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お母さんが危篤で休んでも高い日当で代替

ソウル大病院清掃労働者ストライキ16日、「清掃労働者がいなければ病院が維持できないのに切下げ」

キム・ヨンウク記者 batblue@jinbo.net / 2009年12月16日19時32分

午前5時から午後4時まで週6日勤務、日曜日も3週に一度、一日も欠かさず働い て受け取るのは116万ウォン。国立ソウル大病院清掃清掃労働者の労働条件だ。 彼女たちは、50、60台の女性非正規職で、病気になったり、実家の母が危篤で 休暇を使うには、自分の日当3万ウォンよりも高い5万ウォンの日当を払って 代替人材を使わなければ休めない。

彼女たちは5月14日、公共労組に加入し、28日に公共労組医療連帯ソウル支部ミ ンドゥルレ分会を作った。「ミンドゥルレ」という名前は、民(ミン)主労組の 野原(ドゥル)に新しい未来(レ)を作るという意だ。

ミンドゥルレ分会は賃上げおよび休暇、休日保障、定年延長を含む総雇用保障 などを要求し、12月1日に3次全面ストライキに入った。11月5日と11日に1、2次 ストライキに突入したが、問題が解決せず、またストライキをした。

ミンドゥルレ分会の職場はソウル大学校病院だが、ソウル大病院が契約した清 掃用役業者テドクプライムに所属している。ミンドゥルレ分会はテドクプライ ムに団体交渉を要請したが、会社は複数労組という理由で団体交渉に応じなかっ た。しかし法院は9月18日、会社に産別所属のミンドゥルレ分会と誠実に交渉を しろと決定した。だが労組によれば会社側は30回以上の交渉要請を拒否し、逆 に労組のストで病院との再契約が難しくなるという脅迫もしたという。

元請のソウル大病院の弾圧も強い。労組は「ソウル大病院が使用者ではないと の理由で問題解決の努力を回避し、代替人材投入と人権侵害、労働弾圧をして いる」とし「病院が動員した警備員が集会を妨害し、悪口と暴力をふるい、肋 骨にひびが入る事件も発生した」と明らかにした。ソウル大病院はまた、業務 妨害と不法占拠を理由にミンドゥルレ分会の幹部4人と医療連帯ソウル支部の幹 部などを告訴告発している。ソウル大病院は12月7日、公開入札説明会を始め、 用役業者を新しく選ぶ予定だ。労組は「テドクプライムが再契約しなければ、 この6か月間、複数労組の是非で一度も交渉できずにストライキに突入した清掃 美化労働者の問題を解決するため、元請使用者のソウル大病院が出るしかない」 とし「賃上げと労働時間短縮は十分に元請使用者の請負単価引き上げと人材補 充で解決できるのに、直接使用者ではないという理由で事態解決を無視し、逆 にストライキ破壊だけに熱を上げている」と非難した。

労働部も彼ら高齢の女性非正規職には助けにはならなかった。労働部東部支庁 はミンドゥルレ分会設立以後、テドクプライムの担当責任解釈要求に対して 『複数労組なので交渉に参加する義務がない』という解釈し、事実上使用者の 交渉懈怠を誘導したと非難されている。

一方、12月16日午前、いくつかの進歩社会団体がソウル大病院で記者会見を行 い「ソウル大病院が直接事態解決に出ろ」と要求した。記者会見で不安定労働 撤廃連帯のキム・ヘジン代表は、「元請の病院は用役という名で賃金を搾取し、 代替人材投入などの責任は取らずに安心して弾圧をする」とし「清掃労働者な しでは病院が維持されないのに、労働を低く評価し、無価値なものにして用役 単価を低賃金にしてきた。清掃労働をいいかげんに評価するな」と非難した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-12-20 18:38:42 / Last modified on 2009-12-20 18:38:43 Copyright: Default

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