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保健医療労組、必須維持業務の決定でソウル地労委に公開質問

「ソウル地労委の決定は拙速で偏向的」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年07月29日11時47分

7月29日、部分ストライキに突入した保健医療労組が、ソウル地方労働委員会の 必須維持業務維持費率の決定が「拙速かつ偏向的に行われた」とし、公開質問 をした。

ソウル地方労働委員会は7月21日、高大医療院とCMC(江南聖母病院、聖母病院)、 ボフン病院、ソウル赤十字病院に対して必須維持業務維持運営水準を決めた。 しかしソウル地方労働委員会の決定は、必須維持業務に所属する人員の10%程 度しかストライキに参加できず、職権仲裁をなくして公共部門労働者のスト権 を保障するという導入の趣旨の面目を失わせ、労働界の批判を受けている。ま た、今回の決定は非番者にも「自由時間にストライキに賛同すれば、休息が不 足して医療事故の恐れがある」という使用者側の主張も受け入れ、ソウル地方 労働委員会は「自由意志による自由時間活用さえ制限する越権決定をした」と いう指摘まで受けている。

そのため保健医療労組はソウル地方労働委員会に公開質問状で、△約10数日必要 な決定が、拙速決定ではなく十分な議論と検討の後に形成されたのか、△本決定 を担当した特別調停委員会は、病院事業を知らない非専門家で構成されている が、決定は合理的で妥当だといえるのか、△決定が使用者が要求する維持運営水 準と同等だが、労組の合理的基準を排除して使用者側に偏った決定をした理由 は何か、△必要最低限の維持運営水準を定めるという趣旨を維持したのか、△全 北地方労働委員会が全北大病院に対して決めた維持運営水準より10〜20%高く算 定された根拠は何か、△事業場別維持運営水準差異の根拠は何か、△最低60%以 上の高い維持運営水準を決めた根拠は何か、△ボフン病院の場合、手術業務にあ たり使用者側が要求した維持運営水準より決定水準が高い理由は何かを尋ねた。

保健医療労組は7月31日までに、ソウル地方労働委員会が公開質問に誠実に答え ることを要求している。不十分であれば、△決定全面無効化、△ソウル地方労働 委員会委員長退陣、△担当公益委員自主的に辞任、△必須維持業務制度廃棄など を目標とした闘争に突入するという計画を発表した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-08-02 07:52:55 / Last modified on 2008-08-02 07:52:57 Copyright: Default

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