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ソウル地下鉄労組、12月13日にストライキを予告

争議行為賛否投票71.02%で可決、公社側労組弾圧で労使対立加速

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年12月05日18時38分

ソウル地下鉄労働組合が12月13日の04時からストライキに突入する予定だ。

ソウル地下鉄労働組合は、12月3日から5日まで『2007年臨時団体協議争議行為 賛否投票』を行った結果、全組合員9561人のうち8031人(投票率84%)が投票に参 加し、71.02%(5704人)の賛成率で争議行為を可決させた。これにソウル地下鉄 労働組合は、進行中の団体交渉で特別な成果がなければ来る13日の04時付けで ストライキに突入する計画だ。

▲先月29日にはソウル地下鉄労働組合とソウル都市鉄道労働組合の共同組合員総会が開か れた。

ソウル地下鉄労働組合は、△労働弾圧粉砕および原状回復、△実質賃金争奪、 △解雇者原職復帰、△昇進など核心妥協案貫徹、△非正規職正規職化を会社側の ソウルメトロに要求している。

ソウル地下鉄労使は3日、4次団体交渉を行ったが特別な成果なく終わった。特 に、ソウルメトロが労働組合幹部14人を職位解除して支会の運動会に参加した 組合員394人を懲戒するなどで労働組合活動を弾圧しており、労使の対立は簡単 には解けないものと見られる。4次交渉でもソウルメトロ側は組合員の懲戒およ び職位解除には「弾圧とは思わない」という立場を固守した。

賃上げ率でも、労組側は実質賃金引上げ率を基準として5.9%の引上げを要求し ているが、ソウルメトロ側は行政自治部の指針を根拠に企画予算処の賃金ガイ ドラインの2%を越えられないという立場だ。

会社側が特別な態度変化を見せないため、4次交渉でソウル地下鉄労働組合のチョ ン・ヨンス委員長は「これ以上の交渉は無意味だ」とし「争議行為賛否投票が 進行している重大な局面だが、公社は4回の交渉の間、同じ言葉を繰り返してい る」と遺憾を示したという。 争議行為賛否投票を可決させたソウル地下鉄労働組合は、明日(6日)午前10時30分 に市庁駅ロビーで『現場幹部決意大会』を開く予定だ。

一方、ソウル地下鉄労働組合は11月27日の臨時代議員大会で争議発生を宣言し た。11月29日には、ソウル都市鉄道労働組合と共同で呉世勲ソウル市長を糾弾 する組合員総会を開いた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-07 18:16:53 / Last modified on 2007-12-07 18:16:55 Copyright: Default

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