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決裂した交渉...キリュン分会、15日に米遠征闘争へ

「遠征闘争が終わりではない。人権を守るために闘う」

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2008年10月14日17時40分

再びキリュン労使の交渉が決裂したことで、キリュン分会はキリュン電子の最 大の納品先であるシリウス本社があるアメリカへの遠征闘争に突入する予定だ。

遠征闘争を延期して交渉をしたが決裂

9月の交渉決裂後、キリュン分会は断食94日の9月12日、キリュン分会のキム・ ソヨン分会長が断食を中断し、「積極的な打撃闘争を繰り広げる」と宣言した。 これに伴い、キリュン電子の最大納品先のシリウス社がある米国への遠征闘争 を準備していた。予定通りなら、10月8日に遠征闘争団が米国に発つはずだった が、キリュン電子が10月6日にキリュン分会に妥結を前提とした交渉再開を提案 してきた。

そのためキリュン分会は遠征闘争を延期し、10月8日にキリュン電子との交渉を 再開した。12日には午後5時から翌午前2時まで交渉を続けたが、最終的に交渉 の結果は決裂だった。

キリュン労使が今回の交渉で意見の違いを見せたのは雇用人員と雇用形態で、 これまでの交渉とあまり違わなかった。キリュン分会の要求事項は復職希望者 22人の復職と、子会社への就職、およびキリュン電子の雇用保証だった。だが キリュン電子は10人だけ復職させ、新設会社設立2年後の経営評価で新設会社の 買収を検討するという回答をしてきたという。

キリュン分会は、「雇用人員と雇用形態だけ解決すれば、解雇期間の賃金損失 と法的費用などの金銭補償は使用者側の意見に従うといったが、回答は以前と ほとんど違わなかった」とし「交渉決裂後、ペ・ヨンフン理事が『労組は大き な失敗をした。これから後悔するだろう』という意味深長な言葉を残して去っ た」と明らかにした。

「シリウス社圧迫と設備搬出阻止闘争を併行」

交渉が決裂した翌13日、キリュン電子で物理的衝突が発生した。

キリュン分会は交渉の決裂で、キリュン電子が会社の設備を工場外に搬出する と予想していたという。九老のキリュン電子本社敷地の購入者が残金を全額支 払い、来る25日に敷地を受け渡すことにしたためだという。

10月13日、キリュン電子正門からコンテナ車両が出ようとしているのを確認し たキリュン分会組合員たちは、車両確認を要求したという。だがキリュン電子 職員約50人が集まり、キリュン分会組合員を制止する過程で物理的衝突が発生 した。キリュン分会はこの過程で組合員の足と口を切るほどの打撲を受け たと 明らかにしている。

キム・ソヨン分会長は「ペ・ヨンフン理事長の言葉がどんな意味なのか、13日 のことではっきりした。ストライキの時に救社隊がいた宿舎を補修しているの を確認した」とし「使用者側は物理力を動員して私たちを追い出そうとするが、 人間らしく生きるため、人権を守るための闘争は続く」と話した。

キリュン分会は、交渉の決裂で米国遠征闘争に入る。10月14日、大統領府前で 記者会見を行い、「シリウス社は納品されればそれまでだと思っていたが、納 品する業者が非正規労働者を人間以下に扱い、1150日以上、労働者の基本的な 要求を実現しない労働弾圧事業場であることをしるべきだ」と述べた。

遠征闘争団は10月15日に出国し、アメリカの労組団体連合UAEと連帯してシリウ ス社との面談、宣伝戦、連帯懇談会などを行い、海外同胞社会と米国市民社会 にキリュン問題を知らせる計画だ。

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&id=44376原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-10-14 22:54:58 / Last modified on 2008-10-14 22:54:59 Copyright: Default

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