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「韓国でイーランドに商売はさせない」

民主労総、イーランドグループ糾弾大会を開催...警察、放水銃に消火器まで動員

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月27日18時59分

集会参加者、警察の盾で殴られ、緊急搬送

▲公共運輸連盟全国運輸産業労組貨物連帯仁川支部組合員が警察の盾に頭に殴られて、応急治療を受けている。[出処:公共運輸連盟]

今日(7月27日)、ホームエバー上岩店前で開かれた『非正規職労働者大量解雇 イーランド・ニューコア糾弾民主労総総力決意大会』で、警察は再び放水銃と 消火器を動員する暴力を行った。

この過程で10数人の集会参加者が連行され、警察が振り回した盾にあたって イーランド一般労組組合員2人が救急車で搬送された。貨物連帯仁川支部の 組合員も警察の盾で頭を殴られ、漢江誠心病院に緊急に搬送された。

▲集会が終わって売り場に入ろうとする組合員を警察が盾と棒で防いで立っている。/イ・ジョンウォン記者

▲イ・ジョンウォン記者

決意大会直後、ニューコア-イーランド労組の組合員たちはホームエバーへの 進入闘争を行った。だが警察は消火器と放水銃で出入を阻止した。これに怒っ た集会参加者の一部は外の消火栓から水を引き、警察と対抗した。警察と集会 参加者の衝突は約3時間続いた。

民主労総は、「今日の暴力事態の責任は、売り場への自由な出入まで阻止した 警察が負うことになる」と警告した。

▲警察が集会隊伍を放水銃で解散させている。/イ・ジョンウォン記者

▲警察が集会隊伍を解散させようと放水銃を撃った。組合員たちは消火ホースで、正面から対抗している。/イ・ジョンウォン記者

午後6時30分現在、集会の参加者はひとまず隊伍を立て直し、午後7時からの キャンドル文化祭の準備をしている。

このためこの日、ホームエバー上岩店は自主的に営業を中断した。

李錫行、「イーランドに商売をさせないことが社会正義」

民主労総の李錫行委員長は決意大会で、労働部の李相洙(イ・サンス)長官の第 3者発言に対して「ニューコア-イーランド労組の組合員は民主労総の組合員で あり、彼らの要求はまさに民主労総の要求」とし「李相洙長官は軍事独裁時期 の長官なのか、参与政府の長官かわからない」と非難した。

続いて李錫行委員長は「イーランドグループは、非正規職労働者を一週間に 40時間もこき使いながらやっと80万ウォンを払い、自分たちの利益の10%を 社会に還元すると自慢している」とし「イーランドグループを赦せない。 単なる糾弾ではなく、イーランドに韓国で商売できないようにする。 これが社会を正しく立て直す正義だ」と語った。また、「非正規職労働者の 戦いは、腐っていく韓国社会を取り除く戦い」とし「イーランドグループが 退く日まで、盧武鉉政権が退く日まで、戦わなければならない」と声を高めた。

UNI、「全世界の労働者がイーランド不買運動を始める」

この日の集会では国際労働団体の支持演説も続いた。

国際事務職労組連合(UNI)のヤン・フルステンブルク商業分科局長は、「イー ランド資本は人間の基本的人権を侵害した。非正規職労働者たちはこれに抵抗 している」とニューコア-イーランド労組組合員たちに尊敬を表わし、「イー ランドの最大のミスは、外部勢力の公権力で対応したこと」とし「全世界1600 万労働者たちが連帯する」と語った。

続いてヤン・フルステンブルク商業分科局長は韓国政府の公権力投入を糾弾し て拘束された指導部の釈放を要求した。ヤン・フルステンブルク商業分科局長 は、「イーランド闘争は必ず勝つ」とし「イーランドグループが非正規職労働 者を人間らしく扱うようになるまで、イーランド労働者による戦いへの支援を 惜しまない」と話した。

UNIは今日の午前中に記者会見も開き「全世界労働者たちと共にイーランドに 対する不買運動を始める」と宣言した。

「非人間的企業イーランドと非正規職拡散信念政権の野合」

▲決議文を読んだ後、イーランド企業シンボルを火あぶりにした。/イ・ジョンウォン記者

集会の参加者たちは闘争決議文で「イーランド資本は正当な労働三権を踏みに じってきた破廉恥な企業であり、宗教を悪用して世の中を欺瞞し、労働者の汗 と涙を絞った非人間的な企業」とし「労働者が古草履のように投げ捨てられる 理由は、資本の邪魔になるという理由でしかない」とイーランドグループの反 労働者的態度を指摘、「イーランド資本の背後には、低賃金不安定雇用政策、 非正規拡散政策を信念と感じてきた政権がかくれている。彼らはすでに一つの 船に乗った野合勢力」と今回の事態に対する政府の姿勢を指摘した。

▲イ・ジョンウォン記者

続いて集会の参加者たちは、△パク・ソンス会長拘束捜査、△公権力投入に対 する盧武鉉大統領の公式謝罪、△非正規悪法無効化と全面再改正などを要求した。

会社側は労組側の交渉委員の身辺保護をせず、交渉が開けない

一方、昨日(26日)、会社側の代表理事不参加で再開もできなかった交渉は、今 日も行われなかった。

労組側は交渉委員の身辺保護要請をしたが、会社側がこれに対する回答どころ か外部での交渉を主張し、場所の問題で議論が続いた。労組側は民主労総での 交渉を要求したが、会社側がこれを拒否した。会社側は来る30日の交渉をまた 提案したが、場所は民主労総ではない他の場所で開くことに固執している。

昨日の交渉の直前には、自主出頭して調査を受けた労組側交渉委員のイーラン ド一般労組イ・ナムシン首席副委員長とイ・ギョンオク副委員長を拘束され、 彼らが交渉に参加できなくなった。そのため労組側は交渉委員の身辺保護を強 く要求しているのだ。

そのため30日に開かれる交渉も、会社側が労組側の身辺保護を約束しない以上、 再開の可能性は薄い。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-31 09:49:40 / Last modified on 2007-07-31 09:49:44 Copyright: Default

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