現代車非正規職労組の幹部、拉致されて解放

使用者側警備隊が警察に連れていき、玄関の前で解放

現代車非正規職支会のチェ・ジョンミン事務局長とイ・ジニ現場委員が警備員 に拉致され、スターレックス車にのせられて連れていかれ、解放されたという 事件が起き、衝撃を与えている。

▲警備員に拉致され解放された現代車非正規職支会のチェ・ジョンミン事務局長(左側)とイ・ジニ現場委員(右側).

11月16日午前10時30分頃、昼間組の非正規職支会組合員約150人が夜中にドア作 業場を占拠して約800人が座り込みをしている乗用1工場に入ろうとしたところ、 社側警備隊約100人から無差別に暴行を受けた。

これを止めさせようとした現代車非正規職支会のチェ・ジョンミン事務局長は イ・ジニ現場委員と共に警備隊にスターレックス車にのせられて拉致された。

イ・ジニ現場委員はこの過程で頭に擦過傷を負った。

警備員たちは、車の中で東部署に電話して「不法集会を扇動して業務妨害をし た人々を捕まえたので引き取れ」と言ったが、東部署は「引き取らない」と言っ たため、午前11時10分頃、東区ムニョン館の前でチェ・ジョンミン事務局長と イ・ジニ現場委員を解放した。

警備員たちは「警察署に連行しようとしたが、今日はここでやめておくので、 これからは業務妨害と不法集会をするな」と脅迫し、チェ事務局長とイ現場委 員を車から引き下ろした。

現代車非正規職支会は「白昼堂々と組合幹部を拉致し、組合員に無差別暴行し た事態は決して座視しない」とし「現代車資本の不法暴力に全面ストライキで 対抗する」と明らかにした。

16日朝、現代車社側1工場CTS工程への階段を切断機で切断を試みる

16日の朝、現代車社側管理者は非正規職支会組合員800人余りが占拠座り込みを している乗用1工場CTS(ドア取り付け)工程に通じる階段を切断機で切ろうとし たが、ストライキ組合員に阻止され失敗した。

1工場の正規職組合員は、座り込みをしている非正規職組合員に間食として出て きたパン100個とキャビネットに置いてあったラーメンを取り出して渡した。

現代車非正規職支会は15日夜、のりまき500本、モチ、パン50万ウォン分を座込 み場に伝えたが、非常に不足しており、パンとラーメン、のりまき、ミネラル ウォーターなど、座り込み組合員の食料補給の問題が至急だと伝えた。

一方、現代車正規職支部1工場の組合員約1000人が16日午後12時から非正規職の 組合員たちが占拠座り込みしているドア作業場中で決意大会を開いている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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