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現代車社内下請業者再入社で『合格』するには

「勤務条件も知らずに入社しろという」

チョン・ジェウン記者 2010.11.04 16:31

現代車牙山工場のK物流は、セクハラ事件被害者の解雇後、廃業を宣言した。 11月4日、約80人が所属するK物流は『社長の健康上の理由』で廃業する。

新規業者のH企業は廃業一日前に非正規労働者募集の真っ最中だ。しかしこの過 程でH企業は『偽装廃業』議論をあおっている。

これまでの製造業社内下請業者廃業と同じように、業者代表だけが変わる業者 変更方法を取ったH企業が、労働者と個別に面談して勤務条件『放棄』、『労組 脱退推奨』をしていると現代車牙山工場社内下請支会は伝えた。

K物流の非正規労働者によれば、H企業は経歴職社員を再入社させると言って、 2日と3日に面談を実施した。まるで大学修学能力合格者発表のように『1次合格 者』リストを今日公示した。その中には社内下請支会組合員もいて、非組合員 もいる。

匿名のある労働者は、再入社すれば勤続年数と勤務条件を『放棄』しろとH企業 の代表が話したという。続いて「勤務条件も知らずに入社しろと言う」とため 息をついた。

このように、10数年働いた非正規労働者は、新入社員として新しく入社するこ とになる。勤続研修による年次手当てはなくなるが、最低賃金水準の時給は上 がるかも知れないという言葉も会社側が残したという。

業者が勤続年数を認めないと言っているのは、大法院の不法派遣判決に関係が ある。現代車で2年働いた社内下請労働者は正規職と見なされると大法院は判決 したが、現場は法外地域だ。

牙山工場社内下請のある企業は今年の1月6日に短期契約職労働者3人を雇い止め して、14人の労働者を希望退職させた。昨年6月30日付で擬装部に所属するユソ ン企業、デフン企業と、車体工場のデヨンギソンの3つの業者が経営上の困難で 廃業している。

しかし、業者廃業の時に非正規職として雇用を保証されても、勤続年数と勤務 条件が継承されるケースは稀だ。業者廃業による解約、希望退職した2年以上働 いた非正規労働者、大法院判決を見ると正規職になるべき彼らはどこで生計を 維持すればいいのか分からない。

もう一人の匿名の労働者は、H企業の代表と面談した時、使用者側が「労組脱退 と労組加入禁止が(再入社の)前提条件であるかのように遠回しに話した」と伝 えた。

社内下請支会は、「勤労契約書も書かず、個別面談で合格者リストを発表して いる。勤労条件もわからない状態で非正規労働者は雇用不安に震えている」と 伝えた。

業者の事務職員はこの問題に関して「H企業社長と電話する必要はないと思う」 とインタビューを拒否した。

K物流は、セクハラ事件が社会的に伝えられ始めるとすぐ廃業し、偽装廃業と非 難されてきた。当時、K物流代表はセクハラ被害者を減給で1次懲戒、2次懲戒で 解雇し、事件の2次加害者と言われた。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-05 09:34:19 / Last modified on 2010-11-05 09:34:25 Copyright: Default

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