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非正規職労組、現代車に直接交渉を要請

「社会的恥さらしを避けたければ交渉に応じろ」

チョン・ジェウン記者 2010.09.29 17:54

金属労組現代車の牙山、蔚山、全州非正規職支会3支会が9月29日、現代車に 2010年賃金交渉および団体交渉を要請する。

3支会は午後4時に現代車蔚山工場本館を訪問して、交渉要請公文書と賃金団体 協議要求案を伝える。初めての交渉日は10月6日の予定だ。

現代車社内下請3支会は、現代車が大法院判決を履行しろとし、△社内下請労働 者全員の正規職化、△不法派遣正規職化闘争の過程で不当解雇された組合員を 正規職として原職に復帰、△社内下請労働者の入社日を基準として正規職と差 別して支払われなかった賃金の支給、△現在も続いている非正規職労働者への 構造調整中断などを要求した。

2005年、2006年に不法派遣正規職化闘争を行った労働者に強行された解雇、停 職・減俸などの不当な懲戒に対する被害補償も要求した。当時の闘争の過程で、 非正規職労働者12人が拘束され、百人ほどが解雇、そして停職・減俸処分が続 いた。特に故リュ・ギヒョク氏が不法派法正規職化闘争で命を失うこともした。

また、現代車に2010年の賃金交渉を共に要請した。正規職と同水準の賃上げを しろということで、△今年の現代車正規職労働者の実質基本給引上額の90982ウォ ン基本給引き上げ、△経営成果金300%+200万ウォン、△一時金300万ウォン、 △無償株30株だ。

続いて現代車鄭夢九会長が現在まで『不法』と『労働者弾圧』を行ったとし、 被害当事者の非正規職労働者に公式に謝罪しろと要求した。

金属労組は7月22日に大法院が「現代自動車社内下請労働者は派遣労働者であり、 派遣法6条3項を適用し、2年を超えた日から正規職に転換される」という趣旨の 判決をしたことで、不法派遣労働者の現代車社内下請労働者の実使用主の現代 車が交渉に出てくるべきだと主張した。

現代車の3支会は2003年以来、現代車に交渉を要請してきたが、現代車は交渉の 責任がないと主張してきた。

金属労組は「大法院が現代車社内下請非正規職は不法派遣された労働者であり、 現代車が実質的な使用主であることを明確にしたことで、現代車はこれ以上、 交渉を回避する名分がなくなった」と明らかにした。

一方、3支会は最高裁判決から1か月を越えても、現代車が非正規職問題への明 確な立場を出していないとし、「むしろ非正規職労働者の労組加入が急増し、 現代車がこれを妨害する不当労働行為に血眼になっている」と主張した。

社内下請3支会の組合員は、最高裁判決の前に千人だった。9月末現在、1500人 増え、全体で2500人ほどに達する。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-09-30 21:49:59 / Last modified on 2010-09-30 21:50:01 Copyright: Default

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