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世の中の外の監獄に出てまた断食

[寄稿] 9.23非正規職ない世の中作り「一万宣言、一万行動」のために

キム・ソンファン(サムスン一般労組)/ 2008年09月16日13時53分

2007年12月31日、永登浦刑務所から特使で釈放されて8か月が過ぎた。釈放後、 初めての旧盆名節の日が切ない。そんな日に私はまたキリュン非正規職女性労 働者の闘争現場で生涯10回目の断食をしている。獣以下の暮しを強要する監房 での断食は、赦免が壁で詰まり、窓には鉄格子が填められ、房から見える外の 世界は高層アパートだけだった。空まで丸い空でなく、アパートの間から見え る四角い空だった。それでも希望があったのは、正義が飯を食べさせてくれる という信頼があるためだった。一人で閉じ込められて暮す懲役暮らしではない という悟りがあったためだ

この34か月間、監獄に閉じ込められて暮し、私は九回のハンストをしなければ ならなかった。ほとんどがキリュン非正規職女性労働者闘争とKTX-セマウル号 女性乗務員、コスコム、ニューコア-イーランドなどの長期闘争事業場労働者の 勝利と現場復帰のためだった。全国に拘束された労働者と国家保安法関連良心 犯がいつも一緒にしていた。

実際に断食のためにキリュン電子警備室屋上の座込み場にくると、監獄とは比 較できないほどこじんまりとしていて展望が良い。暖かい故郷に来た感じがす る。出入りする人が一目で見える。いるべき所に私がいるという気持だ。

ついに9回の塀の上の塀を壊して世の中の外に出てきて変わったことがあるとす れば、この社会は単にちょっと広い監獄に過ぎないということだった。収監中 の時よりさらに多くの問題と戦わなければならないということだった。お金と 権力が人間の良心を支配する浅はかな資本の壁に対抗し、相変らず暮している ということだ。どう戦いながら暮せば恥ずかしくない暮らしなのかを学ぶ世の 中だった。おかしな話だが、釈放されてもたびたびつらくなると帰りたくなる ところが監獄だった。今や秋夕連休を言い訳にして、世の中の外の監獄に戻り、 私はまた断食をしている

無期限の断食ではなく、負担は少ない。キリュンのキム・ソヨン分会長は断食 94日目の金曜日朝7時、座込み場で倒れ、急いで緑色病院に運ばれた。その過程 でキム・ソヨン分会長の命賭けの闘争を韓国社会すべての闘争として受けとめ るための宗教界、社会団体代表者リレー同調ハンストが提案された。その初め ての走者として出て来たカトリック人権委員会のビョン・ヨンシク共同代表な どが席を守ることになった。

一方、私たちのリレー同調ハンストは、キリュン闘争を越え、9月23日に開かれ るすべての長期闘争事業場の『非正規職撤廃のための一万宣言、一万行動』に 関する力を集めるためでもある。キリュン闘争を通してKTX-セマウル、コスコ ム、ニューコア-イーランド、GM大宇、誠信女子大など、多くの非正規職の涙ぐ ましい闘争を通して、今われわれは890万の人々を非正規職として制度化し、差 別する社会はもう撤廃すべきだということを知った。そんな社会的闘争に進も うという抗弁でもある。

この数か月間に数万、数十万のキャンドルが光化門交差点を囲む驚異的な姿を 見るたびに、一方、そのキャンドルに束手無策で囲まれているキリュン女性労 働者とイーランドなどの長期闘争事業場労働者から限りない孤独さを感じるた りもした。そのたびに私は彼らの孤独な座り込みテントをたずねた。キャンド ルと非正規職が会わなければならないという切実な気持だった。

それで私は世の中の外で初めて迎える旧盆名節に、金と権力に対抗し、人間の 尊厳を守るためにキリュン電子警備室屋上で断食をしながら、私たちのように 戦おうと話しているのかもしれない。私は感じたいのだ。私一人が監獄生活を したのではないように、浅はかな資本と戦う人々がこんなに多いということを 感じたい。3年間監獄に閉じ込められて出てきても、こんなに生きているのは、 私がすごかったのではなく、あなた方がいたからだと言いたい。キャンドルデ モから進化して、今は非正規職闘争に参加しているネチズンの皆さんと市民に、 こうして会えてうれしいというあいさつを現場で差し上げたくて、私はこうし て誰かを待ちながら座っている。9月23日、私たち皆がまた巨大なキャンドルで 光化門で会えることを期待しながら。

私たちの時代の野蛮と差別の根源890万非正規職撤廃のための『万人宣言、万人行動』に一緒にして下さい

  1. 一万宣言
    • 宣言費5000ウォンを納付して下されば良いです。
    • 宣言費は新聞広告費と非正規長期闘争事業場基金に使われます。
    • 入金口座/ (新韓銀行) 140-008-234498人権運動サランバン パク・レグン
  2. 一万行動
    • 9月23日の行動に参加して下さい。
    • 個人別、団体別立場表明と多様な参加行動を組織して下さい。 (地域非正規闘争事業場訪問、当日パフォーマンス、宣伝など)
    • 『非正規職ない世の中作り』社会運動ネットワークに参加して下さい。
  3. 日程(場所は今後公示する予定です。)
    • 9月23日午後1時、非正規職ない世の中のための社会元老/代表者時局宣言
    • 9月23日午後4時、民主労総総力決意大会
    • 9月23日午後7時、キャンドル文化祭
  • といあわせ/パク・レグン(010-2729-5363)、ソン・ギョンドン(018-278-3096)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-09-19 00:47:08 / Last modified on 2008-09-19 00:47:09 Copyright: Default

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