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韓国:発電使用者、スト参加組合員を強制出張
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「発電使用者、スト参加組合員を強制出張」

発電労組の抗議に知識経済部「なんとかストを防ごう」と黙認

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2009年11月06日10時45分

11月6日、一日ストに突入した発電労組に対し、使用者が露骨に妨害工作を行い、 批判の声が高い。

発電労組によれば会社の幹部が労組幹部を勤務時間中に呼び出して懐柔と脅迫 を続け、スト参加対象組合員にスト当日に出張、教育などに送りストライキへ の参加を妨害しているという。今回の発電労組のストライキは、必須維持業務 人員を使用者側に通知して進められ、使用者側はどの組合員がストライキに参 加するのか知ることが出来る。

そのため発電労組が発電5社主管部処の知識経済部に使用者側の虚偽出張命令な どを正すよう要請した。知識経済部は「なんとかストを防ぐため、幹部たちが 労組職員を説得する過程で離席事態などが発生すると判断されるので了解して ほしい」と答えた。発電労組は「合法ストを防ぐためなら勤務中に組合員を連 れて勤務地を無断で離脱しようが虚偽出張で予算を浪費しようが問題がないと いう深刻な思考だ」と批判した。

▲会社幹部がスト参加組合員を勤務時間中全員を連れ出し空っぽの事務室。ヨンドン火力総務部事務室だ。[出処:発電労組]

発電社使用者は9月に行われた発電労組の争議行為の賛否投票時にも組合員の投 票を阻止するために強制在宅勤務、強制出張、強制休暇などで出勤そのものを 妨害し、労働者の反発を呼んだ。これは国政監査でも問題になり、不当労働行 為として調査中だ。発電労組は「労働弾圧のためになら勤務地の無断離脱と予 算浪費さえ問題にならないのが公企業先進化の実体」と明らかにした。

一方、発電5社は発電労組のスト予告に対し、4日に果川政府総合庁舎で記者会 見を行い、団体協約解止を一方通知した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-11-19 02:00:16 / Last modified on 2009-11-19 02:00:17 Copyright: Default

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