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蔚山現代車正門の前、ついにキャンドルが灯った

「1000本のキャンドルを灯したい」

チョ・ソンウン記者 2010.10.17 20:24

10月15日午後8時、現代車蔚山工場4工場門の前で不法派遣撤廃正規職化争奪の キャンドルが灯った。初めは「あまりにくやしくて」非正規職解雇労働者一人 で持ったキャンドルに現場と地域の労働者が共に気持を補ったのだ。

この日のキャンドル文化祭は、誰よりも東部警察署情報課刑事と交通警官、現 代車保安チームが特別な関心を示してくれた。どうして知ったのか、彼らがま ず斥候兵のように警戒をしていた。

キャンドル文化祭に参加したある正規職活動家は「現代車のカン・ホドン副社 長は、国政監査で直接雇用の意思がないことをはっきり言った。それだけ現代 車は現代車正門の前が騒々しくなることを望んでいない。現代車は現代車の非 正規職支会が正規職連帯と地域連帯から孤立することを望んでいる。12日に組 合員教育を源泉封鎖したように、物理的な弾圧で支会の組織力を無力化し、不 法派遣闘争の未来を自分たちが統制したい。それで地域の労働者たちが、全国 の労働者たちが、現代車正門に駆け付けることを恐れている」と分析した。

この日のキャンドル文化祭は「非正規職ない工場作り元下請闘争団」、現代重 社内下請支会、労働者勉強会、公務員労組回復闘が参加した。

現代重社内下請支会のオ・セイル支会長は歌の公演をして、キャンドルに気持 を補い、参加者の歌とキャンドル発言が続いた。

現代車非正規職会ビョン・チャンギ解雇組合員は「自動車で10年間働いて今年 の初めにくやしく解雇された。2004年労働部不法派遣判定以後、6年間闘って、 7月22日に大法院で不法派遣判定を受けた。とてもくやしくてじっとしていられ なかった。弁護士に聞いてみると『すでに正規職だ』といわれた。金属労組の 組合員資格も復元して直接雇用を要求し、闘争している。私にできるのは朝出 勤宣伝戦をして夜キャンドルを持って立つことだ。『秋夕にラーメンを食べた。 秋夕にラーメンを食べる心情が分かるか』、『私たちの家庭は苦しい。正規職 で雇用しろ』とこれまで一人でキャンドル持って立っていた。今日は多くの非 正規職、正規職労働者が共にキャンドルを持って立っている」とし「労働者が 団結すれば、資本家も見下さない。会社は不法派遣ではないと国政監査で言っ たが、すでに不法派遣なのだから1万人の非正規職労働者を正規職化しろ。非正 規職のない工場を作るまでキャンドルを持つ」と決意を明らかにした。

現代車支部のキム・チョルファン1工場代議員は「今日1人で始まったキャンド ルがあまりにたくさん立ち並んで、心が温かい」とし「2002年10月に入社した。 入社した時、キョンソクという若者が横で働いていた。3ケ月の修習が終わると この若者がいなかった。どこに行ったのかもわからなかった。周りには非正規 職という資本が付けた名札、非正規職労働者が一人二人と離れた。すでに10人 を越える。私たちの周囲にはとても多くの非正規職がいる」と現実を吐露した。

続いて「非正規職労働者は会社が必要で雇用したのだから、すべてが正規職だ。 業者事務室に行けば事務室机一つ、コンピュータ一台、経理1人が全て。もうこ れ以上、人で商売をさせてはいけない。私の周囲から始めて、非正規職が消え るように努力する。9歳の息子が非正規職になったら涙が出るだろう。正規職労 働者が今から非正規職労働者を自ら正規職だと認め、私たちも同じ正規職だと 叫ばなければならない。私たちが叫べば、非正規職ない工場を作れる。私たち が叫ぶべば、ここから始めて、自動車に納品する業者、他の工場も非正規職の ない工場を作れる。今日からでも叫ぼう」と訴えた。

現代車支部1工場事業部のパク・ソンナク代議員も「不法派遣正規職化を掲げて キャンドルを持っている。大法院の判決は皆知っているだろう。最高裁判決は 現代車が社内下請労働者を不法に使ってきたことを示す。私たちがキャンドル を持っているのは今まで不法に使ってきた非正規職労働者を正規職化しろとい うことだ。直接雇用を拒否するのは、またひとつの不法だ」とし「非正規職の ない工場を共に作っていこう。非正規職のない工場が生きる喜びを感じる工場 だ。もう差別と抑圧を許してはいけない。現場に入れば『不法派遣の判定があっ た。正規職として雇用しろ』と叫んでほしい」と話した。

現代車非正規職支会のキム・サンノク解雇組合員は「ビョン・チャンギ同志が 毎日キャンドルを持って寂しく旧正門で、現代車は大法院の判決を履行し受け 入れるよう要求する姿を見ていた。寂しいキャンドルに力を貸して、たいまつ として新らしく燃え上がるように、毎週金曜のキャンドル文化祭に参加するよ うになった」と述べ、「大法院は5つの基準で不法派遣を判定した。混在作業、 元請作業指示、作業修正権、勤怠管理、全体人員管理、これが不法派遣の基準 だ。今でも正規職、非正規職が混在して働いている。元請が全てを管理して、 下請業者は単に元請の指示に従うだけの一つの部処に過ぎない。それで不法派 遣だと判決された。同じように手袋をはめて働いて、片方の車輪を正規職が、 他の車輪を非正規職が付けている」と不法派遣の実状を暴露した。

続いて「私たちが差別と抑圧、搾取を防ぎ、不法派遣廃止、正規職化を勝ち取 るのは、自動車労働者だけでなく、まさに搾取され抑圧されているこの地の多 くの労働者の人生を変えるため」と強調した。

労働者勉強会のカン・ジングァン会員は「1000本のキャンドルを灯したい」と し「1000本のキャンドルを灯すために地域で多くの悩みときもちを補ってくれ」 と訴えた。

この日のキャンドル文化祭は、来週金曜を約束して終わった。今日一本のキャ ンドルは20本のキャンドルに発展した。来週には20本のキャンドルが100本のキャ ンドルにつながっていく心と心の連帯を期待したい。

キャンドルの導きに従って現場の内外が疎通し、共に問題を討論して決め、気 持を補えば、現代車非正規職労働者がキャンドルにより少しでも力を得ること ができ、その力に私たちが拍手を送れば、もうキャンドルは本当に多くの役割 を果たしているのだ。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-10-19 08:30:33 / Last modified on 2010-10-19 08:30:40 Copyright: Default

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