メーデー前夜祭「労働者・学生・市民」が共に

建国大裏門に約1500人が参加...第2のキャンドル決意

世界メーデーの一日前の4月30日、建国大裏門に設置された舞台では「2009 4.30闘争決意大会」が開かれた。

経済危機余波で非正規職労働者の解雇1順位が当然視され、非正規職4年延長と 最低賃金法削減の試みが進む中で、この日の4.30闘争決意大会は「経済危機責 任転嫁粉砕、労働者民衆の雇用と生存権、民主主義争奪」の主題で行われた。

▲「430闘争文化祭」が建国大裏門で開かれた

4月30日午後6時30分、事前行事の「女性労働者闘争大会」を始め、約5時間ほど 進められたこの日の闘争文化祭は、労働者、学生、社会団体会員、ネチズンな ど1500人ほどが参加した。

「女性労働者闘争大会」には不法派遣の「象徴」になったキリュン電子を解雇 され、1340日ほど復職闘争をしているキリュン電子労働者が最初の舞台を飾った。

ユ・フンヒ民主労総キリュン電子分会組合員は「非正規職4年期間延長は非正規 職に永遠に非正規職で暮せというものだ。経済危機は資本家の放漫な経営のた めなのに、責任を労働者に転嫁している。だが労働者の団結はまだ足りない。 6月の闘争で団結の力を作ろう」と話した。

仁川地下鉄清掃用役労働者は無伴奏で「日が昇る日」の替歌を歌い、大きな拍 手を受けた。

チョン・グムジャ公共労組医療連帯ソウル地域支部介護人分会長は「24時間勤 務、時給2500ウォン、一週間144時間働く介護労働者は洗濯、キムチなどあらゆ る雑用をしてセクハラ、性暴力に苦しんでいるケースが多い。だが政府は管理 監督を全くしない。看病労働者たちを『直接雇用』することで看病労働者の権 利が保障され、よいサービスが実現する」と話した。

▲女性の願いを込めた風船を飛ばす

女性労働者闘争大会の参加者たちは決議文で「『先に』搾取されて抑圧される 女性労働者の現実を暴露して、最低賃金引き上げと女性労働者権利争奪のため の女性の集団闘争を組織する」と述べた。女性労働者たちは要求を込めた風船 を空に飛ばせた。

続いてプンムルグッペ「サルパン」の太鼓の公演を始め「4.30闘争決意大会」 は8時に始まった。多様な公演と映像で参加者の多くから支持と呼応を受けた。

龍山惨事遺族の故イ・サンニム氏の嫁チョン・ヨンシン氏は「5人を虐殺して遺 族には腕力と暴言をふるう。検察は被害者を加害者に変身させた。検察の論理 のとおりなら、私の夫が私の舅を殺したことになる。この政権はどこまで狂っ ているのか、これからを見ろ、そして戦う」と心情を伝えた。

この日、労働者大会が開かれる二時間前にメーデーをむかえ、龍山惨事で死ん でいった撤去民を追慕するために龍山撤去民惨事の現場を訪問した学生たちが 警察の鎮圧により20数人が連行された。警察は順天郷大学病院でも遺族を訪問 しに来た学生を連行した。

大会の参加者たちは「労働者、撤去民、学生、キャンドル市民、進歩政党党員、 社会団体会員は、今日から全面闘争に突入する。6月総決起、第2のキャンドル、 全国民抗争で労働者民衆の生存権勝ち取る」と決意を明らかにした。

続いて夜10時には4.30青年学生文化祭「道を開け青年よ」が進められた。メー デーのメインイベントは、5月1日の午後3時からソウル市汝矣島公園など全国で 同時に開かれる。

▲新しい公演を繰り広げたヒップホップグループ、「私が望む大統領」という歌を映像と共に公演している

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。