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現代車非正規職組合員、3主体議論案に『廃棄を』

「飯一食よりラインを切るほうが第1工場の仲間の力になる」

合同取材チーム 2010.11.25 23:41

現代車非正規職支会の第2工場、第3工場、第4工場の組合員たちとシート、第2 工場解雇者など約400人は、11月25日午後1時30分、南区三山洞の勤労者福祉会館 に集まって「現代自動車非正規職支会ストライキ関連3主体(金属労組、現代車 支部、非正規職3支会)議論の内容」についての賛否討論を行い、「この案は ゴミだ」と叫んで、配布された「案」を破りすてた。また第1工場の拠点 ストライキ労働者に力を集中するために、現場ストライキを決意した。

現代車非正規職支会の組合員たちは、勤労者福祉会館で「ストライキ闘争の 戦略と戦術」、「使用者側弾圧対応方案」についての組合員教育を進めた。

双竜車支部整理解雇特別委員会のイ・ヨンホ委員長は「私たちに力があれば、 交渉もできる。力がなければ交渉も開かれない」とし「いいかげんに闘争して はいけない。一歩退けば退き続けるしかない。私たちに力があれば損賠・ 仮差押さえ、懲戒、告訴告発などはすべて突破できる」と強調した。組合員たちは 双竜車闘争の事例を聞きながら「闘争の当事者が直接話したので膚で理解でき、 勇気を持てた」と感想を述べた。

パクフン弁護士は多様な闘争事例を通じ、連行に対応する方法、損賠仮差押さえ、 懲戒対応方案を説明し、組合員の心理的な安定を助けた。

教育を終えた組合員たちは続いて「現代自動車非正規職支会ストライキ関連 3主体(金属労組、現代車支部、非正規職3支会)議論内容」の賛否討論をした。

「この案はゴミだ。廃棄しよう」

シート1部のキム・ウンヒョ組合員は「ドンソン企業の話が出てきたので立場を 発表する。朝、案を見て皆が頭にきた。この案は、シートが闘争する趣旨では ない。われわれはまた業者で働くために闘っているのではない。この案は 『ゴミ』だ。われわれは絶対に正規職化されない限り、受け入れない。多くの 組合員が案を受ければ私たちも戦う。萎縮や恐れを破る戦いをまた決意してほしい」 と訴えた。

キム・ウンヒョ組合員の発言の過程で「これは廃棄しよう。破り捨てよう」 という提案があちこちから溢れでた。

第2工場の解雇組合員は「第1工場組合員の家族が毎日テントにくる。入ること もできず悩んでいる。今、第1工場は外部の世界から遮断されている」として 「第1工場の仲間たちが家族と会った後、正規職化闘争をするのが必要だ」と 語った。

賛否討論の過程で組合員たちは誰に言われることもなく自ら手をあげて発言を 申請し、自分の意見をはっきり整理して提出した。

第2工場のウ・サンス組合員は「3主体の提案は間違いだ。代議員、組合員たち が間違いを教えてほしい。この案は間違いだから、この案は受け入れられない と争対委に要求して伝えなければならない。争対委の誤りを正して第1工場拠点 ストライキを死守することが私たち誰もが同じように暮す方法だ」と強調した。

第2工場の組合員は「こんなものを受けるために座り込みをしたのか? 第1工場 の拠点ストライキを最後まで死守して良い結果を作ろう。殴られて引きずられ て行ったドンソン企業の仲間たち、私たちのために焼身したファン・イナ同志 はバカか? こんな案を出すなら、そのまま出ていく方がいい。何で座り込みを したのか? 出て行ってまたストライキしようと言っても、誰もストライキなん てしない。この案には議論すること自体、必要ない」と批判した。

第3工場の組合員は「交渉議題関連の事項を受け入れてストライキを解くのは負 けではないのか? 負けてやり直せるか? もちろん第1工場の仲間や家族にも会い たいし、苦しいのも自明だ。正規職化で闘っているのに、この案自体が情けない。 この案は受け入れない」と明らかにした。

「飯一食よりラインを切ってくれるほうが力になる」

第2工場のある組合員は「全国の非正規職労働者が私たちを見ている。今週中に 無条件にラインを止めなければいけないと考える。一歩退けば崖っぷちだ」と し「この案を受け入れれば2005年のようになる。『強行する』と指導部に要求 して、指導部が決められるようにしなければならない。第1工場の仲間一食の飯 よりも、今日でも明日でも、ラインを切ってくれるほうが力が出る。この案は 必要ない」と断固話した。

第3工場の組合員は「この案を受けるために第1工場で拠点ストライキをして、 私たちが苦労することはない。この案を受け入れるために家族を苦労させたのか? 今日来た隊伍が結集すればできないことはない。決意さえすれば使用者側も 大変だろう。他人がやることだという考えは、今日できっぱり捨てよう。 この案を受け入れれば私たちはみんな死ぬ。戦って勝とうと思うなら、気持ちを しっかり持たなければいけない。もうここから退けない」と決意を明らかにした。

第4工場の組合員は「第1工場の拠点ストライキに元気付けられている。だが今 座り込みを解けば、その後遺症に悩まされる。正規職の名札を受ける時まで、 占拠座り込みを維持しなければならない。合意書に必要な文句は 『不法派遣撤廃、正規職化』の言葉だけだ」と力強く話した。

「第2、第3工場の生産に打撃を与えれば第1工場の仲間も力が出る」

またある組合員は「全員一致でこの案を捨てると決意しよう。正規職化の単語 が出てくるまで闘争しなければならない」とし「第2工場、第3工場の生産に打 撃を与えれば、第1工場の拠点ストライキをしている仲間にも力になるだろう。 必ずそうしよう」と訴えた。

塗装部の女性組合員たちは「もう歩く総合病院だ。定年まで残り少ないが、子 供のような仲間も多い。私は非正規職だが、子供は必ず正規職として働けるよ うにしたい。揺らがず最後まで行って第1工場の仲間に力を与えよう」と訴えた。

「退かずに一発、二発やられれば正規職化される」

第3工場の組合員は「初めて労組に加入しようと決心した時、必ず正規職なろう と決意した。一つだけ見よう。このゴミを捨てて第1工場の仲間たちが出てくる 時、正規職になって出てくる時、私たちがよろこんで抱いてやろう」とし「第 1工場の拠点ストライキの仲間たちに力を集中するのは、生産に打撃を与えるこ とだ。一発、二発やられれば正規職化されるだろう。私たちが一緒にいれば、 何も恐くない。一週間一度打撃しても私たちが退かないということを見せよう。 先頭で図体ぐらいのことはする。共に行こう」と訴えた。

第2工場のある組合員は「簡単に言う。争対委がこの案を受け入れればナイフで 刺される覚悟をしろ。こんなものを受け入れれば私たちの労組は終わりだ。 私たちの唯一の案は『正規職化』だけだ」と強調した。

またある組合員は「こんなものが出てくれば労組がなくなる」と批判し、ある 女性組合員は「家族対策委の手紙を読むと『水がなければおしっこでも飲んで 頑張れ』とあった。こうして家族も闘争をしろと言っているのに、この案は話 にならない。最後まで戦おう」と話した。

賛否討論を終えた組合員は配られた「案」をばらばらに破いて新しい現場スト ライキ、生産打撃闘争を決意した。

一方、現代車非正規職支会争対委は会議を招集して「3主体議論内容」に対して 激論を繰り広げた末にこの案を廃棄することに決めたと知らされた。

全州非正規職支会は「3主体議論内容」を採決に付し、賛成14票、反対6票、 無効2票で案を通過させたと伝えられた。(蔚山=メディア忠清、蔚山労働ニュース、 チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-26 08:55:32 / Last modified on 2010-11-26 08:55:33 Copyright: Default

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