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シム・サンジョン、「民労再党創立覚悟...『非正規職』の主体形成を」

権永吉、「創党精神に戻って白衣従軍」

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2007年12月21日13時55分

民主労働党が得票率3%の選挙惨敗で、創党以来最大の危機に陥っている中、共 同選対委員長のシム・サンジョン議員は12月21日「民主労働党は再党創立の覚 悟をすべきだ」とし「国民から新しい期待を集められる進歩政治主導者を新し く形成しなければならない」と述べた。

「新しい主体、外縁拡大より内容が優先」

シム・サンジョン議員はこの日、MBCラジオの『ソン・ソッキの視線集中』に出 演し「進歩政党にふさわしくなく、変化に鈍感だ。党内では今責任を負わない。 進歩政治勢力として、ビジョンと代案を出すのではなく反対と批判運動に留まっ ている。政派対立の構図と政派の覇権主義が支配する政党だ」と批判を数え上 げ、「民主労働党体制に危機を持たらした問題をどう実践的に克服するかとい う問題が核心」と話した。

そのために「党主体の刷新と広範な政治主体形成」が必要で、「単に外縁拡大 という面より進歩政党として国民に信頼と信頼を与えられる内容変化が核心」 と強調した。

『民主労働党という党名や、民主労総との関係を再検討するという意味か』と いう司会者の質問に、「技術的な側面での接近ではなく、労働者を基盤とする 政党なので、民主労総だけでなく、870万非正規職を含む名実共に労働者政党 として再出発しようということ」と答えた。

続いて「労働戦略やビジョン、または組織化についての何かの計画などを全面 的に検討しなければならない」と付け加えた。民主労働党の最大の支持基盤で ある民主労総が、非正規職を引き込めないまま『大企業-正規職労組』に固着さ れているだけに、党が非正規職抱き込みのため独自の戦略を樹立しなければな らないという意味といえる。

「大統領選挙の敗北は、外部環境より党内要因が大きい」

シム・サンジョン議員は、李明博・李会昌候補の合計得票率が63%を越える保守 右派の圧勝について「進歩改革勢力への背信」と評価し、「盧武鉉政権におけ る非正規職量産、韓米FTA、イラク派兵など、進歩改革勢力に要求されていた国 民の期待に対し、本当に想像もできないことが行われた。それに対する信号を 何回も以前の選挙で見せたのに反省をしなかった。失政に加え、無反省な態度 まで、今回はとても厳しい審判をしたと考える」と話した。

シム・サンジョン議員は「今回の選挙では、インチキ改革勢力に対する国民の 審判を踏まえ、ハンナラ党対民主労働党の構図に行くというのが本来の目標で あった」とし「そうした代案勢力も成長できなかったことは別としても、未来 のために育てるべき政党としての評価も非常に厳しかった。民主労働党の衝撃 はこの部分にあると思う」と伝えた。

続いて「さまざまな外部の要件より前に、民主労働党自らの問題と認識するこ とが正しいと思う」とし「短期的には選挙戦略の失敗と言えるが、長期的には 7年間の民主労働党の活動、民主労働党の体制の危機だと党員は認識している」 と述べた。

シム・サンジョン議員は「民主労働党に対して国民が厳しい評価をしたが、進 歩政党の必要性や進歩政党の代案勢力の成長への期待などが破られたわけでは ないと思う」として「民主労働党がどれほど国民の注文に合わせて自分自身の 変化を模索するかが、今後の進歩政党の展望において最も重要なポイントだ」 と力説した。

権永吉、某所で休息中...選対委解団式にも不参加

民主労働党はこの日、文来洞の党舎で解団式を開いて選対委を公式に解体する。 権永吉候補は現在某所で休息しており、この日の解団式には参加しない予定だ という。

その代わりに権永吉候補は「今回の大統領選挙で権永吉と民主労働党に対する 国民の審判を謙虚に受け入れる。党員と支持者たちに申し訳なく思う。創党の 精神に立ち帰り、白衣従軍する」という短いメッセージを伝えた。

民主労働党は12月20日、総選挙比例代表登録を含む2008年党職公職選挙日程を 延期して、29日に中央委員会を開き、大統領選挙の結果の分析と事後対策など を議論することにした。党内では一時、「指導部は選挙の結果に責任を取って 総辞職しろ」という意見が提起されたが、代替人材がなく、今後の総選挙日程 を考慮して現在の体制を維持するという結論を下したという。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-27 15:37:49 / Last modified on 2007-12-27 15:37:51 Copyright: Default

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