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家対委、家対委と会う

双竜車家対委と会った現代車非正規職家対委

合同取材チーム 2010.11.25 23:49

平沢の双竜車家族対策委が蔚山の現代車非正規職労組にも家族対策委ができた という話を聞いて、これまでの双竜車闘争で経験したこと、感じたものなどを 伝えるために蔚山に駆け付けた。

双竜車整理解雇反対闘争をして、家族対策委は国会はもちろん、平沢市庁、国家 人権委員会、大統領府まで訪ねて行った経験を話した。

初めは双竜車周辺の住民も双竜車の闘争を否定的に見ていたが、しつこく整理 解雇の不当性と闘争の正当性を知らせ、責任ある機関や団体、報道機関にも メールを送り、双竜車闘争を知らせることに努力した話を聞く蔚山の家族対策委は 一言も漏らさず聞こうとするかのようにメモも取って熱心だった。

対話は自然に中盤から質問と答えの形で進められたが、最初の質問は当然生計 の問題だった。「すぐ来月からの生活費が心配だが生計問題をどう克服された のですか?」と聞くと、双竜家族対策委のコン・ジヨン氏は、「そうなのです。 私も通帳に金があると思っていたのに実際にはあまり金なかったんですよ。浪 費をして暮したわけでもないのに、1か月後が心配なのが一番大変でした。一応 親兄弟や両親の助けも受けましたし、積み立て金があればそれ解約して使う人 もいました。そして市庁にも行って国会議員事務室にも行って、双竜車問題が 個人の問題ではなく社会的な問題だから解決を要求したり、カンパが入ったり もしました。」

二番目に家族がもどかしく思うのは、育児問題だった。小さな子供がいる人は どう活動したのか、子供たちと共に動いて、子供たちに世の中がどう見えるの か心配になったり、もしも怪我をしたり心に傷を負うことはないだろうかという 思いのようだった。

これに対してコン・ジヨン氏は「可能なら子供たちは知り合いや共同育児を担 当する機関、ベビーシッターを活用して、子供たちに何かの傷になりそうな状 況はできるだけ経験させないようにした方が良い」と答えた。

特に戦闘警察とぶつかる場面は、大人も心臓がどきどきするのに、子供は背が 低くて見上げるので良くない影響を与えかねないと心配をした。その一方で 「家族の中に子供を背負ってきた方も事実多かったです」と、現実的な解決が 難しい部分にも軽く励ました。「苦しい時は一人で泣かず『苦しい』とそばの 人に、世の中に叫んで、大きな声で共に叫ばなければならない」という言葉も 忘れなかった。

双竜車家対委は「必ずやらなければならない戦いで、すでに組合員が占拠座り 込みをしているので、できるだけこの闘争の正当性を知らせて正規職組合員に も賛同できるように、家族が動きましょう。注意することはかわいそうだとか 憐憫ではなく、本当に正規職の組合員たちの心が動かすことです。家族の役割 は非常に大きいです」と強調した。

続いて総労働と総資本の戦いであることを知らせて「最高裁で不法派遣勝訴の 判決を下した決定は、本当に非正規職問題が社会問題になっているためだとい うことを世の中に知らせてほしい」と話した。

また双竜車闘争がそうだったように、容易ではなく難しい過程があるだろうが、 自分の夫は大韓民国のすべての非正規職を代表して戦っていて、私たち非正規 職家族も非正規職の妻の代表なのだから、私たちがどれほど重要で大きいこと をしているのか、自分自身を励まして共に戦おうといった。

双竜車家対委は現代車非正規職家対委に闘争基金を渡して、また平沢に帰った。 まだ平沢での戦いも続いているからだ。

双竜車家対委が帰ってから最初に蔚山非正規職家族がした事は、正規職組合員 に手紙を書くことだった。(蔚山=メディア忠清、蔚山労働ニュース、 チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-26 09:06:07 / Last modified on 2010-11-26 09:06:12 Copyright: Default

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