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コルトコルテック米国遠征闘争団、The NAMM Show前で拠点闘争に突入

[寄稿]アナハイム主要労働組合、社会団体がコルトコルテック労働者に支持宣言

イ・ウォンジェ(文化連帯)/ 2010年01月18日9時49分

"No Workers No Music, No Music No Life!"

ドイツのフランクフルトミュージックメッセ、日本の横浜国際楽器博覧会に続 き、米国アナハイムのザ・ナム・ショー2010(The NAMM Show 2010、以下ナム ショー)でもコルトコルテック・ギター労働者たちの声が鳴り響いた。1月14日 午前10時(以下米国アナハイム時間基準)、米国のアナハイムコンベンションセ ンターで開幕したナムショーのイベント会場の直前は、韓国の『コルトコルテッ ク米国遠征闘争団』(以下遠征団)が登場してざわざわし始めた。遠征団はイベ ント会場前に到着し、少しのためらいもなく拠点空間を確保し、自分たちの主 張を知らせ始めた。ギターとともにコルト会社の真実が記録された大型横断幕 の前に人々が集まり、コルト会社の不法で不当な労働弾圧を表現した各種の広 報物は写真の洗礼を受けた。

ナムショー参加者のざわめきがまださめやらないナムショーイベント会場の前 は、またLA、アナハイムなどの周辺地域の労働団体所属組合員、社会運動団体 の活動家で活気を帯び始めた。すでに1週間前に遠征団を支援してきたKIWA、 ENLACE、MCTFなどはもちろん、AFL-CIO United Steel Workers、SEIU 721 Latino Caucus、UNITE HERE Local 11、International Action Centerなどの主 な労働組合と団体が遠征団のコルト資本糾弾のためのナムショー拠点闘争に連 帯するためにあちこちから集まったのだ。

日本に続いてコルト資本の不当性と反労働者政策に対抗する国際連帯が拡大

遠征団は午後2時にアナハイムコンベンションセンター正門前で『ナムショー開 幕およびコルト資本糾弾国際記者会見』を始め、公式闘争に入った。ヤン・ド ギュン韓国金属労組副委員長(ウォンジョン団長)は記者会見の冒頭に「全世界 の金属労働者が今コルト資本に注目している。金属労働者はコルト資本が労働 者の正当な権利を認めるまで最後まで連帯する」と話した。

コルトコルテック・ギター労働者への積極的な連帯を宣言した現地の団体は、 エイダ・ブリシノ(Ada Brecino、UNITE HERE Local11)事務局長、ジョン・パー カー(John Parker、International Action Center)執行委員長、マルサ・ロジャ ス(Martha Rojas、SEIU 721 Latino Caucus)委員などの発言で、コルトコルテッ クの労働者弾圧を強く批判、今回のナムショー闘争の重要性を強調した。また レオ・ジェラルド(Leo Gerard、AFL-CIO United Steel Workers)委員長がデイ ブ・キャンベル事務局長をはじめ20人余りの組合員と共に参加し、記者会見文 を朗読し、今回の遠征団に対する現地団体の連帯が持つ地位を新たに確認する ことができた。

また、記者会見でコルトギターの労働者バン・ジョンウン支会長(韓国金属労組 コルト楽器支会長)は「多くの労災の中でも労働者はコルトを世界的な企業にし たが、パク・ヨンホ社長と会社は労働者が労働組合を作ったという理由で古草 履のように捨てた」とコルト楽器の反労働者政策を糾弾した。

また、コルテックギター労働者イ・イングン支会長(韓国金属労組コルテック支 会長)は「コルト資本はもちろん、コルトが作った死のギターを購入する米国の フェンダー、日本のアイバニーズなどが問題解決に努力すべきだ」と要求した。

特にこの日の記者会見には、ナムショーが公式に招請したギタリストでシンガー ソングライターのフェニクス・ベンジャミンが直接参加して、言論の注目をあ びた。最近、スーパーボール(アメリカンフットボールのプロリーグ決勝戦)で 公演をしたフェニクス・ベンジャミンは「われわれはもう耐えてはいけない。 ギター労働者とミュージシャンが共に問題を解決しなければならない」として コルトコルテック闘争に対する関心と支持を積極的に表現した。フェニクス・ ベンジャミンはナムショー開幕二番目の日の1月15日、遠征団のナムショーイベ ント会場前の街頭公演に直接参加し、周囲の関心を引いた。

遠征団は記者会見以後、ナムショー遠征闘争を支持しにきた米国内労働組合、 社会団体活動家と共に、ナムショーイベント会場あちこちで街頭公演、歌デモ 行進、即興バンド公演、写真展示会などを進めた。

遠征団の街頭闘争はこれまでLAで行われてきたように、ナムショーの参加者の 熱い関心を受けた。LAハリウッド街頭公演で偶然に会ったサマンダは、アナハ イムまで直接きて街頭公演に合流し、遠征期間中ずっと積極的な支援をしてき たKIWAの活動家は風物グループを組み道遊びと歌デモ行進をした。AFL-CIO、 UNITE HEREなどの米国の活動家もナムショー参加者に直接チラシを配り、コル トコルテック労働者の問題を具体的に説明した。

ナムショーに参加した業界関係者もコルトとパク・ヨンホ社長の非道徳的な経営を批判

一方、遠征団の活動はナムショーに参加した業界関係者にも多くの注目をあび た。遠征団のナムショー拠点闘争空間に直接きた米国のギター会社、ESPのマッ ト・メシアンダロ(Matt Masciandaro)会長は、遠征団のチラシでESPが言及され たことに問題を提起し「われわれはもうコルトとは関係がない。パク・ヨンホ 社長は正直ではないので今後も取り引きしたくない」とし、チラシから除外す るよう丁重に要請した。

また開幕二日目に尋ねてきた英国のギター会社、Abalonのスティーブ・マキラ ス(Steve McIlwrath)も「われわれはドイツでコルトコルテック労働者と会った。 コルトの問題をよく知っている。われわれはパク・ヨンホ社長を信頼しておらず、 したがって今後も取り引きすることはないだろう」と立場を明らかにした。

これ以外にもナムショーに参加した多くの業界人がコルトコルテック・ギター 労働者の拠点闘争空間に立ち寄り、問題の早急な解決を祈ってコルト資本を批 判した。韓国社会だけでなく、世界のギター業界の中でもコルト資本とパク・ ヨンホ社長の非道徳的で非常識な仕事はよく知られていた。

遠征団は二日目にもナムショー参加者の多様な支持と連帯の中で、チラシが足 りなくなるほど活発な闘争を進めた。今、ナムショーが行なわれているアナハ イムコンベンションセンターの前には街頭公演に自発的に参加するミュージシャ ン、コルトに正式に問題を提起するという業界関係者、遠征団と記念撮影を望 むナムショーの参加者、昼食から各種の物品に至るまで物心両面で支援してい る在米同胞が熱い連帯をしている。ギター労働者に生活の歌を戻すために。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-01-20 12:38:21 / Last modified on 2010-01-20 12:38:23 Copyright: Default

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