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韓国:法律団体、江南聖母病院に『不法派遣』を提起
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法律団体、江南聖母病院に『不法派遣』を提起

派遣は絶対禁止の業務である看護補助者業務に介護人と偽って派遣職使用疑惑

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年10月17日13時09分

江南聖母病院での派遣職労働者の集団解約事態は解決の兆しを見せていない。 保健医療労組は、江南聖母病院使用者側との面談を要請しているが、実現して いない。江南病院病院使用者側は10月7日に続いて昨日(10月16日)予定されてい た保健医療労組委員長との面談を一方的に延期した。労組側は「病院は非正規 職労働者をどれほど馬鹿にすれば自分勝手に約束を破れるのか」と怒った。

当初は今日(10月17日)、環境労働委員会によるソウル地方労働庁への国政監査 に江南聖母病院のファン・テゴン医院長が証人として出席する予定だったが、 労働部が国政監査の進行状況をリアルタイムで国家情報院と警察庁に報告して いた事実がわかって混乱しており、尋問は不透明な状況だ。

一方、民主社会のための弁護士の会と民主主義法学研究会、労働人権実現のた めの労務士の会などの法律団体は「江南聖母病院が派遣が禁止されている『看 護補助者業務』に派遣労働者を使った」のは不法派遣だとし、派遣法によって 江南聖母病院は解雇された派遣職労働者を直接雇用しなければならず、これを 履行しなければ労働部が過怠金を賦課するよう要求した。

派遣法5条3項5号と同法施行令2条2項3号では「医療法第2条による医療関係者の 業務および同法第80条による看護補助者の業務を派遣禁止業務」と規定してい る。そのためこれらの業務は一時的、間歇的な理由でも絶対に派遣を使っては いけない業務だ。法律団体たちは、看護補助者の業務を派遣禁止業務と規定し ているのは「医療関係者や看護補助者の業務と医療サービスを提供する業務に 派遣を使うと、医療の質の低下や患者と国民健康権を侵害する可能性があり、 公益保護の次元でこれを禁止している」と説明した。

▲チャムセサン資料写真

ではなぜ江南聖母病院は看護補助者に派遣職労働者を使用できたのか。法律団 体によれば、派遣労働者が直接雇用非正規職から派遣業者に所属が変更された り、雇用された時点で作られた勤労契約書には、派遣勤務時に遂行する業務と して『介護人』と記載されていた。現在の派遣法で『介護人』は常時派遣が認 められる業務だ。

しかし解雇された派遣職労働者が実際に行っていた業務は、韓国標準職業分類 が指定する介護人業務「挙動が不自由な患者を入浴させ、服を着替えさせ、提 供される食物を患者に食べさせること」を越え、浣腸、剃毛業務、患者移送時 に付着した酸素呼吸器、リンゲル注射、血液投入注射管理、入院病棟で患者に 使われる機構の消毒、医師や看護師が指示する薬剤を看護師に供給して、投薬 を管理する業務、集中治療室のサクション、臓器移植室、人工呼吸器を消毒す るなどの業務だ。

法律団体は「派遣労働者が実際に行っていた業務は介護人業務でなく、派遣法 が禁止する『看護補助者の業務』にあたると判断される」とし、「(江南聖母病 院は)看護補助業務が派遣禁止業務に規定されていることを知りつつ、これを偽 る目的で介護人と記載したのだろう」と指摘し、不法派遣の可能性を提起した。

不法派遣が認められれば、江南聖母病院は判定後すぐ該当労働者を直接雇用し なければならず、労働部は該当労働者1人当り1千万ウォンの過怠金を江南聖母 病院に賦課しなければならない。現在の該当労働者は65人、賦課される金額は 計6億5千万ウォンだ。

こうした法律団体の立場により、解雇された派遣職労働者たちは勢いづいてい る。解雇労働者たちは明日(10月18日)午後7時、江南聖母病院非正規職座込み場 で『江南聖母病院非正規職労働者と連帯する団結と連帯の夜』を開く。彼らは 招待状で「多くはない人員が戦っているが、闘争する労働者、学生、市民を問 わず毎日支持訪問と連帯が絶えない」とし「いつも感謝し、申し訳ない気持ち だけだ。そのためこれらの方々を迎えてもっと和気とした夕べを作ってみたい」 と、参加を提案した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-10-21 04:47:17 / Last modified on 2008-10-21 04:47:18 Copyright: Default

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