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韓国:ソウル大病院施設管理労働者が全面スト
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ソウル大病院施設管理労働者が全面スト

ソンウォン開発分会「経済危機を口実に労働者の要求を黙殺」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2009年09月16日15時07分

ソウル大病院で施設を管理する非正規職労働者たちが9月15日、無期限の全面ス トライキに突入した。9日の一日ストライキに続くもの。

ソンウォン開発に所属する労働者たちは、賃上げなどを要求して6月から23回使 用者側と交渉をしてきたが、合意点を見出せなかった。彼らはソウル大病院が 公共機関先進化などを理由に各種の予算を削減し、下請け請負単価を凍結した り1%台に引き上げ、事実上下請け労働者の賃金を凍結または削減していると主 張した。

労組側によれば、11年目の労働者の賃金が148万ウォンに過ぎない。公共労組は 「10年目の労働者の月給が新入職員の月給より低いというめちゃくちゃな賃金 体系と、最低賃金に該当する労働者が20数人に達する」と伝えた。公共労組医 療連帯ソンウォン開発分会は「ソンウォン開発は07年に純利益14億、09年には 純利益23億にのぼるが、赤字を公言し経済危機を口実に労働者の賃金を凍結し 労組の要求を握りつぶした」と説明した。

特に、ソウル大病院は10年間の増改築で業務が増えているのに、約200人の施設 管理人員は現在144人に減っている。ソンウォン開発労働者の要求は基本給8万 6千300ウォン引き上げと単一給与体系、不足人材23人の補充などだ。公共労組 は「人員不足による被害(消防担当者不在による火災の危険、空気浄化不足、手 術室のガス供給問題など)は結局、病院を利用する患者、保護者に転嫁される」 と指摘した。

ソンウォン開発労働者の戦いにソウル大病院分会も代議員の連帯闘争を決意す るなど元下請共同闘争を展開している。公共労組は「元請のソウル大病院とソ ンウォン開発使用者側は必須維持業務制度を信じてスト権を制限するに没頭す るだけで、事態解決の努力を無視している」と批判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-10-03 12:33:37 / Last modified on 2009-10-03 12:33:39 Copyright: Default

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