糸不乱に動けず、 外部勢力のチェ・ビョンスン、パク・ジョンギュなどの人員と極左派勢力の 社労委、労働戦線などが結びついて右往左往しており...指導部のキム○○など は学生活動家出身で...あらゆる扇動を行い警戒すべき人物」という中傷宣伝も 含まれている。

現代車非正規職支会は「金属労組のチェ・ビョンスン未組織非正規職事業局長 は、現代車非正規職支会の組合員であり、以前は現代車非正規職労組2代事務局長、 3大支会金属代議員として活動したことがあり、今回の闘争の導火線になった 大法院判決の当事者でもあるのに、何か外部勢力か?」と批判した。

また「金属労組のパク・ジョンギュ団体協約局長も金属労組中央で現代車非正規職 支会ストライキ闘争支援のために派遣されている。金属労組中央執行委員が 直轄支会のストライキ闘争を支援するのはあまりにも当然」と付け加えた。

怪文書が指定したキム○○組合員にも「キム○○組合員は2003年に現代車 非正規職支会の解雇者で、2006年まで支会幹部として活動し、服役までした」 と宣伝ビラの主張に反論した。

続いて「非正規職闘争を拡散させるために上級団体の民主労総、金属労組をは じめ、全国で多くの労働組合と団体、進歩政党が連帯しているが、このうち 社労委、労働戦線だけを指定して極左派勢力、混乱云々というのは現場闘争を 不純分子であるかのように歪曲する意図」と批判した。

「2〜第3工場は会社との衝突で第3工場代表などが連行、拘束されて、すでに組 織力が瓦解しており、生産は正常に行われている」という怪文書の主張にも、 現代車非正規職支会は「座込場の外の組合員は全体会で自発的に『実質的な 生産打撃闘争で第1工場闘争に力を集めよう』という決意を新たにしている」とし 「ストライキを終えなければ第2、第3工場の仲間たちのストライキも止まらない」 と反論した。(蔚山=メディア忠清、蔚山労働ニュース、チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-28 23:56:58 / Last modified on 2010-11-28 23:56:59 Copyright: Default

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