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下半期の強力な労政対決を予告

[分析] 11日に金属労組政治ゼネスト、現代車非正規職ストを予定、緊張高まる

キム・ヨンウク記者 2010.11.07 23:34

民主労総の下半期闘争が強力な労政対決を予告している。まず11月7日にソウル 広場で開かれた全泰壹烈士精神継承2010全国労働者大会で、闘争の勢いをつけ た。11日のG20ソウル首脳会議の四日前に開かれた労働者大会で、警察が平和な 街頭デモ行進を妨害したことで、民主労総は激しく体当たりした。G20を前に、 KEC事態、不法派遣間接雇用非正規職問題、労働基本権問題、投機資本問題など をめぐり、強力な対政府メッセージを投げたわけだ。

労働者大会が終わった後に会った民主労総のチョン・ウィホン首席副委員長は、 「今日の平和デモ行進を遮った政府に対する労働者の声には大きな怒りが含ま れていた。11日のG20大会は、今日の闘争に鼓舞され、さらに大衆的かつ元気に 行なわれるだろう」と予想した。この日の大会で溢れた労働者たちの声に自信 を見たのだ。

▲G20ソウル首脳会議の四日前の労働者大会で平和な街頭デモ行進を警察が妨害したことで民主労総は激しく体当たりをした。G20を控えてKEC事態、不法派遣間接雇用非正規職問題、労働基本権問題、投機資本問題などをめぐり強力な対政府メッセージを投げた。

民主労総はこの日の大会を終え、午後5時30分頃に宣伝カーで直接、平和なデモ 行進を妨害する警察に対し、各連盟別に方向を決めてデモ行進をするよう指示 した。これにより労働者大会が開かれた市庁から国家人権委の方向と、小公路 方向で激烈な衝突が起き、警察は催涙液も噴射した。

民主労総はまず1時間ほどの衝突の後に30分程度整理集会をした後、再び衝突し た。それだけこの日の労働者の抗議は、李明博政権への強い警告メッセージだ と言える。この日の衝突の過程で一人の参加者が警察の盾で殴られ、江北三星 病院に運ばれた。

全国労働者大会には約4万人が集まった。大会が開かれたソウル市庁広場は足の み場もないほどの状態で、参加者たちはプラザホテル前の道路まで続いて座っ た。民主労総は世界の労組指導者と各国の外信が集まった場で、警察と激烈な 体当たりをして、世界的にG20首脳会議への強い反対メッセージを見せた。

金属労組11日政治ゼネスト宣言

特に全国労働者大会直前、組合員15万人の金属労組がKEC事態に対する政治ゼネ ストを宣言した。金属労組の政治ゼネストの時期は、G20が開かれている11月 11日だ。金属労組の事前大会には各地域から1万人程の幹部と組合員が集まった。 また、民主労総大会が終わり、平和なデモ行進を警察が阻止したことで、金属 労働者を中心とする先鋒隊が前に出て強く戦った。

金属労働者たちは、KEC工場を占拠している金属労組のキム・ジュニル亀尾支部 長の焼身事態に強く怒りを示し。KEC労働者たちはこの日の金属労組事前決意大 会で金属労組ゼネストを切実に訴えた。

キム・ヨンフン民主労総委員長は全国労働者大会の発言で「全泰壹精神継承の 今日の意味は、80万組合員すべてが非正規職・中小零細・低賃金労働者、移住 労働者と階級内団結を最優先に考え、市民・民衆陣営との連帯で反労働・反民 主・反統一勢力である李明博政権を審判する闘争の前に立つことを宣言する」 とし「この実現のために、私たちと志を同じくする政党と市民社会陣営に仮称 『非正規職ない世の中作り労働関連法全面再改正のための汎国民運動本部』の 建設を提案する」と述べた。キム・ヨンフン委員長は汎国本を通じ、韓国社会 の内容的民主主義と経済的平等を勝ち取る歴史的な闘争をするとのべた。

キム・ヨンフン委員長の汎国本の提案は、代表的な間接雇用非正規職であるキ リュンとドンヒオート社内下請労働者座り込み闘争の最近の勝利により、民主 労総が非正規職、間接雇用問題に乗り出せば大衆的な力も集められるという自 信を示すものと分析される。何よりも7月22日の大法院の現代自動車社内下請労 働者に対する不法派遣判決の後に、現代車非正規職の約2600人が11月中旬以後 にストライキに突入する予定で、G20後の労政対決はもう一つの分岐点になりそ うだ。

チョン・ウィホン首席副委員長は「今日のキム・ヨンフン委員長による汎国本 の提案は近付いてくる11月の現代車非正規職闘争を非正規職だけの闘争でなく、 金属ゼネストと共に援護するという意味も大きい。金属労組だけでなく、民主 労総全体が共に闘争するということだ。そして市民社会と野党が予算案などで 政権と対立すれば、G20以後、2012年まで非正規職を中心として本格的な闘争が できる条件が生まれるかも知れない。情勢は非常に流動的だ」と今後2年の情勢 を展望した。

事務金融連盟のチョン・ヨンゴン委員長も労働者大会の整理集会で、「今日の 闘争で、民主労総は下半期闘争の砲門を堂々と宣言した」と明らかにした。

現代車非正規職、18日までにストライキ賛否投票を完了

一方、金属労組は11月5日、中央労働委に現代車非正規労働者が現代自動車(株)と 行っている賃金団体協議交渉関連の争議調整申込書を提出した。争議調整申請 は、現代車牙山社内下請支会約320人、現代車全州非正規職支会約350人、蔚山 現代車非正規職支会約1950人、計2600人ほどの組合員が対象だ。彼らは18日ま でにストライキ賛否投票をすべて終える計画だ。

今回の現代自動車非正規労働者の大規模集団行動のために、三支会は各々争議 対策委員会を設置し、三支会争議対策委員と金属労組による統合争議対策委員 会も構成する。また統合争議対策委員会の傘下には、三支会役員と金属労組、 忠南支部、全北支部、現代車支部各一人が参加する戦術企画団を作り、以後の 争議戦術を議論する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-09 07:50:09 / Last modified on 2010-11-09 07:50:26 Copyright: Default

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