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韓国:ギター労働者たちが楽器を作れるように助けて下さい
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ギター労働者たちが楽器を作れるように助けて下さい。

登録日:09-10-12 12:07

ギターの音がまだ美しく聞こますか。

コルト・コルテックギター労働者たちが楽器を作れるように助けて下さい。

ライブクラブ パンで文化芸術家が開いた水曜文化祭

(c) cortaction.tistory.com

ここにギターを作る人々がいます

一生窓一つない、ホコリで一杯の工場の中で美しい音をだすギターのために労 働した人々がいます。彼らの手と汗、情熱と技術で作られたギターで、われわ れは美しい音楽を演奏し、聞き、踊りました。そのギターを作る労働者たちの 苦痛と犠牲でギター会社は世界的な企業になり、その会社の社長は韓国で 120番目の金持ちになりました。

われわれはギターを作る労働者たちが、ある日突然通りに追い出されたという 知らせと出会いました。自分たちの正当な労働の代価を要求したという理由、 最低限の生きて呼吸する労働環境を要求したという理由、困難を分けあい、克 服するために労働組合を作ったという理由で、ギターを作った労働者たちはあっ という間に通りに追い出されたそうです。

長い間「もう一つの家族」と言ってギター労働者を駆り立てた社長は、突然顔 色を変えて正常な工場の門を堅く閉めてしまいました。社長は海外に新しく工 場を開き、家族のように働いていた労働者には無視と侮蔑そして弾圧を続けま した。

ギターを作る労働者であり、職人だった人たちは、命がけの闘争を始めなけれ ばなりませんでした。経済的に生存のため、労働者としての権利を守るため、 楽器を作る職人として自分の労働を維持するため、そして人間として不正に対 して最低の尊厳を保証させるため、ギターを作る労働者たちはもうすぐ1000日 になる空の工場で、道路で、高空鉄塔の上で、とても冷たいテント座込み場で 訴えています。「ギターをまた作りたい」。

この会社の名は「株式会社コルト楽器」です。その社長の名は「パク・ヨンホ」 です。ギターを作った人々の名は「コルト・コルテックギターを作る労働者」 です。

今、われわれは韓国の代表的な企業であり、世界的なギターメーカーである 「株式会社コルト楽器」の隠された真実を、美しい音を出す「コルト、コルテッ クギター」に溶けた労働者の痛みと向き合うようになりました。

コルト・コルテックギターを作る労働者たちの苦しい闘争は、韓国社会にコル ト、コルテックギターをめぐる真実を知らせました。その真実の中で「コルト 楽器」は決して誇らしい韓国企業ではなく、コルト・ギターから出る音は、も う美しく聞ける音ではありません。コルト・ギターが出す美しい音はギターを 作る労働者の涙と絶叫を濃厚にはらみ、労働者の生と命を威嚇するコルト楽器 資本の暴力が目に浮かぶからです。

世界ギター市場30%を占める巨大企業、12年間連続で黒字

コルト楽器は仁川のコルト、大田のコルテック、インドネシア、中国など6つの 法人を所有しており、世界のギター市場の30%を占める巨大なギター製造メーカー です。コルト楽器は1996年から2007年まで赤字になることなく、累積黒字878億 ウォンを稼いだ金持ち企業で、コルト楽器のパク・ヨンホ社長は韓国で120位の 金持ちで、千億ウォン台の財産家です。

しかしコルト、コルテック工場でギターを作る労働者たちは、コルト楽器の社長 が金持ちになって会社が国際的な企業に成長する間、むしろ賃金搾取、労働災害、 強制退職、労組弾圧などで苦しんできました。その上、コルト楽器は2007年に 一方的な集団整理解雇と偽装廃業を行い、今この瞬間までコルト、コルテックの 労働者たちは、不当な解雇と偽装廃業に対抗して命がけの闘争をしています。

この過程で、無力で貧しいコルト、コルテック労働者たちは街頭での座り込み、 焼身、送電塔高空闘争、ハンスト闘争など、死以外の全てをしましたが、コル ト楽器資本の返事はいつも労組瓦解工作と公権力を動員した暴力だけでした。

最近では、多くの音楽家と芸術家がコンサートをはじめ、多様な芸術活動で コルト、コルテックギターを作る労働者たちと連帯しています。

文化芸術の名で、労働者の名で、そして何より一人の人間の名で、ギターを作 る労働者と文化芸術家の生活の連帯が進行しています。文化芸術家は美しいギ ターの音ほどにギターを作る労働者たちの暮しが美しいことを切実に望むから です。ギターを作る労働者たちの労働権が正当に保障される社会だけが、音楽 と芸術が美しく調和する社会だと信じているからです。ギターを作る労働者が 作ったギターが、文化労働者の想像力と平和に会える世の中だけが、文化芸術 が花咲く世の中だからです。文化芸術家たちは、コルト楽器資本による搾取、 苦痛、死の声ではなく、生活の、労働の、希望のギターの音を聞きたい文化労 働者たちだからです。

それだけでなく、音楽を愛する多くの市民がコルト、コルテック問題に接した 後、コルト、コルテック労働者に支持を送っています。そして2009年8月13日、 韓国のソウル高等法院は、コルト労働者に関する裁判でコルト企業の不当解雇 を指摘し、労働者の正当性を確認しました。

しかしパク・ヨンホ社長をはじめとするコルト楽器資本は、いまだにコルト、 コルテック労働者への労働弾圧を止めません。持てる者の権力を振り回し、コ ルト、コルテック労働者への暴力をはばかりません。コルト楽器資本は用役チ ンピラを動員し、法律的に保障された労組事務室の侵奪、テント座込み場への 不法な暴力撤去などを今この瞬間にも繰り返しています。

何よりも重要なことは、このような非人間的なコルト楽器資本が今この瞬間に も中国、インドネシア、その他の工場で、全世界の労働者を搾取しながら涙の ギター、死のギターを生産しているという事実です。韓国の法制度に背いて労 働者への弾圧と搾取を繰り返したコルト楽器資本が、中国、インドネシアの労 働者の権利を保障するわけがありません。今コルト楽器が作っているギターは 美しい音を出す楽器ではなく、苦痛を再生産する機械でしかありません。

労働と音楽を尊重して愛するすべての方に訴えます

人間の生と音楽の美しさのためにコルト、コルテック労働者たちと連帯してく ださい。眠っているギターを起こし、止まった工場がまた稼働し、ギターを作 る労働者の情熱と技術が錆つかないようにするために連帯して下さい。コルト 楽器資本とパク・ヨンホ社長がギターを作る労働者の権利を認め、工場を正常 化するように抗議してください。良心ある市民として、コルト楽器資本とパク・ ヨンホ社長の偽装廃業、労働者弾圧に注目し、この問題を解決するように関心 を持ってください。皆さんの関心と支持で、ギターを作る労働者たちが生活の 歌を取り戻せることを切実に期待します。

原文 (OhmyNews掲載)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-10-24 14:48:17 / Last modified on 2009-10-24 14:48:18 Copyright: Default

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