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コルテック・ハイテク労働者、送電塔高空籠城突入

「問題が解決するまで降りない」

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2008年10月15日15時11分

二人の労働者が10月15日、また高空籠城を始めた。食も断つという。彼らが上 がった送電塔には、『154000ボルト危険上がるな』という札が付いていた。 高空籠城に入った労働者は、ハイテックRCDコリアのキム・ヘジン支会長とイ・ イングン・コルテック支会長だ。

復職判決の直後に整理解雇

ハイテックRCD支会の闘争は2002年始まり、7年間、闘争を続けている。彼らは 今年の4月に労災承認を受けた。『労組弾圧によるストレスのために精神疾患が 発病した』とし、勤労復職公団に療養承認申請を出して3年目だった。その間、 労災承認のためにやらなかった闘争はなかった。

1月には大法院で不当解雇判決を受けて復職の議論が始まった。しかしハイテック RCDコリアは新設法人への転職を命令した。これを拒否すると、8月に整理解雇 を通知した。

ハイテックRCD支会の組合員たちは「転職を強要する法人は、5千万ウォンの会 社から労組をなくすために廃業する」とし、転職を拒否したところ、すぐに整 理解雇通知がきた。これを労働界は新種の労働弾圧の手法だと言っている。

社長は本当の金持ち、労働者は重い病気と低賃金

コルテック支会は07年4月、工場廃業により闘争が始まった。コルテック支会の 労働者たちは、「07年に66億の純利益が発生したのに廃業した」と誰もが話し ている。労働組合をつぶすための偽装廃業だというのだ。

コルテックは世界3位のギター製造業者で、1973年に資本金200万ウォンで始め た会社だ。コルテックのパク・ヨンホ社長は韓国の長者番付120位の最も重要な 金持ちになった。

だがコルテックの組合員たちが受け取っていた月給は、最低賃金にもならない か、やっと最低賃金を超える額で、彼らの健康状態調査資料によれば、生産職 労働者の40%は筋骨格系疾患、59%は有機溶剤露出による職業病の疑い、36%は気 管支喘息、40%は慢性気管支炎だった。

「われわれの闘争は労組嫌悪症が原因」

異なる事業場でありながら、二つの支会長が一緒に高空籠城をすることになっ た理由を、彼らはこう話している。

「資本は違っても、労働組合嫌悪症患者の弾圧は同じだ。事業分割、法人分離、 経営合理化のための構造調整を言い訳に、組合員たちに強行される『整理解雇』 という死刑宣告は、組合員を病気にかからせ、さらにシンナーをかぶって火を つけるほかはない死地に追いやっている」

この日、高空籠城の場所の前にある記者会見で、コルト支会のチャン・ソクチョ ン事務長は「支会長が家族に何日かソウルに行くと言って出てきたが、この事 実をどう家族に話せばいいのか...」と言葉を濁した。ハイテク支会のチョン・ ウンジュ副支会長は、「金と力が残っているから、闘争するのではなく、最後 の力を絞って闘争している」と絶叫した。

高空籠城を選んだ二人の支会長は、午前4時に楊花大橋横の望遠漢江公園の送電 塔に上がったという。二人の支会長は、夜明けの冷たい風を受けながらのぼる 姿を組合員に見られたくなかったので明け方を選んだという。

二人の支会長は「二つの事業場の問題が解決しなければ絶対に降りない」と言っ ている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-10-21 04:42:24 / Last modified on 2009-09-30 14:27:55 Copyright: Default

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