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ホームエバー蔚山分会、未払い賃金・労組業務妨害で会社側を告訴

「弱者を保護する最低限の法の精神が生きていることを見せてくれ」

蔚山労働ニュース http://www.nodongnews.or.kr / 2007年08月07日11時34分

イーランド一般労組ホームエバー蔚山分会は8月6日、蔚山地方法院の前で記者 会見を行い、裁判所と検察に未払い賃金支給命令申請と告訴状を各々提出した。

▲蔚山地方法院の前記者会見

ホームエバー蔚山分会によれば、昨年12月23日から25日までソウル上岩洞の ワールドカップ店で15人、昨年12月29日から今年1月1日までソウルのパンハク店に 18人が支援勤務に行ったが、会社がソウルまでの移動時間に対する賃金を 払わなかったという。

蔚山分会は1人当り約4万ウォン、計107万4500ウォンの未払い賃金支給を要求 し、裁判所に支給命令申請を出した。

キム・ハックン分会長は「労働部もイーランド側に120万ウォン余りの未払い 賃金の支払いを命令した」とし「会社は組合員個人当たり約4万ウォンもなら ない未払い賃金をまだ支払わずにいる」と話した。

蔚山分会はまた検察にホームエバー蔚山店李サンヨン店長他12人と入店業者の 代表ユソルのイジョンミン社長などを労組業務妨害で告訴した。

蔚山分会は「いつも売り場1階のレジの前で平和に宣伝活動と組合員報告活動 をしてきたし、顧客の通路も確保してきたのに、2階のユソルから売台を持っ て降りてきて、労働組合活動を妨害した」とし「テナントを中心に大型アンプ で対抗集会をするのは明白な業務妨害」と主張した。

これと共にホームエバー蔚山分会は、蔚山労働支庁に「これまで支払われてい ない保全手当てを支払え」とし、ホームエバー蔚山店を相手に告発状を提出した。

蔚山分会は「カルフの時、勤労契約に明示されていた保全手当てを会社は週休 手当てのように扱って、支払わなかった」とし「カルフから営業を譲渡された イーランドがその責任を負って未払いの保全手当てを支払え」と主張した。

また「カルフの時から働いてきた非正規職労働者32人が一か月平均10万ウォン ほどの保全手当てを支払われていない」とし「カルフで3年勤めていたとすれ ば360万ウォンほどの賃金が未払いになっている」と明らかにした。

ホームエバー蔚山分会のキム・ハックン分会長は「このように低い賃金とその 低い賃金さえ踏み倒すイーランドは、8月3日、14人の組合員に1億ウォンの損 害賠償を請求し、営業妨害仮処分申請で、事実上、労働組合の争議権を剥奪し た」と話した。

続いて「政府は事前予防措置や公正な仲裁者としての積極的な役割を遂行せず、 事実上使用者の肩を持って事態を悪化させてきた」と指摘した。

また「労働部もまたイーランド会社側の解約と外注転換の違法不当性や各種の 労働法違反の事例を知りながら、ストライキと座り込みで事態が拡大するまで しかるべき措置を取らなかった。労使間交渉の前に長官がストライキ座り込み に対する公権力投入を公開で言及したことで、法執行上、偏向的な立場を堅持 してきた」と付け加えた。

司法府に対しても「憲法で保障されている労働基本権は全く考慮せず、使用者 の要求のとおりに営業妨害仮処分申請を受け入れたことで、労働者の胸にもう 一度釘を打ち込んだ」と糾弾した。

キム・ハックン分会長は「支給決定命令を無視して支払われずにいる未払いの 賃金と、労働組合活動を妨害した業務妨害行為に対して厳重に調べ、処罰する よう要求する」とし「弱者を保護する最低限の法の精神が生きていることを見 せるよう要請する」と明らかにした。

一方、民主労総蔚山本部は6日の午後に緊急運営委員会を開き「イーランド- ニューコア労組ストライキ闘争支援方針」を議論して闘争支援金の募金、毎週 水曜日の残業拒否と地域集中文化祭開催などを決定する予定だ。(イ・ジョンホ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-08-10 23:25:07 / Last modified on 2007-08-10 23:25:08 Copyright: Default

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