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二回の強制連行、社会的糾弾があふれる

「盧武鉉政府は非正規職労働者を二回殺した」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年07月31日16時33分

7月20日、ホームエバー上岩店の占拠座込み場に公権力が投入されたのに続い て今日(7月31日)の明け方にもニューコア江南店で公権力による強制連行とい う事態が起き、民主労働党をはじめとする労働社会団体がいっせいにこれを糾 弾した。

7月29日、イーランド-ニューコア労組の組合員たちがニューコア・キムスクラブ 江南店で占拠座り込みをして以来、毎日彼らを支持する数百人の団体活動家と 市民が売り場の外で二日間の野宿座り込みをしながら文化祭を開くなど、支援 してきた。

彼らは口を揃えて座込み場に公権力を投入した政府を批判する一方、「非正規 職拡散法」であることが明らかになった非正規職法に対する労働部の責任を問 うた。合わせてイーランド会社側に誠実な交渉を要求し、警察に対しては連行 された組合員たちの早急な釈放と責任者の謝罪を要求した。

民主労働党、「公党の政治活動まで弾圧... 軍事独裁政権そのもの」

段炳浩議員、チョン・ヨンセ議員、シム・サンジョン議員、ムン・ソンヒョン 代表などをはじめ、多くの党員がイーランド-ニューコア労働組合闘争に参加 していた民主労働党は、今日午前、党のブリーフィングで「公党代表の政治活 動と国会議員の議院活動さえ、公権力で弾圧する政府の超法規的な態度は理性 を失った行為で、軍事独裁政権そのもの」と批判した。

強制連行現場にいた民主労働党の議員たちは、組合員が連行される過程で警察 に押し退けられたり服が破かれるなどの侮辱を受けた。民主労働党は「どんな に公権力で隠そうとしても、非正規拡散法の本質を隠すことはできない」とし 「今日の暴力蛮行に対して警察庁は瑞草警察署長などの責任者を問責して謝罪 しろ」と要求した。

韓国社会党、「会社の不誠実が占拠座り込みを呼んだ」

韓国社会党も今日午前の声明書で「連行された非正規職労働者たちを釈放しろ」 と要求した。韓国社会党は、ニューコアキムスクラブ江南店の占拠座り込みに ついて「占拠を解除した後の交渉を要求して交渉を決裂させ、占拠座り込みが 解除された後も交渉に誠実に臨まない会社側が事態を崖へ推し進めた」とし 「イーランド労組員が2次占拠座り込みを敢行したのも、口を硬く閉ざす会社 と対話をするためのやむをえない選択だった」と指摘した。

韓国社会党は「政府は事態の根本的な原因であるザル非正規職法をどう改正す るのかを考えるべき」とし「不当に連行された非正規職労働者と民主労働党の 党役員などを釈放し、誠実な交渉に応じない会社側には、積極的に法的責任を 問うことを強く要請する」と明らかにした。

全非連、「鄭夢九宣告は延期、女性非正規職労働者は暴力連行」

全国非正規職労組連帯会議(全非連)は、懲役6年を求刑され、今日判決公判が 予定されていた鄭夢九現代自動車会長の公判延期事態も共に言及した。鄭夢九 会長の宣告は、突然の弁論再開で8月27日に延期された。

全非連は今日明け方、特殊機動隊を含む約4600人の公権力が投入されたニュー コア江南店占拠座込み場の強制連行事態をについて、「ある(労組の)座込み場 に二度も公権力を投入したことは、これまでになかった。不法な不当労働行為 を続けてきたイーランド資本を保護するために使われたという点で、長く歴史 に残る事件として記録されるだろう」と指摘した。

全非連は今日の暴力連行事態とともに、鄭夢九会長の宣告公判延期について、 「7月31日の1日に起きた2つの事件、これがまさに盧武鉉政府の本質と国家権 力が誰のために存在するのかを赤裸々に見せる」と糾弾した。

労働社会団体、「盧武鉉退陣」主張

これ以外にも多くの労働社会団体も強い怒りを表出した。「利潤より人間を」 は声明書で「『参加』の仮面をかぶり、軍事政権を凌駕する盧武鉉暴力政権は 退陣しろ」という立場を明らかにした。彼らは「現在ニューコア、ホームエバー が営業できないのは、労働者の占拠ストライキのためではなく、労働者を思い のままに解雇して外注化しようとしているイーランド資本と、解雇と間接雇用 を作る非正規悪法、および盧武鉉政権の責任」とし「盧武鉉政権が軍事政権と 同じように、物理的に民衆を蹂躙しようとすればするほど、闘争は20年前の 労働者民衆大闘争のようにますます激しくなる」と警告した。

社会進歩連帯も「再び非正規労働者を踏みにじった盧武鉉政権は退け」という タイトルの今日付けの声明書で、盧武鉉政権が『非正規労働者虐殺政権』だと 強く非難し、「野蛮な暴挙はとても許せない」と明らかにした。また「今回の 事態の全責任は、盧武鉉政権とイーランド会社側にある」とし「非正規職を大 量に量産しながら責任を負わず、暴力を動員するばかりの政府、非正規職を大 量に解雇して搾取だけを続ける資本は、ひざまずいて謝罪し、非正規労働者の すさまじい叫びを受け止めろ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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