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イーランド事態長期化...「労働部の無関心で会社は時間稼ぎ」

民主労総は千人打撃隊を組織、民主労働党は市民社会団体とともに

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年08月09日14時49分

民主労総、労働部前で決意大会を開き「代案ない」労働部を糾弾

イーランド労使は8回の交渉を行ったが、これと言った成果なく中断しており、 イーランドの不誠実な態度と今回の事態の根本的な原因である非正規法への 問題提起がさらに強まっている。

▲チュ・ボンヒ民主労総副委員長は高空籠城を敢行した。/チャムセサン資料写真

民主労総は今日(8月9日)の午前、果川政府総合庁舎にある労働部の前で決意大 会を開き、「非正規法の問題点を放棄している労働部」を糾弾した。この日の 集会には、現在非正規職問題で戦っているニューコア-イーランド労組組合員 とKTX-セマウル号乗務員労組組合員が参加した。

民主労総は集会で「非正規悪法を裁定した主管官庁である労働部が非正規法の 施行以後、イーランドをはじめ、非正規職解雇事態が発生しているのに、傍観 するだけで代案を用意しない」とし、「政府とイーランドは、非正規労働者が 疲れてあきらめるまで時間稼ぎをしている」と、イーランド事態が長期化した 原因を指摘した。

民主労総は8月16日、「イーランド流通店舗営業中断闘争を機動的に行うため」 に、千人あまりで構成された打撃隊を組織し、発隊式を開く予定だ。また、 8月18日には全国同時多発労働者大会が予定されている。

党代表は市民社会団体代表と会い、地区党はテント座り込みに突入

また民主労働党も今日、「イーランド闘争の新しい局面を市民社会団体ととも に作る」とし、「党の死活をかけてイーランド事態解決、非正規悪法再改正、 および非正規労働者の権利を保障するための闘争を始める」と宣言した。

そのためムン・ソンヒョン民主労働党代表はパク・ウォンスン希望製作所常任、 ナミュン・インスン女性団体連合常任代表などと会い「アウトソーシング、差 別是正などへのモニターなどの社会的モニターシステムを作り、生産者運動と 消費者運動の結合で運動の新しい方向性を作ろう」と提案した。ムン・ソンヒョ ン代表は、イーランド闘争を積極的に支援している民教協、YMCAなどの市民社 会団体代表たちとの会合を続ける計画だ。

各地の地区党も戦いをはじめた。民主労働党慶南道党は、昨日(8月8日)記者会 見を開き、ニューコア昌原店の前でテント座り込みに突入した。彼らは記者会 見文で「イーランド資本は必ず国民の審判を受ける」とし「イーランド非正規 職労働者が流す血の涙が無駄にならないように望む慶南道民と、最後まで戦い 抜く」と述べた。

キム・ギョンウク委員長、「眠れない」

現在、永登浦拘置所に収監されているイーランド一般労組のキム・ギョンウク 委員長の獄中手紙も公開された。

キム・ギョンウク委員長は、8月2日に送った手紙で、「韓国人の人質殺害の ニュースに続き、ニューコア江南店で座り込みをしていた組合員が警察に捕ま る場面を見て胸が張り裂けそうだった」とし「拘置所に閉じ込められて何もで きないまま、苦しい胸を打つだけの自分が情けなくて、地団駄を踏んで抵抗す る組合員たちの姿が目にありありと浮かび、眠れない」と心境を明らかにした。

続いてキム・ギョンウク委員長は、会社側に「私がお前たちに心から話す。取 るに足りない人にしたこと、すなわちおまえたちが二兄弟の中で最も取るに足 りない人にしたことがすなわち私にしたこと」という聖書の一節を伝えた。

一方、去る6日中断された交渉は今日(9日)午後再開される予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-08-15 04:41:22 / Last modified on 2007-08-15 04:41:23 Copyright: Default

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